6,新図書館の蔵書の購入について
菊池議員の質問
以前、私は、新しい図書館の設置提案者として、文教厚生委員会で、北茨城市と福島県矢祭町の図書館を見学してきました。2016年8月5日のことです。福島県矢祭町は、「もったいない図書館」として全国から多くの寄付で図書を集めました。その数、6000人から45万冊の本が集まりました。ここまではマスメディアも報道しました。
ところが、実は困ったことが起きました。同じ「全集版」が、10組以上も集まったのです。さらに、大きな問題は、図書館開館後は、寄付者は自分の寄付した本が、図書館に並べてあると思い、見学にきたのです。そこで、矢祭町では、寄付者の名前を窓ガラスに記名して、同じ本は、仕舞ってしまいました。
桜川市でも、安い書店で買ったりした方がいいとの声もありました。しかし、私は後々のことを考えて、慎重に購入先を考えた方がいいと思います。
もう一つは、地元桜川市の作家の方の本をどう並べるかです。真壁町紫尾は、直木賞作家の海老澤泰久氏の出身地です。海老澤氏の本が伝承館の図書室に並んでいます。
私が知っている情報でも、岩瀬地区にも、大和地区にも複数の本を出版した作家がいます。それ以外にも居るかもしれません。地元出身者・在住者の本を並べ、市民に紹介していただきたい。地元作家の本の蒐集に力を入れていただきたいと考えるのです。どのように考えるのか、伺います。
教育部長の答弁
寄付の受け入れは、貴重本や地域資料は除いて、寄贈の申し入れにはルールをつくることを考えています。桜川出身の方の著作は、積極的に収集していくべきと考えています。図書館には企画展示スペースがありますで、業績を広く紹介していきたいと考えています。