菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

「国籍とアイデンティティー」ー前川喜平氏の論評

2024年08月04日 09時52分59秒 | 地方政治
 今日の東京新聞・本音のコラムには、「国籍とアイデンティティー」と題して、前川喜平氏が書いている。私も同感なので、紹介したい。

 「国籍とアイデンティティー」
 前川喜平

 パリ五輪。テレビはほとんど見ないが、新聞記事は多少読んでいる。「ほぉ」と思ったのは柔道女子57㌔級決勝を戦った2人が日本育ちの外国人選手だったことだ。

 金メダルのクリスタ選手は、父がカナダ人で母が日本人。長野県塩尻市育ち、松商学園から山梨学院大学に進んだ。日本の五輪代表への道が遠いと感じ、2017年にカナダ国籍を選んだ。初めはカナダ代表に違和感があったが、今は居心地がいいと語る。五輪代表に選ばれると地元では壮行会が開かれ、市役所には懸垂幕が掲げられた。彼女が金メダルを取った日、信濃毎日は号外を出した。
 
 銀メダルの許海実(ホミミ)選手は、父が外国人で母は日本人の在日4世。東京都江戸川区で育ち、帝京高校から早稲田大学に学んだ。普段はあまり在日コリアンということを気にしないという。日本での試合は、池田海実という日本名で出ていた。韓国代表になることを選んだのは、祖母がそれを望んだから。今は、韓国語も自然に話せるようになった。

 この2人から改めて感じるのは、国籍は個人のアイデンティティーの一部でしかないことだ。

 52㌔級2回戦で敗退し号泣した阿部詩選手には、SNSに心無い投稿があふれたそうだ。泣きたい時は泣きたいだけ泣けばいい。でもその涙は自分のため。国のためには泣く必要はない。
(現代教育行政研究会代表)

注)
 阿部詩選手の「号泣」問題は、前川氏の「でもその涙は自分のため。国のためには泣く必要はない」とい言い回しに、すっきりしました。

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