菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

ご隠居の怒りー三木義一氏(青学大名誉教授)

2020年10月08日 15時46分33秒 | 国政
 今日の東京新聞・本音のコラム欄は青学大名誉教授の三木義一氏です。その三木氏が「理由付記」と題して、日本学術会議会員の任命拒否について、書いている。紹介したい。

 理由付記
 三木義一


「ご隠居さん、ずいぶんお怒りのご様子で?」
「おお、八つあん、怒っているなんてもんじゃない。予想通り、相当狡猾な男が首相になってしまったようだ」
「あの、学術会議の任命拒否の件ですか」
「そうじゃー。こっそりバッサリと切り、後はマスコミなどに言質を与えないように沈黙する」
「パンケーキで記者との懇親会なんてのはやったようですよ」
「ちゃんと説明せずに、オフレコでしっぽを振ってついてきた連中だけに本音を少しづつ漏らすんじゃないかの。ついていく連中も情けない」
「理由がはっきりわからないと議論がしようがねえですよ」
「そうじゃ。その間に菅の寵愛を受けたい連中が日本学術会議批判などをして論点をずらす」
「なーるほど」
「菅は法の支配など言うが、法の世界では、行政が行なう不利益処分には理由付記が必要になっている。平成25年からはすべての課税処分に理由付記が必要になっておるんじゃぞ!」
「ほう、そりゃすげえ」
「税務署でけんかになって、怒った勢いで課税したくなっても、理由を書かねばならないとなると、そこで冷静になれるからの~。だから、権力者による処分には理由付記が必要なんだ」
「ところが、菅政権は理由を知られるとまずいので変えたんだ。不記に!
(青学大名誉教授)
 
 

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