菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

「天皇生前退位の発言」を聞いて

2016年08月08日 15時27分12秒 | 日々の雑感
  昨日の「天皇の生前退位希望」の発言を聞いて、一番、印象深く残ったのは、最後の部分です。
すぐにでもブログに書きたかったのですが、正確をきすため、今朝の新聞でその文章を読むまで、ブログに書きませんでした。

次の部分です。

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 更にこれまでの皇室のしきたりとして、天皇の終焉に当っては、重いモガリの行事が連日にほぼ2か月にわたって続き、その後、喪儀に関する行事が、1年間続きます。
 そのような様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残され家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。
 こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの胸に去来することもあります。

 注)モガリの字が、私のパソコンでは出ませんので、カタカナにしました。
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 明治天皇が亡くなったときは、一緒に死ぬという殉死する人まで現れた。

 大正天皇が亡くなったときは、大正天皇が病死であったこともあり、あまり世間には伝わっていない。

 昭和天皇がなくなった昭和64年の時には、ラグビーの高校選手権決勝の試合が中止になった。
 それから、だれが言い出したか知らないが、テレビは、自粛、自粛、自粛で、レンタルビデオ店は大混雑した。
 私も、子どもにせがまれて、ビデオデッキを購入した思い出がある。

 天皇としては、国民にこんな思いはさせたくないとの思いであるのかもしれない。

 もう1つは、なんといっても、皇太子や皇太子妃にかける「重圧」を心配しているのではないか。
 2か月にわたって続くモガリの行事の具体的な内容は知らないが、とくに皇太子妃にかける負担は相当なものであるとして、心配するのも、もっともなものであると思う。

 問題は、「女性活躍社会を掲げながら、女性天皇を否定する」、また「元首天皇の憲法改正案をもつ」ウルトラ右翼の安倍晋三首相が、象徴天皇の「お言葉」をどう受け止めるかである。


  

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日本共産党創立94周年記念講演文を読む

2016年08月08日 14時14分25秒 | 議員活動
 8月5日、日本共産党創立記念講演会が行われました。
日本共産党委員長志位和夫氏が、「野党と市民の共闘と、日本政治の展望」と題して講演したものです。
 さきの参議院選挙、都知事選挙を振り返りながら、今後の政治展望を語っています。みなさんにも参考になると思ったことを、私なりに紹介いたします。

★ 東京都知事選挙をどう見るか

 メディアは小池百合子、増田寛也、鳥越俊太郎の「競い合い」を国民が興味を引くように報道いたしました。選挙が終れば、新知事と自民党都議団の対立構造をおもしろおかしく報道しています。さらには、新知事と五輪担当相との「軋轢」をおもしろおかしく報道しています。
 そんな表面的な対立は、テレビの映像としては面白いかもしれませんが、もっと政治がどう動くかを、冷静に見なければなりません。

 私だって、鳥越氏の「大島町での消費税5%発言」、「政策の第一番ががん検診100%」には、おおいにがっかりしたことは事実です。また、年齢的にも76歳で4年間まっとうできるのか、一般都民であれば、だれでも心配するものです。

 また、野党統一候補をめぐって、民進党のと都連幹部が、具体名を挙げて「迷走」したことにはがっかりしました。

 「とにかく、統一候補を決めるときには、決まるまで発表しない」。これが原則ではないでしょうか。
 その点、共産党幹部は、一切、決定の道筋は発表していません。これでなくてはいけないのです。

 新聞記者の質問に答えて、「宇都宮さんの立候補辞退」へのコメントは発表しましたが・・・・・・・・・。

 志位委員長は次のように述べています。
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 1つは、鳥越俊太郎さんが、都民の願いに応えた政策転換の旗印を堂々と掲げたことです。鳥越さんは「都民の声を聞く」姿勢を貫き、「住んで良し、働いてよし、学んでよし、環境によしー4つのよしの東京」を掲げ、これまでの大型開発優先から都民の暮らし優先の都政への転換を掲げました。

 さらに非核都市宣言」を公約し、平和と憲法を守り、安倍暴走政治ストップの旗印を掲げました。鳥越さんが、これらの大義ある旗印を堂々と掲げてたたかいぬいたことは今後のたたかいに必ず生きると、私は確信をもって言いたいと思います。

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 テレビに出てくる評論家は、平和の問題、原発の問題、憲法の問題は「都政の問題ではない」と、一刀両断に批判しました。
 
 しかし、冷静に考えてみれば、そんなことはありません。横田基地の問題、羽田の飛行機の進入路の問題は、「安保問題」を避けては通れません。
 電力の大消費地東京は、原発の問題を抜くわけにはいきません。
 憲法の問題は、待機児解消、人間らしく暮らすことの根本問題です。
 とにかく、都民の声を聞く耳を持たなかった知事が続いた東京都政に、「都民の声を聞く」姿勢を前面に打ち出した候補者が、134万票をえたことは、大きな成果であることは変わりないのです。

 革新自治体の時は、「憲法をくらしに生かす」という垂れ幕が、自治体庁舎にかかっていたのです。

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 いま1つは、参議院選挙でおおきな成果をあげた「4野党プラス市民」という共闘の枠組みが、都知事選挙でも発展したことです。
首都・東京でも野党と市民が肩を並べてたたかい、協力の関係は市区町村段階まで多面的な形で発展しました。

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 私は、美濃部都知事誕生の時には、実家が東京でもあったため、実家に帰って、友達の家を回りましたが、今回はしませんでした。(あのころは、3~4月のいっせい地方選挙でしたが)。
 今回は、東京にはいきませんでしたが、しんぶん赤旗の報道でみても、多くの市民がボランティアで、鳥越氏を応援している写真をみても、「野党と市民の共闘が前進していることを実感いたしました。


 


 


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