今日の茨城新聞には、「いばらきワイド」欄に、設楽市長の初登庁の写真が載っています。とにかく、21票差という「僅差」であったことから、「異議申し立てがあって、再開票」もあるのではないかと考えていたので、ブログに書くのを躊躇していました。
再度結果を確認します。
筑西市議補欠選挙の結果
当 石嶋いわお 14035票
当 みずい信雄 11740票
次 風見あきら 11005票
無効票 5125票
筑西市長選挙結果
当 しだらえみこ 15511票
稲川しんじ 15490票
小島信一 10396票
無効票 535票
無効票5000票と500票の差はなぜでたのかの考察
この選挙での不思議は、市長選挙は、1位と2位の差は、21票です。こんな僅差の首長選挙は、長年の選挙経験でも、初めてです。「だれに投票していいのかわからない」無効票いつも500票くらい出るのですが、市議補選で5000票近くもでたのも初めての経験です。10倍も違うのです。
キクチの推理は、市長選には、「3人の候補の誰か意中人がいて投票」に行った。しかし、市議補選では、「知らない人が多く、だれに投票していいのか決めかねて、白紙等」で投票した。
一昨年の桜川県議選は、現職と新人の激戦になりましたが、500票近い僅差になりました。その時も、「2人候補並記の無効票」が出たものです。
今回の選挙で、一番苦労したのは、筑西市の選管の職員ではないかと思っています。もし、異議がでて、「再開票」となったら、選管職員は大変ですから。設楽市長の初登庁で、ホッとしたでしょう。
キクチが関係した「接戦」選挙2つ紹介
●菊池せつ子候補3票差の当選
1978年(昭和53年)12月の岩瀬町議選(定数2、立候補者5)
1位当選 堀正美
2位当選 菊池せつ子(次点と3票差)
注)当時は「開票読み取り機」もなかった時代です。開票にも時間がかかりました。菊池せつ子の開票立会人は、「慎重で、丁寧な人」で、参観人の『お前は字が読めないのか』というヤジにも屈せず、最後まで貫きとおしました。
そのため、「異議申し立て」はありませんでした。
●大和議選の野澤博氏按分票当選
この選挙では、野澤博は最下位同点でした。ところが、「ヒロシ票」が5票あり按分となり、「1・5票」が加えられ、当選となりました。
開票立会人をしていて考えること
キクチは、議員になってから、いつも関連する選挙には、開票立会人として参加しています。いつも気になるのは、無効票の多さです。桜川市でも、無効票の多いのは「白票」です。また、「他事記載」は、いろいろなことが書いてあります。キクチとしては、「無効票」はできるだけ少なくなってほしいと思っています。