北茨城市を午前11時にでて、矢祭町に向かいました。そのまま横断すれば、距離的には近いのですが、狭い道では、すれ違いが心配です。そういうわけで、いったん高萩市にでて、常陸太田市の折橋(旧里美村の里美高校があったところ)にでて、349号線を北上します。
私は、北茨城市、常陸太田市、大子町にも選挙の応援で来ていますから、なつかしい景色が目に移ります。
矢祭町にも「合併しない宣言」をしたころ町役場を訪問し、当時の根本町長にもあっていますし、さらには、「もったいない図書館」が開館したてのころ、奥さんと一緒に訪問し、ここでの資料をもとに岩瀬町議会で奥さんが一般質問しています。
また、この訪問で知り合いった当時の教育長・高信由美子さん(はじめて会った時は議会事務局勤務)とは賀状の交換もするようになりました。
そんなわけで、今回の訪問は、なつかしいものでした。
この図書館は、水郡線東館駅(大子駅から2つめの駅)のすぐわきに公民館と並んで建っています。
国道118号線の反対側には、庁舎があります。矢祭町は人口6000人足らず小さな町なのです。そこの蔵書46万冊の「もったいない図書館」があるのです。
矢祭もったいない図書館の概要
開架一般閲覧室 432㎡
閉架書庫棟1階 373㎡
2階 272㎡
事業費 3億3500万円
(武道館を改修)
開館 2007年1月
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここでびっくりするのは、閲覧室より閉架書庫のほうが面積が大きいことです。閉架書庫を見学しましたが、同じ名前の本が、10数冊も並んでいる様子を見ますと、「もったいないなあ」とも思うのですが・・・・・・・・。この本を今後どのようにするのでしょうか。でも、本も46万冊も目の前にしますと、「片っ端から読んでやろう」という読書意欲も衰えてきますね。本は、適度に、読んでみたくなるように並べることが大事なんですね。
私が感じたこの図書館の特徴は、5つです。
1つは、本の整理を含めて、ボランティア中心で、つまり住民参加型でやってきたことです。その方々に、「指定管理を依頼」していたことです。普通の指定管理者制度というのは、「つたや」などの民間団体に依頼するのですが、ここはボランティア団体に依頼していたのです。そのボランティア団体が高齢化したので、今年4月から町の運営に戻したとのことでした。図書館担当者は3名ということでした。
2つは、「子ども司書制度」です。
「子ども司書講座」を開講し、所定の講座を受け「子ども司書」に認定されます。毎年、10名前後の子ども司書が生まれています。
3つは、「手づくり絵本コンクール」事業です。毎年、子どもさんから「手づくり絵本」を募集し、優秀なものを「絵本」として作成しています。1作品50冊つくり2作品100冊をつくっているそうです。1冊の単価は1万円となりますが、これが町内に各所に配布され、町民に読まれれば、高いものではないでしょう。
4つ目は、「図書館キャラバンカーの活用」です。矢祭町は「過疎債」がてきようされる過疎の町です。キャラバンカーで、まわっています。図書館の利用率はそんなに多くはないのですが、キャラバンカーの活用、地区集会所などに置かれている「もったいない文庫」で活用されています。
5つとして、「図書館の本の寄贈の受け入れ」は、無条件の受け入れは考えなければなりません。特に、寄贈した方が、「私の寄贈した本は、図書館のどこに置いてあるか」と見に来る方が多いというのです。その対策として、図書館のガラスに、氏名を書いてありました。「閉架書庫に置いてあります」とも言えませんでしょうし。難しいことです。
今は、「発行3年以内の本」の寄贈を受け付けているそうです。
私も70歳にならんとして、蔵書の処分を始めていますが、考えさせられることでした。
私は、北茨城市、常陸太田市、大子町にも選挙の応援で来ていますから、なつかしい景色が目に移ります。
矢祭町にも「合併しない宣言」をしたころ町役場を訪問し、当時の根本町長にもあっていますし、さらには、「もったいない図書館」が開館したてのころ、奥さんと一緒に訪問し、ここでの資料をもとに岩瀬町議会で奥さんが一般質問しています。
また、この訪問で知り合いった当時の教育長・高信由美子さん(はじめて会った時は議会事務局勤務)とは賀状の交換もするようになりました。
そんなわけで、今回の訪問は、なつかしいものでした。
この図書館は、水郡線東館駅(大子駅から2つめの駅)のすぐわきに公民館と並んで建っています。
国道118号線の反対側には、庁舎があります。矢祭町は人口6000人足らず小さな町なのです。そこの蔵書46万冊の「もったいない図書館」があるのです。
矢祭もったいない図書館の概要
開架一般閲覧室 432㎡
閉架書庫棟1階 373㎡
2階 272㎡
事業費 3億3500万円
(武道館を改修)
開館 2007年1月
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ここでびっくりするのは、閲覧室より閉架書庫のほうが面積が大きいことです。閉架書庫を見学しましたが、同じ名前の本が、10数冊も並んでいる様子を見ますと、「もったいないなあ」とも思うのですが・・・・・・・・。この本を今後どのようにするのでしょうか。でも、本も46万冊も目の前にしますと、「片っ端から読んでやろう」という読書意欲も衰えてきますね。本は、適度に、読んでみたくなるように並べることが大事なんですね。
私が感じたこの図書館の特徴は、5つです。
1つは、本の整理を含めて、ボランティア中心で、つまり住民参加型でやってきたことです。その方々に、「指定管理を依頼」していたことです。普通の指定管理者制度というのは、「つたや」などの民間団体に依頼するのですが、ここはボランティア団体に依頼していたのです。そのボランティア団体が高齢化したので、今年4月から町の運営に戻したとのことでした。図書館担当者は3名ということでした。
2つは、「子ども司書制度」です。
「子ども司書講座」を開講し、所定の講座を受け「子ども司書」に認定されます。毎年、10名前後の子ども司書が生まれています。
3つは、「手づくり絵本コンクール」事業です。毎年、子どもさんから「手づくり絵本」を募集し、優秀なものを「絵本」として作成しています。1作品50冊つくり2作品100冊をつくっているそうです。1冊の単価は1万円となりますが、これが町内に各所に配布され、町民に読まれれば、高いものではないでしょう。
4つ目は、「図書館キャラバンカーの活用」です。矢祭町は「過疎債」がてきようされる過疎の町です。キャラバンカーで、まわっています。図書館の利用率はそんなに多くはないのですが、キャラバンカーの活用、地区集会所などに置かれている「もったいない文庫」で活用されています。
5つとして、「図書館の本の寄贈の受け入れ」は、無条件の受け入れは考えなければなりません。特に、寄贈した方が、「私の寄贈した本は、図書館のどこに置いてあるか」と見に来る方が多いというのです。その対策として、図書館のガラスに、氏名を書いてありました。「閉架書庫に置いてあります」とも言えませんでしょうし。難しいことです。
今は、「発行3年以内の本」の寄贈を受け付けているそうです。
私も70歳にならんとして、蔵書の処分を始めていますが、考えさせられることでした。