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前回の記事に「琳派」をとりあげましたところで、今日は号外(?)で光琳デザインの美しい切手をご紹介します。
毎年、文月(七月)の「ふみの日」に郵便局が発行する記念切手。今年は『小倉百人一首』を題材にした切手とおたよりセットが発売されました。
50円と80円切手のデザインは、江戸時代の歌がるた「光琳かるた(通称)」をもとにデザインされており、『百人一首』のうち、春夏秋冬と恋の歌からそれぞれ一首ずつが選ばれています。おたよりセット(1セット500円、縦書きと横書き用があります)には下記のものが入っています。
・専用ケース
・便せん 10枚(1種類 10枚)
・封筒 5枚(1種類 5枚)
・はがき 5枚(5種類 各1枚)
・封緘シール 5枚(5種類 各1枚)
・百人一首説明入り下敷き
・アンケート用はがき
※ 切手は入っていません。
わたしは縦書き用を購入しました。便箋と封筒は和紙に「波に千鳥(ほととぎす?かもしれません)」の透かし文様。はがきは一枚一枚に異なる絵柄が入っていて、色も日本の色にこだわっていてきれいです ^^
夜長の季節になりましたら、こんなみやびな意匠の便箋やはがきに、親類やご友人宛のおたよりをしたためてみてはいかがでしょう。手紙に文香をしのばせてもすてきですね。プレゼントにもなりますし、短歌をなさる方や光琳ファンでしたら、この切手はぜひ。在庫があまりないようですので、お買い求めになる前に最寄の郵便局に問合せたほうが確実です。詳細は こちら をご覧ください。
今日から葉月です。むかしは多羅葉(たらよう ※)の葉に和歌や消息をしたためたそうです。
※ 道草さんから、多羅葉は「葉書」の語源と教えていただきました。
詳しくは、道草さんのコメントをご覧ください。
4月にはかわいらしい応挙の犬の絵切手が出ていたようなのですが、残念ながら間に合いませんでした。。。
http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/tokusyu/2006/h180420_t.html
先日の日曜日に、上野で開かれている若冲の展覧会に行ってきました。予想以上に素晴らしかったですよ。金屏風の展示方法などはとても画期的なので、感動が増幅しました。ぜひいらしてみてください。
それと、手紙を書いたのはタラヨウ(多羅葉)ではないでしょうか。肉厚の葉の裏側を尖ったもので書き付けると、茶色に変色してやがてくっきりと文字が浮き上がるとか。葉書の語源にもなったそうですが、「まぼろしの忍者」(広瀬寿子作・第33回赤い鳥文学賞受賞)に登場します。
それより暑中お伺いのご挨拶がまだでした。京都も遅ればせながら梅雨明けとなり、気分的にも猛暑に襲われもう処置なしです。どうか御身大切にお過ごしください。
「さるすべり」 三好達治
さるすべり
くさのいほりの戸に咲きて
ふたつなき日のはるかなる
ながたまづさも灰となる
> 雪月花_westさん、
まぁ、東京に滞在されていたのですね。涼しいうちに来られてよかったですね。うつわの展示会のほかに若冲展と隅田川の花火をご覧になったとか、雪月花_westさんもわたしに似てフットワークが軽快ですね(笑
記念切手を集めるのが好きで、郵便局を訪れるたびにこまめにチェックしているけれど、應挙の切手は見逃していました。残念です。
うつわの展示会といえば、先週、人間国宝の三輪壽雪展へ行ってまいりました。今週は富本憲吉展へ出かけます。後日またそちらでお話させてくださいね。
> 道草さん、
まずは多羅葉のこと、教えていただき有難うございました。すぐに修正いたしました。修学院離宮で、古くは多羅葉の葉裏に和歌をしたためたという話をうかがったのです。「たら」だけを覚えていて、思い違いをしていました。草花はともかく、木はなかなか覚えられなくて‥
「時雨殿」のことは以前TVのニュースから知りました。次回はぜひ定家卿を偲び、「時雨殿」と嵯峨野のゆかりあるお寺などを訪ねて歩きましょう。
気に入った柄の記念切手は多めに買って、必ず一枚は残しておきます。季節の花、京都のシリーズもよいですよね ^^ 日本の伝統的な文様も切手になるとうれしいのですけれども。仕事も連絡もメールで瞬時に片づいてしまう世の中ですし、長文の手紙を書いて送りますと、かえって迷惑では‥と考えてしまいます。ちょっとさみしいです。香のする携帯電話ですか、なるほどどこかの通信会社が開発しそうなアイデアですねぇ(笑
紅色の百日紅は、夜にひとりで見ますとゾクッとします。妖気のただよう美しい女の姿ようで‥
郵便局にいったついでにいつも記念切手みてるのですが、ふみの日の切手は縁がありませんでした・・
葉月というのはこの月ごろから葉が落ちそめるから・・・と。
初来月(雁が初めて来る月だから)
秋風月、燕去月、木染月・・・
旧暦では八月は秋まっさかり・・・
東京はこのところ涼しいようですね。
こちらは猛暑です。ようやく晴れの日が続き
ますので、土用のうちに「湿し灰つくり」に
精をだしています。
私もレターセットは縦書きのものを買いました。大阪に住む伯母に、久しぶりに手紙を書いて送ろうと思います。病弱であまり出歩くこともなくなった伯母、きっと大喜びだと思います。
切手もすてきですね^^
応挙のワンコの切手欲しかったです。
雪月花さんにあやかって私もおたよりセット購入したいなと思います。
いよいよ夏本番、ご自愛くださいませ。
(郵便局のまわし者ではありませんが)みなさま、お買い上げ有難うございました ^^
> uragojpさん、
葉月は葉が落ちそめる月‥ 夏空の下でも、すでに季節のかげりが見えるようですね。東京は梅雨明け後しばらく涼しい日がつづきましたが、すこしずつ気温は上昇しています。週末は真夏日になるかもしれません。
今月いっぱいはお稽古はおやすみとうかがっておりましたけれども、それでもいろいろとご準備があるのですね。土用干し、土用掃き、土用餅‥と、むかしの人たちも気候を上手に利用した働き者でした。
> みいさん、
さっそくのお買い上げ有難うございます。縦書きの便箋にみいさんのかな書のおたより、わたしもいただきたいです ^^ 伯母さまも短歌をなさるのでしょうか。体調のすぐれない方にはつらい季節でしょうけれど、こんなすてきな手紙とみいさんのあたたかな言葉が届いたら、伯母さまもきっと元気が出ることでしょう。
> こはるさん、
暑中お見舞い申し上げます。こはるさんの歌ごころはお母さまゆずりなのですね。おたよりセットもほんとうにすてきですよ。でも、ひとつ困ったことがあるんです。とても美しいので「もったいなくて使えない‥」(笑 昨夜も「光琳かるた」の切手をほれぼれと眺めながら満足していました ^^ こはるさんも夏バテなどなさらぬよう、お気をつけて。
レターセットは買えました。雪月花さまではありませんが、あまり綺麗で使うのが勿体無いな~とおもった次第です。
今、このように電子機器の発達したご時世でも、手書きのお手紙が嬉しいですよね♪♪♪
せっせとお手紙書きま~す。
切手は残念でしたね。わたしが購入した郵便局は横書きのおたよりセットが売切れでした。
手書きの手紙やはがきをいただくのはうれしいですよね。送り主の心遣いだけでなく、表情まで見えてきそうですもの。来月からNHK教育テレビでかな書の講座「はんなり書道入門 魅せる『かな』を書く」が始まるので、いまから楽しみにしているんです。わたしもがんばります ^^
おたよりセットは縦横ともありましたが、数量限定のようですね。私が買いに行った郵便局は、小さい郵便局なので、仕入れが各5セットだそうです。もう、ないでしょうね...
この切手は造りが面白いですね。