最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

2011年度第1回 SCOPE講演会

2011年03月15日 23時04分08秒 | Weblog
2011 年度の第1回 SCOPE 研究会をOR学会後の 3月19日に行ないます。当日は土曜日のため 6号館では暖房が使えませんので、3号館の 3300 号室を用います。夜は懇親会もありますので、是非ご参加下さい。

○2011年度第1回 SCOPE 研究会
日 時 : 2011年3月19日(土)14:00~
会 場 : 中央大学 後楽園キャンパス 3 号館 3300 号室(いつもと場所が異なります)
講演1
講演者 : 北原知就氏 (東京工業大学 大学院社会理工学研究科 経営工学専攻)
題目 : 単体法によって生成される実行可能基底解の個数の上界について
概要 : 単体法は線形計画問題に対する最初の解法で,実用上は非常に効率的であることが知られている。しかし,一般的な線形計画問題に対する単体法の反復回数の評価はほとんど知られていない.その大きな障害となっているのが,Klee-Mintyによって発表された単体法が指数回の反復回数を必要とし得るという事実である.北原-水野(2010年)はマルコフ決定問題に対するYeの解析(2010年)を応用し,単体法が生成する実行可能基底解の上界を示した。得られた上界は問題の制約式の個数、変数の個数,およびすべての実行可能基底解の正の要素の最大値と最小値の比,の多項式で表される.そして問題が非退化のとき,この上界は反復回数の上界となる。本講演では、上界を得るための解析について詳しく説明する。また,新たに開発した簡易版Klee-Minty問題を使い,良い上界が得られていることを示す.

講演2
講演者 : 今野浩氏  (中央大学 理工学部 経営システム工学科)
題目 : 数理計画法とともに過ごした半世紀
概要 : 最初に、われわれのグループの最新の研究成果:「最大マージン超楕円面を用いた企業の格付け」を
手短に紹介した後、"数理計画法とともに過ごした50年"を回顧したいと思います。
コメント
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