最適化問題に対する超高速&安定計算

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Magny-Cours 48 コア v.s. Westmere-EP 12コア

2011年03月09日 01時56分09秒 | Weblog
Magny-Cours 48 コア (AMD Opteron 6174) は当初はあまり性能面で期待していなかったのだが、使い方に慣れてくると意外と?使えるマシンと思えてきた。特に問題2は Magny-Cours 48 コアが弱いと思われたいた Cholesky 分解で Westmere-EP 12コア に圧勝しての結果(49456.7秒 v.s. 129667.2秒)なので、特筆すべき結果となる。48 コアが 12 コアに勝って当たり前と思われるかもしれないが、両者の取得に関するコストが同程度となっている。Westmere-EP は使用上 2-way までなので、Magny-Cours 48 コアに勝とうと思うと、Nehalem-EX 4-way 32 コアマシンを使うしかないが、こちらの取得コストは非常に高い。

◯ソルバー SDPA 7.3.3

○問題1:H2O.1A1.DZ.pqgt1t2p.dat-s
Magny-Cours : 189947.0秒
Westmere-EP : 329022.3秒

○問題2:esc32a_r2.dat-s
Magny-Cours : 54987.7秒
Westmere-EP : 133039.9秒

○問題3:TSPeil51.dat-s
Magny-Cours : 11404.4秒
Westmere-EP : 16620.0秒

○問題4:r3_l.dat-s
Magny-Cours : 460.7秒
Westmere-EP : 272.1秒

○計算サーバ : Magny-Cours (4 CPU x 12 コア = 48 コア)
CPU : AMD Opteron 6174 (2.20GHz / 12MB L3) x 4個
メモリ : 256GB (16 x 16GB / 1066MHz)
OS : Fedora 14 for x86_64

○計算サーバ : Westmere-EP (2 CPU x 6 コア = 12 コア)
CPU : Intel Xeon X5670(2.93GHz / 12MB L3, 6.4 GT/s QPI) x 2個
メモリ: 128GB (16X8GB/2R/1333MHz/DDR3 RDIMM/CPUx2)
OS : CentOS 5.5 for x86_64

コメント
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