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工学部志願者減少

2006年10月27日 21時18分29秒 | Weblog
工学部の志願者減少は毎年受験者の総数を見ていれば恐ろしいほどよくわかる。偏差値が低い大学だけでなく、高い大学でも減少している。しかし以下の記事では触れていないが、数が減っているだけでなく質も相当落ちている。数が減るのも脅威であるが、優秀な学生が来ないのはさらに致命的である。資格が目当てに来る学生など、あまり工学部では必要ないとも言えるが、現在の景気状況もあって就職は良いほうである。やはり日本では理系の待遇(給与、昇進)があまり良くないのが原因の一つだが、状況は少しずつ変わりつつあるようだ。最近は進学高でもトップクラスの学生は医学部よりも理工系に行くことが多いという。

大学工学部 志望者10年で半減 来春大急ぎで組織改変へ

 文部科学省の学校基本調査によると、95年は57万4000人いた工学部志願者は、05年に33万2000人にまで減少。逆に医・歯・薬学部は同23万9000人から28万5000人に、看護・医療・保健学部も5万人から11万人に倍増している。医療系学部は理学療法士などの資格が取れるため、就職を見越した受験生が殺到する状況だ。
 一方、工学部の不人気の理由としては、(1)資格取得に直接結び付かない(2)学問の内容が多岐にわたり、高校側が進路指導しにくいなどが考えられるという。
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