ビジネスグリッド

情報処理学会の月刊誌"情報処理"の９月号はビジネスグリッドコンピューティングの特集になっていて、２００３年度から３年間経済産業省の官民連携プロジェクトとして実施されたプロジェクトの説明が行われている。普段はグリッドと言ってもこういったインフラ系開発の仕事はしていないので（使うだけ、つまりユーザー）、正直疎い分野でもある。ビジネスグリッドとはグリッドポータルや Web サービスの話だと思っていたが、実際には標準化や仕様の決定が重要な要素になっている。
同じ号に”グリッドとSOAとの意外な関係”という記事があるので Web サービスとグリッドについてよくわかっていない場合にはこちらも参照したら良いだろう。研究レベルではレイテンシやスループットなどの問題から データを XML に変換して送るのには抵抗がある（他の部分はデータ構造やアルゴリズムを工夫して時間を減らしているので）。でも様々な研究が行われているので、これも解決されていくかもしれない。