淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

薬師寺(2) たそがれ   [218]

2010-10-30 18:25:38 | 淡彩スケッチ
               塔のライトアップを待とうとしたけれど、境内は閉門時限がきていて、仕方なく
              寺の東側、塀につながる畑地に出たら、東、西両塔を見上げる事が出来たので、
              それならとF2サイズ小さなスケッチブックを取り出した。
               どれくらい時間が経っていたのか、いきなり塔に薄い光が投げかけられた。
               秋の日の暮れ、つるべ落としであった。
               慌てて道具を片づけている間に、あたりは暗くなっていった。


            お知らせ     
               頂いたコメントに答えるため、NET検索してみたら
               読売新聞 10月18日付け 記事として 下記のように出ていました。

               「薬師寺東塔の解体修理 覆い着工1月に延期」
               塔全体を覆う仮設素屋根の計画見直しの為、着工が1月頃まで延期することが
               決められた・・・・・・・・。

               年内は見る事が出来そうです。


               暮れゆく空に、東、西塔 
                

               東塔
                


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薬師寺  [217]

2010-10-28 18:33:18 | 淡彩スケッチ
               薬師寺へ行って来た。
               正確に書くなら、この寺の塔の見える所までと云うべきであろう。
               拝観料を払って境内に入ったのではなかったのだから。

               近鉄西の京駅で降りたら、塔はすぐ近くに見上げられたけれど、スケッチの
              ポイントを探して、おおよその方角へ歩いて行ったが分からないから、道で
              出会った人に、「写真などでよく見る風景で、池越しに塔の見えるところ」と
              言って訊ねたらすぐに分かってくれて教えてくれた。
               奈良医療センター前の大池の畔であった。
               駅から20分くらいは歩いただろうか。
               若草山の山焼きの時にも、写真が新聞に載る場所である。

               東塔は11月に入ると解体修理にはいるそうで、10年くらいはお目にかかれなく
              なるからか、夜になるとライトアップされるということを、犬の散歩の人が教え
              てくれた。
               だからであろう、ほぼスケッチを終えて帰ろうとする4時頃には、50人ほどの
              カメラマンがもう集まってきていた。
     
               駅へ戻る途中、下り坂までくると思いがけなく眺めがいい場所に出たので、
              いっそのこと、此処からもスケッチをして、時間をつぶしてから、ライトアップ
              された塔を見て帰ろうかと腰をおろすことにした。

               簡単なものを一枚ペン描きして、塔の近くまで戻って来たもののまだその刻に
              いたらず、それならと東側の田んぼの畦に腰をすえて、暮れゆく東塔のラフな
              スケッチをしていたら、まだ残照の残る西の空にライトアップされた東、西の
              両塔が浮かび上がった。

                西の京駅へ戻る道から (西の京 六条)
              
              
              
                                        サイズ F3


                         目を通してくださりありがとうございました

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木津農村歌舞伎(2)  [216]

2010-10-26 19:04:41 | 淡彩スケッチ
               2枚目のこのスケッチをする頃は、見物客も増え、舞台前の椅子席は
              立ち見の人で取り囲まれ、高台でのんびり座って見ていた自分の周りまで
              人が上がってきた。

               演じている子供たちは、隣の北区にある地縁の無い住宅街の甲緑小学校の
              児童や卒業生である。
               神社地元の学童はこれまた別の新興住宅街の中の小学校へ通っている。
               演じられている芸能は、地元の大人が伝承し、指導しているものでも無い。

               時代の流れのなかで、残すということの難しさが出ている。
                                          サイズ F6


               この時に写した写真も掲載する。

                

                

                

                


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琴平 金丸座     [215]

2010-10-24 17:12:48 | 淡彩スケッチ
           掲載図 [214] 木津農村歌舞伎 について、Hu ちゃん さんからのコメントが
          きっかけで、琴平 金丸座のことに話がおよび、懐かしくなったので、
          古いものだけれど掲載させて頂くことにした。

           参加団体の懇親会で「うだつの町」などを見学したのち、夜は琴平でお決まりの
          宴会をし、翌日はゴルフのコンペ組や観光組に別れたが、自分は別行動を取り、
          ひとりでスケッチをした。
          掲載図は、その時のものである。
                              サイズ 全て F6

          金丸座
          


          鞘橋
          


          高燈籠
          



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木津農村歌舞伎(1)   [214]

2010-10-23 19:15:31 | 淡彩スケッチ

                 木津(神戸電鉄木津駅)の農村歌舞伎を見に行って来た。
                 この地にある顕宗仁賢神社は顕宗天皇と仁賢天皇が幼少のころこの地に身を隠していたと
                日本書紀、播磨風土記に記されていて、両天皇を祭神として498に創建されたとあるそうだ。、
                 境内には神戸市西区では唯一の農村歌舞伎舞台があり(再建)、神社秋祭りの宵宮に
                農村歌舞伎が上演されているのである。

                 隣区の甲緑小学校の甲緑子たから歌舞伎の小学生や卒業生が、「三番叟」、「車曳き」、
               「恋飛脚大和往来~新口村の場~近松門左衛門」そして「しらなみ五人男」を演じていた。

                 境内のあちこちでは、地元の人達が新鮮野菜の販売の他、赤飯パック、おでん、お好み焼きなどを
                200円で販売していて、大いに盛り上がっていた。

                                       サイズ F3


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葡萄   [213]

2010-10-21 18:30:40 | 水彩画
               10月の絵仲間の集まりの時にはヒマの絵を描いた。( 212号掲載 )
               その時、別のテーブルにはマスカットのような色の葡萄がバスケットに入れられて、
              数人の人に囲まれて描かれていた。
               自分も、2枚目にそれを描こうかと思っていたが、時間的に無理になってあきらめて
              いたら、帰る時に、そのブドウを持ち込んできてくれていた人が、よかったら持ち帰って
              描いてくださいと袋に入れて持たせてくれた。
               おかげで、のんびり家で描くことができた。
               終わって、試しに一粒口に入れてみたが、渋いものであった。
                                   
                                         サイズ F6


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ヒマ  「212」

2010-10-19 18:24:02 | 水彩画
                       10月の絵仲間の集まりにヒマを持ち寄ってくれた人がいた。
                       葉を見るなりヒマという名が思い浮かんだけれど、今までに
                      この木の葉や赤い実を見た記憶はない。
                       子供の頃に、住まいの近くに沢山育っていた植物がヒマと言う
                      名で、戦闘機の燃料になるのだという知識として記憶の中に残って
                      いたのである。
                       色や形も脳裏にすりこまれていたのだろうか。
                                            サイズ F6


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船坂小学校(廃校) 「211」

2010-10-17 21:54:29 | 淡彩スケッチ
                  芸術祭 西宮船坂ビエンナーレは、船坂地区の地域活性化を目指して、山間の集落の棚田や
                 小学校(廃校)で繰り広げられている。(主催・船坂里山芸術祭推進委員会 11月14日まで)

                  屋内作品の展示場になっている、高台に有る今春廃校となった船坂小学校へ行ってみた。

                  校庭から見下ろす風景にも130年の感慨がこもっていた。
                                         
                                         サイズ F4

                  
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庭の花  [210]

2010-10-15 19:23:19 | 淡彩スケッチ
                9月の絵仲間の集まりで描いた。
                モチーフの花は、仲間が住まいの周りに咲くものを持ち寄ってくれたものである


                いま、「天地有情」 南木佳士を読んでいる。
                芥川賞作家・内科医である。
                受賞後にうつ病を発病し、この本に掲載されている2001年発表のエッセイに、
                「あれから10年、死なないことだけを考える日々を生き、なんとか今日生きている」と書いている。
                                        サイズ F6                                                      
               
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鉛筆デッサン [209]

2010-10-13 18:47:10 | デッサン
               今回のデッサン講座の課題は人物デッサンであった。
               
               受講生同士で2人づつがペアーを組み、交互に10分間モデルとなり、
              互いを描き合うということになった。

               やってみると、自分がモデルになっている間の10分間は長く感じ、
              早く済むことを願い、反対に、描く時の10分はあっという間に過ぎてしまい、
              時間の不足を感じるのである。

               他人の為にすることは厭うくせに、他人の世話になる時はより多くを望む
              自分の厭らしさがはっきりと出ている思いであった。


               描いている途中、講師から部分、部分の大きさのバランスの狂いを指摘された。
               言われてみると全くその通りで、修正の為にかなりあと戻りする結果になって
              しまった。

               当然、スタートの段階でチェックして割付もしていた。
               した積りでいた。しかし、その段階で狂いがあったのだ。

               途中での見直し、チェックもせずに、最初にするべきことをしているから
              誤りの有るはずが無いと安易な思い込みで、進めてきた結果だったのである。
               ボタンの掛け違いで、どこまで行っても直らないのは当然のことである。

               絵画技術の問題では無い。心の問題である。
               大きな勉強をした。              サイズ F10
 

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椿の実  [208]

2010-10-11 18:23:41 | 淡彩スケッチ
              訪問先の人が、私がスケッチをすることを知っていて、
             椿の実を残してくれていた。
              艶っぽい実も、乾燥すると割れて中から大きな種が出てくるそうで、
             これも面白そうだから並べて描いてみた。
              この種を蒔いておいたら芽を出すのかどうか。

                            サイズ F6

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三宮裏通  [207]

2010-10-09 20:11:26 | 淡彩スケッチ
               三宮へ所用で出て、その折に個展と団体展を観た。墨彩画展の陳 允陸 さんは
              既に数々の受賞歴もあり、各種カルチャーセンターで指導もされているから名前は
              知っていたが、実物を観るのは初めてであった。
               水墨画風のものから、コンテのようなもので引かれたいわゆる淡彩画風のものまで、
              趣深いものに接することができた。
               団体展のものは創元会兵庫新作展であったが、社団法人の全国組織の人たちの
              油絵であったけれど期待していたものではなかった。

               日も暮れかかり空模様も怪しくなってきて手じかなところで荒っぽいものを
              2枚描いて帰って来た。




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田舎 (2) [206]

2010-10-07 19:50:27 | 淡彩スケッチ
               前回 [205] に引き続いてのものである。
               家の前に有る池の堤防に腰をおろして描いた。
               大きい屋敷であるけれど人のぬくもりが薄かった。
                                 サイズ F3

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                  日記@BlogRanking

田舎   [205]

2010-10-05 18:30:20 | 淡彩スケッチ
               三田市の年間人口増加は、少し前までは全国有数であった。
               大阪、神戸への通勤圏ということで、急激に開発されてきた。
               他方、自動車さえ使えば都会に近いのに、山間には驚くほど
               田舎の気配をそのまま残す農村地帯が点在している。

               satoyama としては、わざわざ遠くまで行かなくとも嬉しく
              なるような風景に出会えるのである。
                               サイズ F4

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奈良女子大学 前 交番(?) [204]

2010-10-03 18:56:00 | 淡彩スケッチ
               この建物、今は使われている気配は無い。

               奈良駅へ戻るバスを2,3駅手前で降りて、佐保川沿いに歩いて
              奈良女子大学前までブラブラ来たら、正門前の近くに面白い建物が
              目についた。
               どうやら以前は交番として使われていて、今は眠っているような
              様子である。

               帰るにはまだ時間があるので描いてみた。
               部活帰りらしい学生が三三五五、武具を抱えて通り過ぎて行った。
                          サイズ F2

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