淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

藍那八王子宮 農村歌舞伎舞台   [750]

2017-03-25 21:16:47 | 淡彩スケッチ
         
            藍那八王子宮 農村歌舞伎舞台   F6

         
            現況写真
         
            現況写真


           神戸市北区に現存する農村歌舞伎舞台のうち、著名なもの5件を見学して回ろうと
          計画して、今回のものが4番目になる。

           八王子宮の境内に建ち、藍那里づくり協議会の手による説明板には
          「明治初年に建立された間口7.9m、奥行き5mの入母屋造茅葺の
          舞台である。藍那には本舞台の他に厳島神社と釈迦堂に農村歌舞伎舞台が
          あったが、厳島神社の歌舞伎舞台は廃絶、釈迦堂の舞台も昭和40年の台風
          23号により茅葺の屋根を飛ばされてしまったため、、今現在も昔の形を
          残すのはこの舞台のみである。」とあった。

           義経一行が鵯越えのために通過したという伝説のこの地は、山間の狭い
          地を神戸電鉄と県道が通り抜け、急峻な斜面の、勾配が少し緩んだ地に
          住戸が建っている。

           斜面に這うように建つ20戸ほどの集落の中の、そのまた高台に八王子宮は
          建っていた。
          農村歌舞伎舞台の痛みはひどく、補修、修繕だけでは手の施しようもないのが
          心配である。


菜の花の丘

2017-03-21 00:02:03 | 淡彩スケッチ
          
               「菜の花の丘 1」   F4


          
               「菜の花の丘 2」   F4

          
          
                「雪の里」   F1

  
           神戸総合運動公園の菜の花の丘へ行ってきた。
           秋にはコスモスの丘ともなり、市民憩いの場である。
           この日は、海を臨む高台だけに肌寒かったが、遠足の幼稚園児の元気な声が
           響き渡っていた。


           5,6年前に描いた取りとめも無いスケッチが、思いがけないところに架けられて
           いるのに気が付いて、懐かしく、写真に撮って帰って来た。
           大事にされているようで嬉しかった。


加西・横尾歴史街道   [748]

2017-03-05 22:01:38 | 淡彩スケッチ
        
               北条・横尾町家並み  淡彩  F4

        
               北条・高井家住宅

        
               北条・水田家住宅

   
         廃線問題を抱えつつも、ボランテイア女性駅長で評判の北条鉄道を利用して、終点北条町の
     横尾街道へ行ってきた。
      かっての丹波街道としての華やかさは残っていないけれど、道沿いに並ぶ建物に、この地の
     建築様式がはっきりと残っていた。

      この街並みは、兵庫県歴史的景観形成地区に指定もされ、この中に建つ高井家住宅、水田家
     住宅は国の有形文化財の指定を受けている。

      切妻、平入り。
      道に沿って庇をつけ、庇の上に明り取りの小窓をつけている。
      一階の天井裏に設けた物置や使用人の住まいに利用した空間のためのものである。(厨子二階)
      最近のものは、この部分の高さを大きくして、中二階として利用していて、様式としては
     2階建である。
      道に面した開口の格子は、格子状の引き戸、雨戸を含めて美しかった。
      通りに面した出棺出口も初めて見ることが出来た。
    
      腰を下ろしてのスケッチは寒かった。