淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

芋 と 柿     [655]

2014-12-27 14:21:19 | 水彩画
       
            芋、柿とハヤトウリ   水彩 F6

       
            伊吹山  鉛筆スケッチ  SM


           いつもの道の駅で、サツマイモと柿を、そして色の取り合わせからハヤトウリを
          買って帰って描いた。
           ハヤトウリは、それまで名前も知らないものであったけれど、教えられたとおりに
          フライパンで炒めて食べたら、それなりの味であった。

           知人の家で、額装された小さな絵が目に留まって、気になるのでよく見たら自分が
          描いたものであることに気が付いた。
           昨年の早春、雪の伊吹山を近くからスケッチした時に、描き終えてその場を離れるときに、
          ハガキより少し大きい用紙(SM)に急いで描いたものであった。
           その後、乞われて差し上げたのだけれど、額装までしてもらって大事にされているのを
          見てうれしかった。

牡蠣  [654]

2014-12-20 21:19:27 | 油絵
            
                    油彩  P10

              雨が冷たいぐらいなら、少し前までなら、時間さえあれば飛び出していたけれど、
             さすがにこの歳になると、それだけの元気はない。
              そのかわり、中途半端のまま描き残していた絵にケリをつけるきっかけにはなった。

              団子のようにくっ付き合っている牡蠣は、面白いモチーフだけれど、描くのは難しい。
              もうこれくらいが限度と、お蔵入りすることにした。

モデルさんを描く   [653]

2014-12-17 16:50:44 | 油絵
           
         サイズ F10
   
          絵画教室で、久しぶりに人物画を描いてきた。
          2日間(各回2時間)であった。
          普段は雑談の多い教室であるけれど、モデルさんを描くときばかりはいつもと違って、
         皆さん、顔つきまで変っている。
         それほど難しいということだろう。

          神戸三宮の老舗の画廊が、この年内で閉じることになった。
          個展の画家からも、気楽に直接話を聞かせてもらったりして、自分にとっても貴重な
         画廊だっただけに惜しいなあと思う。

神戸運動総合公園 テニスガーデン

2014-12-10 22:10:57 | 水彩画
                       
               水彩  サイズ F6

           昨日、絵仲間とスケッチに行ってきた。
           風もなく、穏やかな日差しのなかだったけれど、3時間余り座り込んでいたから、気が
          付いたときはやはり体は冷え込んでいた。

           紅葉はあらかた散っていたけれど、葉が生茂っていたら、描きたいと思うこの建物は
          まるきり見えなかったのだから、結果としてはラッキーだったと言えるのかもしれない。

           この公園は、1985年(30年前)のユニバーシアード夏季大会開催に合わせて造られたもの
          だけれど、自分がこの公園に来たのは、入り口近くの球場へ、プロ野球を観に一度来たきりである。
           このたびはスケッチポイントを探してどんどん奥へ入って行ったが、しゃれた施設や公園が
          大規模に広がっていて驚いた。

           今、これらの公園施設の恩恵に浴することの出来る神戸市民はどれだけ居るのだろうかと思う。
           「フルーツフラワーパーク」や「農業公園」などが、当初の計画と大きく外れた運営を余儀
          なくされていることも連想した。

山里の家   [651]

2014-12-04 16:22:51 | 淡彩スケッチ
        
             NO1   サイズ F4

        
             NO2   サイズ F4

        
             NO3   サイズ F4

         晩秋の一日、雑木の紅葉が寂しさを漂わせる山里を歩いてきた。
         木枯らしが、梢の枯葉を舞い上げる日も間も無くだろう。
         この辺りへは、田植えの頃にも、棚田の美しさに惹かれて何度も来ている。

 
         (NO1)の家は、永らく大庄屋を務めてこられた家柄で、神戸市登録有形文化財である。
              対面する高台から描いたが、高い石垣に乗る姿は豪壮である。
   
         (NO2)の家も、とても農家と思えないような、大きな造りの家で、(左)の家の親族だと
              聞いたことがある。

         (NO3)なだらかな斜面の、日当たりのいい一軒家である。
              どのような家族の方が住んでおられるのだろうかと思う。




神戸文学館 [650]

2014-12-02 10:43:03 | 水彩画
          
                 水彩  F6

            先日、原田の森ギャラリー(兵庫県立美術館王子分館)で、「神戸新世紀秋季展/公募」を
           観たあと、向かいに立つ「神戸文学館」をスケッチした。
            今年最後の好天かと思われるような快晴の日であった。

            前に一度、この文学館を描きに来たことがあったが、眺めの良い場所をみつけ、描こうとして腰を
           下ろすや、その前のマンションの管理人が来て、出入り口周りでは入居者から苦情が出るのでと追い
           払われ、その日は気持ちも萎えて結局描くことをあきらめたことがあった。

            今回は道路沿いの花壇の傍に座って気分よく描きだしたのだが、発酵肥料の山が近くにあって、
           2時間近く座っているうち、とうとう酔ったような気分になってしまった。

            文学館では [久坂葉子がいた神戸] という企画展をやっていたので、入館するつもりでいたが、
           それどころでもなく退散した。



            [ 久坂葉子がいた神戸]展 については、今朝の神戸新聞文芸欄にも 「生き急いだ早熟の天才」
           とか「女太宰」と大きく紹介されている。
            小説家として期待されながら21歳で鉄道自殺をされたそうである。