室津の港(1) F4
室津の港(2) F4
室津の街並み F4
室津港 油彩 F20
この絵は若かった頃、もう20年も前のことか・・・・・・・
県道から見下ろして描いた
昨日、もう昼近くになっていたけれど、あまりの天気の良さに釣られ、片道1時間半もかけて室津へ
行ってきた。
この港は20年も前から馴染のところで、その時々のいろんな思い出もある。
町なかを歩いていたら、郵便局の窓に張ってある印刷物が目に留まって読んでみたら、
「湾は意外に小さい。
湾の小ささが室津の風情をいっそう濃くしている。 1976
街道をゆく 司馬遼太郎 」とあった。
この人の自筆のものを写し取って拡大したものだろう。
住む人はみんな顔見知りだろうと思えるほど、湾を取り囲むかのようなこの町はこじんまりとしている。
今は小さな漁港だけれども、かっては海の宿駅として古くから栄え、廻船問屋が活躍し、参勤交代に船を
利用する大名の上陸あるいは乗船地でもあったこの室津には6軒の本陣があって、その遺構をを残す建物が
今も残っている。
そんな室津を司馬さんの言葉が表現している。
今回の街歩きで、今まで気づかなかったのだけれど、古い建物の道路側2階に作られている「腰掛け縁」
に興味を惹かれた。
2階の天井高は普通にとりながら、道路から見る2階の窓を低く見せる所作である。