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「梅ヶ枝湯」 水彩 F6
昭和8年開業の町なかの銭湯。
玄関側はなんの変てつもない、前を通っても見落しそうな、そうでなくとも
時間外なら退役かと思いそうな造りであるが、スケッチをした裏側にまわると、
嬉しくなるような魅力的な姿を見せてくれている。
増築、改造を繰り返してきた姿の中に、煉瓦を使った煙突がひときわ目を
引きつける。
今もこの煙突を使って、薪を焚いて湯を沸かしているそうである。
持ち合わせの6号用紙ではあまりにも小さすぎた。
もっと大きな用紙に、のびのびと描き直したい。
この地、堀川には、藍屋町、農人町、鍛冶屋町、細工町、船頭町、材木町、
魚町、猟師町などの町名が隣り合って残っており、謡曲「高砂」ゆかりの高砂神社
もあって、江戸時代の都市計画のなごりらしいものがあちこちに残っていた。