法起寺三重塔 田圃の畔から F4
法起寺三重塔を伝説の古池[菩提池」より見下ろして描く F4
法輪寺周辺でのスケッチの後、法起寺へも廻った。
5、600mほどの道は、以前は無舗装の農道のようなものであって、
道中には視界を遮るものはなかったから、塔を眺めながら近づいて行った
ことが懐かしい。
法起寺の日本最古の三重塔(国宝)を田圃の中の畔に腰を下ろして描いた。
背後の緩やかな斜面に広がる30軒足らずの集落の中に、1300年もの昔、
この塔が生まれた頃の人たちの子孫がまだ居るのだろうかと、ぼんやりとした
想いがながれた。
夕暮も近く、疲れ切っていたが、地域のコミュニテイバスを待つ50分ほど
の間に、近くの伝説の古池「菩薩池」の前から、塔を見下ろしてもう一枚ラフ
スケッチをした。