淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

法起寺へ   [755]

2017-04-29 22:11:08 | 淡彩スケッチ
         
              法起寺三重塔  田圃の畔から   F4

         
              法起寺三重塔を伝説の古池[菩提池」より見下ろして描く  F4


           法輪寺周辺でのスケッチの後、法起寺へも廻った。
         5、600mほどの道は、以前は無舗装の農道のようなものであって、
        道中には視界を遮るものはなかったから、塔を眺めながら近づいて行った
        ことが懐かしい。

         法起寺の日本最古の三重塔(国宝)を田圃の中の畔に腰を下ろして描いた。
         背後の緩やかな斜面に広がる30軒足らずの集落の中に、1300年もの昔、
        この塔が生まれた頃の人たちの子孫がまだ居るのだろうかと、ぼんやりとした
        想いがながれた。

         夕暮も近く、疲れ切っていたが、地域のコミュニテイバスを待つ50分ほど
        の間に、近くの伝説の古池「菩薩池」の前から、塔を見下ろしてもう一枚ラフ
        スケッチをした。

斑鳩 法輪寺   [754]

2017-04-27 18:45:47 | 淡彩スケッチ
          
                 
                 法輪寺 三重塔  水彩  F4

          

                 屋根越しにみる三重塔   F4

          

                 法輪寺土塀    F4

             今年も奈良・斑鳩へ行ってきた。

          JRの法隆寺駅から法隆寺への道を初めて歩いたのは小学6年生の時であった。
          新卒20歳の女先生が、初めて担当したクラスの生徒だった自分を連れて
         行ってくれたのである。
          法隆寺五重塔や中宮寺の弥勒菩薩像に初めて接しての驚きは、田舎育ちの
         子供にとっては大きかった。

          3時間もかかる法隆寺まで、自分一人だけを連れて行ってくれた先生の意図は
         分からないけれど、仏像彫刻や建築史への興味を深めることにつながった。

          この度は、その中宮寺の門前を素通りして、その先の法輪寺と法起寺へと歩を
         進めた。

          法輪寺の三重塔は、この後に訪れた法起寺の国宝三重塔と同じ飛鳥様式のもの
         であったけれど、昭和19年に落雷のため、惜しいことに消失し、幸田文さん
         たちの助力などを受けて昭和50年に再建されたもので、いわゆる飛鳥様式に
         そってきっちりと復元されている。

          また、この寺に残る木造虚空蔵菩薩立像は、自分の最も好きな仏像で、いつ訪れ
         ても優しく迎えてくれる。

          辛い思いを持っていても、そんなことは、わたしはずうっと見てきていますよと
         諭してくれる。

さくら並木    [753]

2017-04-14 15:36:55 | 淡彩スケッチ
         
              さくら並木   F3

             家を出て5,6分ほど歩くと桜並木の続く堤防に出る。
          散歩というか、ウオーキングといえるか、時間が有って気が向いた時に
         歩くコースである。
          堤防沿いの畑では花卉栽培が盛んで、夏は夜の明ける前から農家の
         人たちは作業をしている。
          このそばを、貧乏人の私ごときが、のんびり歩くのは気が少々気が引ける
         のである。

          桜花を近くから描くのは手に負えないから、この並木を遠くから描いたが、
         何がポイントか分からぬ、しまりのないものになってしまった。


平福 (宿場)    [752]

2017-04-04 20:43:45 | 淡彩スケッチ
       
             川端土蔵群    F4

       
             日本稲田100選   2013年 撮影

       
             陰陽道のライバル 阿倍晴明、芦屋道満の塚   2013年撮影

           平福(宿場)
         姫路と鳥取をつなぐ旧因幡街道沿いにある。(この地域では国道373号)
         鳥取藩の参勤交代の宿場町として、智頭宿、大原宿などと共に栄えていた。
         宮本武蔵初決闘の地をはじめ、小さな町の内に往時をしのぶ遺跡が残っている。
         直ぐそばを流れる作用川を船便にも生かしていたという。
         近在には、日本稲田100選のひとつ大木谷や、平安時代に活躍した陰陽道の
        ライバル 阿倍晴明、芦屋道満の塚もある。

         豪雨による水害で被害を受けていた川端も、きれいに修復されていた。

電車乗り放題券   [751]

2017-04-01 00:49:57 | 淡彩スケッチ
          
               西鈴蘭台駅(神戸電鉄)  F4
 
          
               西鈴蘭台駅周辺    F4 

 
              最近は市街地へ出るのにバスを利用するようになっているが、神戸電鉄の
          沿線に住んでいるので、一日乗り放題券10枚綴りチケット(3500円)を
          持っていて、何の目的も無しに利用することがある。

           この日も、以前2年ほどアパート暮らしをしていたことのある西鈴蘭台駅
          周辺をふらついてきた。

           掲載のものはその時のスケッチである。
           日中の駅は閑散としていて、電車待ちに描きはじめたが、結局乗り遅れる
          ことになってしまった。

           この後、三田へも行った。