淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

東寺    [「688]

2015-08-30 14:42:14 | 淡彩スケッチ
           
               東寺五重塔   F6

           
               東寺五重塔   F6


          東寺へ行ってきた。
         京都駅から徒歩20分ほどの所、市街地にあった。

         796年に国家鎮護の寺院として建立されていたものが、823年に嵯峨天皇から
        弘法大師空海に給預され、真言密教根本道場ともなった。

         現存する主要堂塔は
          金堂 (国宝)
          講堂 (重文)
          五重塔 (国宝)
         大師堂 (国宝)  で、金堂以外はすべて空海の手により建立されている。

         これら4堂塔全てが、何度もの戦火等で焼滅し、その都度再建されていて建築
        様式は異なっている。
         また、再建なのに、全てが国宝、重文に指定されているほどの造りであること
        からも、如何にその時代時代において、東寺が為政者、人民に大事にされていた
        お寺であったかが偲ばれる。
         安置されている国宝の仏像(弘法大師像も含む)は数えきれないほどあった。


         時間も時間。体力もへばってきたので、五重塔だけでもと一枚スケッチしたが、
        最後に池泉を回遊していたら、百日紅の赤い花の向こう見える塔のシルエットが
        きれいだったので、ここでもう一枚、ひとふんばりすることになった。

八塔寺 ふるさと村

2015-08-24 21:25:59 | 淡彩スケッチ
             
            八塔寺ふるさと村(1) F8

         
            八塔寺ふるさと村(2) P6

         
            八塔寺ふるさと村(2) P6

            時間も取れて、雨の心配もなさそうなので、思いついて「八塔寺ふるさと村」へ
          行ってきた。

           山陽道最寄りの備前ICより北へ40分。最後はヘヤピンカーブを登る丘陵地に
          あった。
           八塔寺山の麓にひろがる八塔寺村の趣きの集落ではあるが、今から約1,200年
          前の神亀5年、聖武天皇の勅願で、この地に八塔寺か創建され、十三重塔・七堂伽藍・
          72僧坊が建てられ、山岳仏教の道場として、盛況を極めたというが、その面影は
          今は何もない。

           昭和30年代から人口の流出が続き、過疎化が急激にすすんだそうだが、集落住民の
          総意で自然を残した観光開発が計画され、昭和49年八塔寺ふるさと村の指定を県より
          受けている。
           この地には茅葺き屋根の住居が多く残されていて、農村の原風景がそのまま展開され
          ており、ロケ地としても使われている。
           しかし、訪れた日は日曜であったけれど、観光客もまばらで、無住の、傷むに任せて
          いるかのような家屋も目についた。

           自宅から走行片道100キロ。
           休憩を挟んで2時間かかった。
           滞在6時間。あちこち歩き回って、疲れたら日陰で休憩をとり、その場で荒っぽい
          スケッチを3枚仕上げた。
           気候の良い時に改めて訪問し、高台から俯瞰する風景を描きたいと思う。


            

ほうずき    [686]

2015-08-07 18:43:32 | 淡彩スケッチ
          
            ほうずき  水彩 サイズ F5

          この春から、夕刻の散歩を、早朝ウオ―キングに切り替えているが、
        仲間からはいつまで続くかと、賭けの対象にされている。

         農道や川沿いの遊歩道を歩くのだが、その道沿いでは、農家の人達が
        日の出前から野菜や花卉の手入、収穫に精をだしておられるので、内心
        少々引け目を感じてしまう。
         同じように歩いている人達、仲間といえるかどか分からないが、出会う
        人には自分の方から積極的に挨拶をするようにしている。
         しかし、素知らぬ顔の人も、いかにも迷惑そうな哲人風の人も、または、
        歯を喰いしばって何かの業でもしているかのような人も居る。

         遊歩道には所々にベンチも置かれているし東屋もあるから、その周辺は
        言うに及ばず、農道にまでゴミが目に付くので、先日自分の行程を二日に
        かけて歩きながら拾って回ったら、飲料水の空き缶、ペットボトル、紙
        パックそれにいわゆる普通のゴミが、大きな袋(45㍑)に2袋もあって、
        その成果?には驚いた。
         もう一つ驚いたことは、挨拶の声をかけるのに手こずっていた御仁が、
        拾っている自分に、わざわざ寄ってきて「ありがとうございます」と云って
        くれたことである。