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兵庫県篠山市福住へ行って来た。
10月21日付「ふたばカフエ」で少し触れたけれど、この地区を国の重要伝統的建造物群
保存地区に選定するようにと文化審議会が文部科学相(田中真紀子)に答申したことを
新聞が伝えていた。
兵庫県では、神戸市の異人館街、篠山市の城址周辺、豊岡の出石城址周辺に続く4カ所目の
選定だそうである。
篠山は城下町として発展してきた市街地であるけれど、避けられたのか拒絶したのか知ら
ないけれど、JR福地山線も高速道舞鶴線も迂回するかのように市の中心地を通っていない
から、周辺一帯には穏やかな趣きを残す風物が多い。
この福住の街も街道筋としての往時の姿を多く残していた。
いずれ多くの人が訪れるだろうけれど、休憩所も公衆便所も無く、みやげ物店風のものも
無いから、受入の対応は今からである。
静かなままでいてほしい。
建築上の特徴は、基本的には平屋であるけれど、間口が広いから、妻入りの大きな壁に
中二階の窓、明かり取りが付けられている。
京風の細やかな格子が魅力的であり、小豆色の木部塗装も穏やかであった。
目を通してくださりありがとうございました