淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

篠山・福住

2012-10-30 19:16:47 | 淡彩スケッチ
      
              サイズ F2

      
              サイズ F4

         兵庫県篠山市福住へ行って来た。
         10月21日付「ふたばカフエ」で少し触れたけれど、この地区を国の重要伝統的建造物群
        保存地区に選定するようにと文化審議会が文部科学相(田中真紀子)に答申したことを
        新聞が伝えていた。

         兵庫県では、神戸市の異人館街、篠山市の城址周辺、豊岡の出石城址周辺に続く4カ所目の
        選定だそうである。

         篠山は城下町として発展してきた市街地であるけれど、避けられたのか拒絶したのか知ら
        ないけれど、JR福地山線も高速道舞鶴線も迂回するかのように市の中心地を通っていない
        から、周辺一帯には穏やかな趣きを残す風物が多い。
         この福住の街も街道筋としての往時の姿を多く残していた。

         いずれ多くの人が訪れるだろうけれど、休憩所も公衆便所も無く、みやげ物店風のものも
        無いから、受入の対応は今からである。
         静かなままでいてほしい。

         建築上の特徴は、基本的には平屋であるけれど、間口が広いから、妻入りの大きな壁に
        中二階の窓、明かり取りが付けられている。
         京風の細やかな格子が魅力的であり、小豆色の木部塗装も穏やかであった。



              目を通してくださりありがとうございました

              日記@BlogRanking


街角スケッチ  [487]

2012-10-26 23:30:02 | 淡彩スケッチ
       

               

          三宮にて   F2

        思いがけないところで、懐かしい人に出会った。
        画材屋の店頭で、40年ぶりの人と。
        もうひとりの人とは数日後、画廊で、15年ぶりで。
        どちらの人とも、自分の方が先に気がついて、とっさに○○さんと声を掛けることが出来た。
        ヤア~・・と云い合ってすぐさま最寄りの喫茶店で小一時間も話をすることになったが
       ボケが進むと、少し前のことはすぐに忘れるのに、昔のことはいつまでも覚えているの体(てい)
       かも知れん。




           目を通してくださりありがとうございました

           日記@BlogRanking

茅葺の家   [486]

2012-10-22 19:45:49 | 淡彩スケッチ
      
        水彩  F4

       何時の頃からか、茅葺きの家に惹かれて時々スケッチをさせてもらっている。
       わざわざ行って描くのではなく、殆どが゛通りがかりか、遠くにそれらしき建物を目にして
      近づいていくことも多い。こんな時には軽四が大いに役立ってくれる。
       イーゼルの手持は無くても、立ちスケッチか畦に腰をおろして描いている。
       他人(ひと)さんの住まいだから断りを入れることもあれば、描くことを控えるときもある。
       その姿が好きで何度もスケッチをさせてもらったり、30号の油絵にさせて貰っていた建物の
      屋根が、最近急に傷んできて、その様子を見るのが寂しい。




             目を通してくださりありがとうございました

             日記@BlogRanking

ふたばカフエ  [485]

2012-10-21 22:51:12 | 淡彩スケッチ
       
         「ふたばカフエ」 水彩  F4

         あまりの好天につられ、篠山へ車を走らせた。
         城址北側、亀岡への道を行くと、いたる所で特産の黒豆を売る小屋やテント張りが
        見受けられ、買物客もそこそこに車を寄せていた。
         山裾の集落の家々の佇まいは整然としていて、この地の特色をきっちりと残す民家も
        数多く見られ、そばに行ってすぐにもスケッチをしたく思う茅葺も散見できた。
         雑誌などでの紹介記事で知っていた「ふたばカフエ」も、屋根に草を生やす姿で、
        遠目にもすぐに分かって立ち寄ったけれど、順番待ちする人も多く、残念ながら外観を
        スケッチするだけにした。

         この日の朝刊が、この先3,4キロくらい行った先の福住地区を重要伝統的建造物群
        保存地区に選定するよう国の文化審議会が答申したことを伝えていた。
         兵庫県では、神戸市の異人館街、篠山市の篠山城址周辺、豊岡の出石城址周辺に続く
        4カ所目の選定だそうで、「伝統的な建造物が残る宿場町と、その周辺の農村集落が
        一体となって往時の姿をとどめている点などが評価された」とある。

         改めてじっくりと見て回りたいと思う。
         この日は丹波焼陶器まつりでもあり、この周辺にもそれらしい影響は出ていた。



         目を通してくださりありがとうございました

         日記@BlogRanking

トルコキキョウ  [484]

2012-10-13 00:57:17 | 淡彩スケッチ
     
         「トルコキキョウ」 水彩画 F6

      明日は休みで、それなら何時になろうがやりたいだけやろうと、
     夜更かしを楽しんでいる。
      とうとう彼岸花のシーズンもすんで、今年は他人(ひと)さんの
     ブログで楽しませてもらった。
      風に乗ってくる香でその開花に気づく木犀のように、群生した
     ものより、ああこんな所にも咲いていると気づくくらいがこの花に
     似合っていると思う。

      毎日の車内で「落日燃ゆ」(城山三郎著)を読んだ。
      東京裁判でA級戦犯として死刑になった七人の中で、ただひとり
     軍人でなかった広田弘毅を主人公にして書かれたものである。
      今の時代にも当てはまることも多々あり、歴史に学ぶということは
     こういうことかと思えるほどのものであった。
      どうしてここまでのことが分かったのかと思うほど、膨大な資料を
     もとに、淡々とこの人のことが書かれていて、それだけに印象深い
     ものであった。


          目を通してくださりありがとうございました

          日記@BlogRanking

里の家  [483]

2012-10-07 12:19:33 | 淡彩スケッチ
               
          「里の家」 水彩絵の具  F4
  
         山裾に点在するこの集落で、この民家だけが茅葺の姿を残している。
         訪れたこの日、腰を下す近くの墓地からはお彼岸の線香の香りが流れていた。

         2時間ばかり乗り継いだあとの駅のミニコンビニで、昼飯用に、おにぎり二つと
        茶のペットボトルを買うのは、ここしばらく毎朝の習わしである。
         暑い盛りは、茶ではなく、2本の水500CCのものであった。
         レジには、何人かの女性が交代で出ているが、その内のひとりは、さりげなく
        「いってらっしゃい」と、同じ様に立ち寄る客に声をかけている。
         嬉しいひとことである。



           目を通してくださりありがとうございました

           日記@BlogRanking