淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

噴煙を上げる桜島   [660]

2015-01-31 00:23:34 | 油絵
        
             「桜島」 油彩 P15

        
             2014年 2月 2日 
             現地で霧の晴れるのを待ちながら描いたスケッチ

           昨年の2月初めに、鹿児島の桜島を描きたくて、2泊3日の一人旅をしたことがあった。
           菜の花の咲く池田湖や長崎鼻をスケッチして回ったあと、最終日に桜島を描くべく朝から
          イーゼルを据えて構えたのだけれど、残念ながら霧が晴れず、形はつかめたけれど本来の色を
          写し取ることはできなかった。

           当初の計画では、水彩スケッチをして帰って、油絵にするつもりだったけれど、気が乗らず
          そのままに放り投げていた。

           この度、色は、地元南日本新聞のライブカメラ放映のものを参考にしてとにかく、ケリを
          つけることにした。


お年玉つき年賀はがき [659]

2015-01-24 21:31:36 | 淡彩スケッチ
           
               夕暮れの野   サイズ  SM ( 227 × 158 )


侘助  サイズ  SM ( 227 × 158 )


           
          年明けに、郵便局に寄って、書き損じの年賀ハガキ5枚を窓口に差し出し
         て交換を申し出た。

          その時に対応してくれた窓口の若い人が、「もし、お急ぎで無ければ、
         もう少しすると抽選がありますので、それからになさったらどうでしょうか」と
         勧めてくれた。
          普段だったら、多分、5枚やそこらで当たるはずも無し、いちいち面倒だからと、
         その勧めを断ったと思う。
          然しこのときは、この人の心遣いがひどく嬉しく感じられて、その言葉に従った
         のである。

          3等の切手シートが当たっていた。

岩合光昭 写真展   [658]

2015-01-14 23:21:17 | 想い
         
               入場チケット

         
               海ちゃん

         
               出雲市にて

         
               エジプト・カイロ

         
               福江島にて

          猫好き人間には広く知られている人らしいけれど、作品どころか
         名前すら知らない人だった。
          TVにもかなり出ているそうで、自分がかなり遅れているようだ。
          最近ネコに興味を持ち出したひとに誘われて, 近くの魚の棚散策も
         出来ることだしと、ついて行った。

          どの猫も、擦り寄る顔を見せていなかった。
          それぞれの人格(?)が顔に浮かび上がっていて、立ち止まる一枚一枚に、
         にんまりさせられた。

         掲示されている作家の言葉の中に

         ネコは飼うのではなく、まさにしのぎをけずりながら、人間と一緒に生きて
        いく動物です。
         ネコは、ネコ。人間は人間。
         おたがいのきもちをさぐりながら、ふと距離をへだてたままでたたずんでみる・・・。
         そんな、ネコと人間であっていいのかもしれません。

         とあった。

         子供の頃、自分の家にも、誰が可愛がるということも無いのに、いつもネコは
        住みついていた。
         そう、ネコはネコ、人間は人間だった。

かやぶき屋根の店 はなとね    [657]

2015-01-06 22:06:42 | 淡彩スケッチ
       
            旧前田家 南面  サイズ F4  水彩

       
            旧前田家 北面  サイズ F6  水彩

       神戸市北区淡河地区にはまだ茅葺民家が沢山残っている。
        暖かくなってスケッチをしたくなった時のための場所探しに車を走らせていて、何度か
       スケッチをさせてもらった茅葺の前田家(旧前田家と云うべきだろうが)の近くを通った時に、
       少し気になっていたことがあったので農道に分け入った。
       
       初めて訪れた時は老夫婦が住んでおられたが、その後ご主人が亡くなられたことを聞いて
      いたので、その後どうされているのだろうかと気になっていたのである。
       今までは周辺で人影を見ることは少なかったが、今回は自動車が数台止まっているし、数人の
      子供達も家の周りで遊んでいた。

       若いご夫婦が旧前田家の一角で「はなとね」を経営していた。
       外からはそれとは分からないベーグルを焼く工房ができていて、持ち帰りの他、広縁などで
      のんびり食べられるようにしていた。
       この日は座敷(カミノマ)にまで上げてもらって、コーヒーを合わせて食べさせてもらうこと
      ができた。

      貰ったチラシには
       なにもないし、なにもしない。
       それが私たちのゆたかさです。
       空と畑以外になにもないところで、きちんと確かめた素材を使い、あたりまえの手間を慈しんで
      つくります。
       食べものとして、いらないことはなにもしない。
       私たちはそれもゆたかさのひとつだと考えています。
      とあった。

       住む人のいない家は寂しすぎる。
       どうぞ神戸市指定文化財の大事な茅葺屋根の家を、いつまでも生かしてくださいと願うばかり
      である。

 
      旧前田家のこと
       以前、茅葺屋根を巡るバスツアー(2013)に参加して、神戸市北区にある前田家も見学した
      ことがあった。
       昔は庄屋を務めていた旧家で、茅葺き入母屋造りの母屋、東面には納屋、北面には閑居や米蔵・
      味噌蔵が並び、西面には奥座敷が□の字型に配置されている。
       配布資料には、「母屋などの建築は、文化、文政期ころで(約200年前)、屋敷の構え全体
      が、江戸時代から近代にかけての農家のありかたをよく伝えているほか、周囲の水田や山林と
      相俟って、優れた景観を形成していることから、敷地と一体として保存されるべき重要な民家
      として、平成15年3月に神戸市指定文化財に指定されました。」とあった。

       見学会以後、何度か寄ってスケッチしたものを掲載した。(既出)
     
       南面、母屋部分  サイズ F4
       北面 蔵、閑居など サイズ F6

三田母子(もうし)の大池   [656]

2015-01-02 19:17:34 | 油絵
       
              三田母子の大池  油彩  P10

       昨年の秋の暮れ、三田母子の大池で、水彩6号の絵を一枚仕上げたことがあったが、
      視点を少し変えたところにも心に残る眺めがめあって、それをこのたび写真をベースに
      して油彩10号の絵にした。
       描いていて、ますますこの地、この眺めが好きになったので、今秋には、何度か通って、
      せめて30号位のものに、もう一度挑戦しようと思う。


       この大晦日は、3人で所属団体基点に、その警護のために泊まり込んだ。
       普段は馴染の無い人たちだったけれど、夜の更けるまでの話し合いからは、
      得るものは大きかった。

       今日(2日)は、路面凍結の緩むのを待って、近くの村の鎮守風の神社と墓へ、娘夫婦と
      お参りした。
       受けた御神籤には「吉 闇夜に月が出るように明るくなったが、やはり夜の道であるので、
      心して進めば神仏のお加護により幸せが訪れる」とあった。