淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

かやぶき JAZZ ライブ~黄昏のトランペット     [ 737]

2016-10-26 22:55:38 | 淡彩スケッチ
          
          再生工事中の茅葺古民家  F6

            神戸市広報紙(10月号)を見ていて、表題の催しのあることを知った。
          再生工事中の茅葺古民家の傍らで、プロの奏者と歌手によるJAZZライブと
         いうものであるらしい。
          以前にも、このような催しでの茶会等に参加したことがあり、今回も参加した
         いと思うけれども時間的にどうしても不可能。
          それなら時間の取れるときにと、昨日現地へ行ってきた。

          迷いながら行き着いた山下さん宅では、当日用のステージの準備をされていたが、
         快く再生工事中の建物を見せていただくことが出来た。
          この機会に写真だけではもったいないからと、スケッチもさせてもらっていたら、
         お母さんが、敷地に実る柿を沢山下さった。
          有難いことでした。



          この催し 日時  11月5日 3時より
               主催  有野かやぶき古民家保存会

神戸市役所展望ロビー  [736]

2016-10-25 20:04:03 | 淡彩スケッチ
               
                 神戸市役所24階展望ロビーより 三ノ宮方面を見る  F3

              昨日、仲間と三宮へ出た。
            参加している水彩画同好会の食事会に誘われて。
            参加していると言っても、月一度の集まりに、それも半年に一度くらいしか
           参加していないのに、律儀に声を掛けてくれたのだった。
            その店は、通常料金からシニアは200円引きという事だったが、全員が
           それに該当したそうで、最近の絵画クラブの状態がここにも出ていた。

            散会後、一年ほど前までの数年、参加していた水彩画クラブ、金曜会の作品展を
           観る為に、神戸市役所市民キャラリー(1号館2階)へ寄った。

            この会からは、残念ながら時間的、経済的理由で、退会したのだったが、かって
           の仲間の、その後の励みの出ている作品に接して、懐かしさとともに、寂しさも感じた。

            折角此処まで来たのだからと、24階の展望ロビーへ上がったら、見渡す限りの
           秋晴れだった。
            神戸港、六甲山、海岸線そして市街地の眺めは見事だった。

            手持ちの小さなスケッチブックに、これも手持ちの筆記具で三宮方面を描いた。

豊作の秋  [735]

2016-10-21 20:13:54 | 淡彩スケッチ
           
             刈り取り前の稲田    水彩  380×280

               この辺りの稲はほとんどが酒米である。
            田植えも収穫も、一般の稲に比べ一か月くらい遅いようだ。
            当地は幸いなことに天候にめぐまれたから、倒れ込んでいる稲は見当たらない。
            刈り取った後の農地は、このあと利用されることも無く、来年の初夏、田植えの
           頃まで眠ることになる。

没後25年 中川一政 心の太鼓が鳴り渡る 展

2016-10-19 22:41:36 | 想い
             
             中川一政 「向日葵」   購入した絵葉書をスキャンしたものである

                「写実とは見たまま描くことではなく、思ったまま描くことだ。」
             「正確、不正確を超えたところに芸術がある。」

             上記は、20年前に手に入れた画文集、中川一政の「いのち弾ける!」にでてくる
            ことばである。

             この人の、没後25年展を、神戸御影の香雪美術館で観てきた。
             大自然をアトリエにして描いた「駒ヶ岳」も、生涯に800点以上も描かれていた
            という「薔薇」も、受けた感動をほとばしるエネルギーに変えてキャンバスいっぱいに
            塗り重ねてかかれた「向日葵」も、みんなすばらしかった。

             そして一番こたえたのは、死の2年前に残した、九十七翁と添え書きのある「正念場」
            と大きく書かれた墨書であった。

茅葺民家 (三田・上青野)   [733]

2016-10-12 00:49:27 | 淡彩スケッチ
          
              茅葺民家  三田 上青野   鉛筆、淡彩   380×280


             以前(まえ)に通ったような気がする道を走行していて、思い出
         して山裾の茅葺民家へ立ち寄った。
          その時も人の住んでいる様子は無かったけれども、この度もおなじだった。
          雨を厭うブルーシートまでが掛けられていた。
          もう会うことも無いだろうと、立スケッチをして、色は家で浅く載せた。


          先日、街中の書店で何時もの様に、美術書コーナーで走り読みさせてもらった。
          有名画家の作品集や、絵画技法などの興味ある本に混じって面白そうな本も沢山並んでいた。

           「絵はすぐにうまくならない」
           「読むだけで絵が上手くなる本」
           「脳の右側で描け」
           「すぐ描ける日本画」   などなど。
          描くのはやはりむつかしそうだ。

          他のコーナーで、シンプルライフを勧める一冊の本も立ち読みした。
          著者は禅僧で、日本庭園の設計で、外国ででも多くの作品を残している人である。
          なるほどと思うことも沢山書かれていて、購入しようかとページを追っていたが、ある個所に
         至ったところで、欲しいものがあってもすぐに買うな、数日経ってからでもなお欲しく思う
         のなら、その時になってから買えということだった。
          なるほど、そんな失敗は、過去に自分も何度も経験している。

          結局、今回この本を買うのは止めた。

茅葺屋根 三様    [ 732 ]

2016-10-02 16:50:05 | 淡彩スケッチ
         
           三木市吉川町 茅葺民家  (写真 1)

         
           茅葺屋根の改築工事中  (写真 2)

         
           茅葺屋根を下地にして金属材で吹き替えられた屋根  (写真 3)


           まるで梅雨の晴れ間かという日、おなじみ三木市吉川町で、
        稲田の向こうに見える茅葺民家のスケッチをした。

         この地に見られる農家の典型的な姿である。
         酒米の多いこの辺りの刈り入れは、ここ十日ほどの間で終わるのだろう。
     
         すぐ近くの民家での屋根葺き替え工事が始まっていた。(写真 2)
         茅葺きであった屋根をそのままにして、その上に金属屋根材を葺くための下地造り
        の途中であった。

         そのまた近くには、まるでサンプルのように、既に金属材で葺かれた屋根の家が
        眺められた。 (写真 3)

         こうして次から次へと、茅葺屋根は姿を変えていく。