淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

鉛筆デッサン [209]

2010-10-13 18:47:10 | デッサン
               今回のデッサン講座の課題は人物デッサンであった。
               
               受講生同士で2人づつがペアーを組み、交互に10分間モデルとなり、
              互いを描き合うということになった。

               やってみると、自分がモデルになっている間の10分間は長く感じ、
              早く済むことを願い、反対に、描く時の10分はあっという間に過ぎてしまい、
              時間の不足を感じるのである。

               他人の為にすることは厭うくせに、他人の世話になる時はより多くを望む
              自分の厭らしさがはっきりと出ている思いであった。


               描いている途中、講師から部分、部分の大きさのバランスの狂いを指摘された。
               言われてみると全くその通りで、修正の為にかなりあと戻りする結果になって
              しまった。

               当然、スタートの段階でチェックして割付もしていた。
               した積りでいた。しかし、その段階で狂いがあったのだ。

               途中での見直し、チェックもせずに、最初にするべきことをしているから
              誤りの有るはずが無いと安易な思い込みで、進めてきた結果だったのである。
               ボタンの掛け違いで、どこまで行っても直らないのは当然のことである。

               絵画技術の問題では無い。心の問題である。
               大きな勉強をした。              サイズ F10
 

                 目を通してくださりありがとうございました

                 日記@BlogRanking

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (magamik)
2010-10-14 08:24:28
ご無沙汰でした。
人となりまでもがわかるようなデッサンじゃ
ないかと思います。

おっしゃるとおりですね。
読ませていただいたmagamik自身も大収穫です。
ありがとうございました。

また夜にゆっくりお邪魔させていただきます。
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心の問題 (hirugao)
2010-10-14 12:59:08
こんにちわ

人物は面白いかもしれませんが苦手です。
とにかく何でも最初が大事なのですね。

絵画技術の問題ではない・・・
難しいものですね。
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人物デッサン (y-mie)
2010-10-14 13:59:19
珍しい男性のモデルさん?よく均整のとれたエンビツデッサン やや前に傾いているのかな と 眺めさせていただいてから 読みました。
写真でも人物を写す時その内面まで写し撮らねば…と云われます。到底私には出来る技ではありません。人物に限らず作品にはその作り手の心まで現れるとか…良し悪しは別として そこまで思い至るなら素晴らしい事だと思います。
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magamik さん へ (satoyama)
2010-10-14 19:25:10
ひとり遊びなどと云って、いい加減にやっていたのでは進歩もなにもないなあと思いました。

楽しい連休になって良かったですね。
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hirugao さん へ (satoyama)
2010-10-14 19:28:08
生き方の問題ですね。
こんなことがもっとしっかり出来ていたら、私の人生も、もっと変わっていたでしょう。
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y-mie さん へ (satoyama)
2010-10-14 20:01:17
まだまだ内面まで表現できるとは思っていません。
チェックすべきときにチェックしていないから、何年やっているのだと云われるような無様な事をやっている自分を恥じているのです。
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 (なりひら)
2010-10-15 19:47:50
「父の肖像」・・があればよかった。一瞬そう思いました。写真から描く手もありますね。

今週初めに父を亡くし、葬儀も終わって、昔の写真などを整理しながら、「喪失感」を味わっています。ようやく他の方のブログを訪問しようという気持ちになりました。
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なりひら さん へ (satoyama)
2010-10-15 21:27:53
 ブログ 210号を投稿して、戻って見ると貴方からのコメントが届いていました。
 ご冥福をお祈りします。
 
 私は10年前に妻と別れた時、その仮通夜の明けた寒い朝、
ひとりで話しかけながらそのデスマスクを描いて残しました。
しかし、悲しみが戻るので見かえすことはめったにありません。
 
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10分の鉛筆画 (アツガーリン)
2010-10-18 22:30:04
 F10はかなり大きいですね。10分で描いたというので驚きでした。クロッキーにかなり慣れていないと、これだけは描けませんね。
よく見ると鉛筆を消した跡が見られますね。消すのも良いですが、私の場合はわざと残しておきます。すると線と線が重なり合っておもしろいですね。
 「初めが肝要」は特に人物の場合言えますね。感興に任せてうっかり速写すると狂いに気づかないで描きだしてしまい、後までこれがたたりますね。

 お互いがモデルをするのは良いですね。こうして私は6枚の油絵を描きました。一人当たり7日掛けました。私が初めにモデルになり突破口を開きました。最初は反対の人も仕方無しでしょうが、7日間勤めました。慣れてみればモデルも面白いですね。誰が今どこを描いているとか判りますし、よく見ないで描く人と見てばかりいてやおら描く人、色々ですね。大体はよく見て描く人の方に軍配が上がる気がしましたよ。
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アツガーリン さん へ (satoyama)
2010-10-19 23:51:59
こんばんは。
まぎらわしい書き方をしてすみませんでした。
10分で描いたのではありません。
10分ごとにモデル役、描き手が交代して、それを何度も繰り返し、結局夫々がトータルで90分描くことができました。

慣れない者同士ですから、動いて大変でした。
もとの位置にはなかなか戻れませんでした。
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