脇道にそれた農道のような所で描いたが、すぐ横に記念碑のような
小さな石のモニュメントが有った。
圃場整備か何かの事業の記念碑かと思ったが、「平山郁夫画伯 平成3年9月
取材場所 ④」とあった。
この場所でかと、感慨深かったが、9月なら今日のように寒くはなかった
だろうとも思った。
近くの店に、うどんや汁粉で体を温めに入っては2時間ほど描き続けた。
づっと行きたいと思っていたところだったので、絵はそこそこにして、
貰った周辺地図を頼りに2時間近く周辺を歩きまわってきた。
帰りの電車で、小学生3,4年生風の女の子と、いわゆるおばちゃん風の
お母さん親子と対面して座った。
私と同じように、遠出をしての帰りのようだった。
しばらくして2人は、手作り風の昼の食残し弁当を広げ出した。
何のてらいも無かった。
お母さんは、しっかりと目線を娘におろして、きっちりと話をしていた。
きっちりと聞いてやっていた。
そのあいだじゅう、完全に話の中に入り切っていた。
私にはこれが決定的に出来ていなかった。
サイズ F3 [108]
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小さな石のモニュメントが有った。
圃場整備か何かの事業の記念碑かと思ったが、「平山郁夫画伯 平成3年9月
取材場所 ④」とあった。
この場所でかと、感慨深かったが、9月なら今日のように寒くはなかった
だろうとも思った。
近くの店に、うどんや汁粉で体を温めに入っては2時間ほど描き続けた。
づっと行きたいと思っていたところだったので、絵はそこそこにして、
貰った周辺地図を頼りに2時間近く周辺を歩きまわってきた。
帰りの電車で、小学生3,4年生風の女の子と、いわゆるおばちゃん風の
お母さん親子と対面して座った。
私と同じように、遠出をしての帰りのようだった。
しばらくして2人は、手作り風の昼の食残し弁当を広げ出した。
何のてらいも無かった。
お母さんは、しっかりと目線を娘におろして、きっちりと話をしていた。
きっちりと聞いてやっていた。
そのあいだじゅう、完全に話の中に入り切っていた。
私にはこれが決定的に出来ていなかった。
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