浄瑠璃寺 三重塔 (国宝) F3
浄瑠璃寺 池越に見る阿弥陀堂 (本堂 国宝) F4
長姉、兄ともに逝き、残る姉と二人で、笠置山(京都府相楽郡)
山頂にある笠置寺門前の料理旅館に宿泊し、参拝の後、夜のふけるまで、
父母や姉、兄のことなど、思い出を話し合った。
笠置寺は、歴史も古く、巨大な磨崖仏(弥勒仏)を本尊とし、南都との
関係も深く栄えていたが、後醍醐天皇がこの山に籠って挙兵(元弘の乱)
したため、その落城と共に、笠置寺も灰塵に帰した。
紅葉がこの山の売りの一つであるだけに、部屋の中からの眺めまでが
素晴らしかった。
翌日は、笠置から20分ほどの所にある浄瑠璃寺へ行った。
この寺を初めて訪れた時はまだ学生だった。
岡部伊都子が「観光バスの行かない・・・埋もれた古寺」の中の浄瑠璃寺
の項を書いたという、1960年3月、この頃である。
寒くも無く、快晴の祝日。
人の出は多く、門前駐車場には観光バスまでが留まっていた。
紅葉の真盛りであった。
境内では、吟行をするという姉と別行動をとり、自分はラフスケッチを
した。
浄瑠璃寺には 国宝 本堂(阿弥陀堂)
三重塔
九体阿弥陀如来像
四天王像
重要文化財 吉祥天女像
本堂前の石灯篭
史跡・特別名勝 浄瑠璃寺庭園
が遺されている。