淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

侘助   [588]

2013-12-29 00:19:51 | 淡彩スケッチ
      
                 サイズ  サムホール

      
                 サイズ  F3

       侘助が開きだした。
       いつもの年よりかなり遅いと思う。
       一枝を切り取って備前の細いものに挿した。
       毎年、描いているのだが、上手く描けない。

       引いていた風邪も大ごとにならずに収まったので、久しぶりに外に出た。
       この寒さ、いくらなんでもスケッチと云うことにならず、仲間内の作品展に
      出展する風景画の場所探しでもと車を走らせ、途中車内から簡単なスケッチをした。
       どこがどうと云うこともない村中の風景だけれど、なぜか懐かしい気がした。


広渡廃寺跡 歴史公園   [587]

2013-12-25 19:23:31 | 淡彩スケッチ
        
                  サイズ サムホール

        小野の北播磨綜合医療センターからの帰りに、少し遠まわりになるけれども、広渡廃寺跡
       歴史公園に寄って来た。
        かっては栄えたのでしょうが、平安時代の末にはすたれてしまったそうです。
        今は建物は何も残っていませんが、幸い基壇の跡がきっちり残っていましたので、正確な
       場所、建物規模が分かります。
        東塔、西塔を持つ薬師寺式時伽藍だったそうです。
        ただこちらの塔は三重塔だったそうです。
       伝承によれば、本尊は、近くの浄土寺薬師堂の本尊として残されているそうですが、もし
       そうなら、創建時のものがいまに繋がっていることになります。

        描いているうちに、金堂や三重塔が鮮やかに甦ってきました。


冬至    [586]

2013-12-23 11:23:35 | 淡彩スケッチ
        
             ナンキンと花ゆず  F4

        通りがかりの道の駅に寄ったら、「冬至 (12月12日) に、ナンキンとゆずを
       食べると風邪をひきません」との張り紙の下に、色とりどりの南京と花ゆずが盛られていた。
        すぐ何にでも乗せられる癖が出て、早速買って帰って描いた。
        22日には食べれるようにと。

        昨夜、ナンキンは適当に調味料を入れて炊き、ゆずは浴槽に放り込んだ。

        この前、湯につかりながら眼の前に浮かぶゆずを、もっといい匂いがするように、
       その3個を握りつぶしたら、びっくりするほど肌がひりひりして飛び出たことが有ったので、
       この度は浮かべたまま眺めていた。

        私にも少しは学習能力が有るので。

茅葺バスツアー ( 4.補修現場見学 )最終回  [585]

2013-12-21 22:18:13 | 淡彩スケッチ
        
              屋根葺き作業の見学

        
              石峯寺参道スケッチ F4  道の向うに見えるのが二王門

        茅葺民家の補修現場では、茅葺き職人の相良さんから材料、工法などについて
       懇切丁寧な説明を受けることが出来た。
        「職人」と云う言葉を差別用語として、その使用を控える動きも有って、「作業員」、
       「技能工」と呼ぶことも多くなってきたが、ここの人たちは、職人と云うことを誇りにして
       いるような人達であった。
        立ち合って下さった家の御主人からも、今までは茅葺きの家について前向きに考えて
       いなかった子供達が、是非このままの状態で残して欲しいと希望したので、補修して
       このまま住み続けることにしたとの話も聞かせてもらった。

        隣地の田圃からは、同じ高さの視線で作業をじっくり見ることが出来た。

茅葺きをめぐるバスツアー ( 3.石峯寺 )  [584]

2013-12-18 19:22:57 | 淡彩スケッチ

石峯寺 三重塔   F3

        
              石峯寺 周辺風景

         石峯寺の創建は白雉2年(651年)と伝えられ、鎌倉時代の盛時には47の塔頭や子院が、
        江戸時代でも23の坊が有ったと寺の記録にあるそうである。
         今も室町時代建造の薬師堂、三重塔(いずれも国指定の重文)が残っている。

         当所では、子院の一つ、茅葺きの竹林寺を見学し、石峯寺本堂では住職から、この寺の来歴を聞いた。
         弁当の後は、淡河かやぶき屋根保存会《くさかんむり》の代表者、相良育弥さんから、
        茅葺きについての話を、質疑応答を交えて聞くことも出来た。
          1) カヤと云う植物は無い。屋根材、飼肥料として利用されてきた植物の総称である。
          2) 茅葺きの材料として、神戸周辺ではススキ、イナワラ、ムギワラが多く使われている。
          3) 茅葺き屋根の漏らないのは水にの表面張力があるから。
          4) 耐久力は20~30年。
          5) 夏は涼しいけれど、やはり冬は寒い。
        などなど。

         この後、バス出発までの自由時間に三重塔を立ちスケッチをした。
         狂いの有るのは承知の上で、とにかく楽しんでそのままグイグイ描いた。
         (着色は帰宅してから)



茅葺きをめぐるバスツアー ( 2.南僧尾 観音堂 )  [583 ]

2013-12-15 23:06:31 | 淡彩スケッチ
       
                南僧尾 観音堂   f3

       
                堂内の厨子

         村人(町民)に守られているお堂。
         創建承和7年(840)と伝えられる新善寺が、天正6年(1578)の兵火で焼失、焼け残った本堂が豊臣秀吉の命で
        修復され、以後、村の観音堂として守られてきた。
         発見された「堂頭日記」により、その建立は延徳元年(1584)を下らないと判断されている。

         桁行3間、梁間4間 4面庇及び広縁 寄棟造り・茅葺
         堂内に1間厨子を持っている。
         県指定重要文化財

         普段は外回りの扉は閉められているが、今回の見学会の為に開扉しておいてくださり、内部の厨子をも見る
        ことが出来た。

         境内は地元の人たちの手で、ねんごろに手入れされており、ここにも「わが村」の意識を見た。

茅葺きをめぐるバスツアー ( 1.前田家 )  [582]

2013-12-12 19:35:20 | 淡彩スケッチ
    
        前田家 主屋  サイズ F3

    
        前田家 屋敷  南側田圃越しに見る  サイズ F4

      神戸市北区まちづくり推進課が展開していた平成25年度「茅葺き屋根とふれあう月間」での
     催しの一つ「赤井家で楽しむ音楽とお茶の会」に参加したことは既にここに書いたが、その後
     もう一つの催し「北区の茅葺きをめぐるバスツアー」にも参加してきた。、
      企画は神戸市北区・谷上駅周辺活性化協議会で、神戸市教育委員会文化財課と北区まちづくり
     推進課が後援するものであった。
      行程は、既存茅葺きの民家・寺院を見せてもらいながら、住人、住職の話を聞き、現在屋根葺き替え
     工事中の現場では茅葺き職人からの説明を受け、各所では文化財課の職員による、建築史の面からの
     貴重な話を受けることも出来た。

      一般参加者は40名。参加費は、弁当付きで3000円。9時30分出発、4時帰着であった。

      前田家
      入母屋造りの主屋の他に、納屋、閑居、米倉・味噌蔵、奥座敷が付属している。
      主屋やその付属屋は19世紀(文化・文政期ころ)の建築。
      前田家では、農業の他に寺小屋なども営んでいたようす。
      屋敷の構え全体が、江戸時代から近代にかけての農家のあり方をよく伝えているほか、周囲の
     水田や山林と相俟って、優れた景観を形成していることから、敷地と一体として保存されるべき
     重要な民家として、平成15年3月に神戸市指定文化財に指定された。
     (当日配布された資料より抜粋)

しあわせの村   [581]

2013-12-10 17:42:26 | 淡彩スケッチ
    
                しあわせの村  F4

    神戸市北区、205ヘクタールの丘陵地に広がる、神戸市民のスポーツと福祉の
   ゾーンである。
    緩やかに南の方向に下る敷地の所々から瀬戸内海も見える。
    高台から見れば、スポーツ、福祉、レクリエ―ション、宿泊、温泉等の諸施設、日本庭園、
   自然歩道、リハビリテーション病院、シルバーカレッジ等の白壁、赤洋瓦の建物が木々の
   間に見える。
    その様子は南ヨーロッパ風ともいわれ、スケッチポイントの宝庫でもある。
    神戸の中心地から車で25分。市バスで各ターミナルともつながっているので、施設利用者
   だけでなく、ランニングや散歩を楽しむ人も多い。

張り紙    [580]

2013-12-03 19:54:31 | 淡彩スケッチ
      
         「 人物 」  水彩 F10

      流行語大賞ほど気の効いた話しではないけれど、心にぐっときた張り紙の話を。

      公衆便所や店舗内の男性用トイレでお目にかかる張り紙はどこも同じで、[あと一歩]、
     とか「トイレをいつもきれいに使って頂き有難うございます」くらいのものである。
      最近有る複合ビルのトイレで、立った目の前の壁に、「一生懸命きれいにお掃除しています
     きれいに使ってください おねがいします」というのが貼ってあって、一瞬出が悪くなって
     しまったが、これを書いた人を好きになれそうな気がした。