淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

国東 石造仁王像   [640]

2014-08-30 10:00:11 | 写真
      国東半島への駈け足旅行のことは、この日記の前回分に書いた。
      この地には沢山の石仏(磨崖仏を含む)が残されていて、今回も行く先々で
     多くのものを目にすることが出来た。
      その中でも、目を引く石造の仁王像は、全国に所在するものの8割がこの
     大分県に、しかもその大部分がこの国東半島に存在しているそうである。

      今回訪れた両子寺と富貴寺のものを紹介する。

     
        両子寺 石造仁王像
            国東でも最大のもの。像高 245 ㎝
            寺の伝えによると 文化11年(1814)建造


     
        両子寺 阿形像  クリックしてください 大きくなります
     
     
        両子寺 阿形像

     
        両子寺 吽形像

     
        富貴寺 石造仁王像
            元禄15年に像立
            元は参道階段の中ほどに立って、大堂を守り続けてきたが、
            昭和53年に新築された仁王門の中に安置されるようになった。
            像高 167センチ
            木立の中、苔むして立つ方が似合っていそうに思える。

     
        富貴寺 吽形像

     
        富貴寺 阿形像

     

 国東半島 六郷満山へ    [639]

2014-08-27 17:58:01 | 淡彩スケッチ
    
      富貴寺大堂   サイズ P4

    
      山門をくぐって 大堂を見上げる

         
      道路より山門を見る

    「フエリ―さんふらわあ」の[弾丸フエリー]乗船券をプレゼントされたので、
   50年振りに富貴寺へ行って来た。

    [弾丸フエリー]と云うのは、夕刻7時過ぎに神戸を出港して、翌朝6時半に
   大分港に着き、、到着したその日の夕刻7時過ぎに大分港を出港して翌朝6時半に、
   神戸に戻ってくるフエリーの航路のことである。
    要するに、ホテルや旅館での宿泊無しに、日中の一日を大分で過ごせるもので
   あった。

    目的地は、冨貴寺であったけれども、もう二度と廻れぬ所だからと、両子(ふたご)
   寺や真木の大堂、元宮磨崖仏も廻ってきた。

    相変わらずのひとり旅で、レンタカーのカーナビを相手に、ヘヤーピンカーブの
   アップダウンのある道程は、少々心細い思いもしたが、思っていたより道路は整備
   されていた。
 
    冨貴寺は、学生時代に、ひとりで九州一周の旅行をした時に、古建築に興味を
   持ち始めていたことも有って、不便な地に分け入るような気分で訪れた寺である。
    門前近くで、路傍の石仏を撮影していたら、前の家の男の人が寄ってきて、何処
   へ行く、何処から来たかの話から、まあお茶でもと引き入れられて出された湯飲みの
   中は焼酎だったことも懐かしい思い出である。

    今は門前に旅館らしいものや何軒かの飲食店も出来ていて、訪れる参拝者や観光客
   の途切れることは無かった。


   冨貴寺大堂
    平安末期の建造 国宝
    近畿以西での唯一の阿弥陀堂建築でもあり、九州での最古の和様建築
    内部の壁、柱には壁画が描かれていて、かなり傷んでいるとはいえ平安時代の
    仏画を今に伝えている

    本尊、木造阿弥陀如来座像(平安時代)は重要文化財
    その他、境内には貴重な石仏、石塔の類が数多く残されている。

集中豪雨     [638]

2014-08-19 00:49:27 | 淡彩スケッチ

          盆休の終わりになって、県内(但馬)や近隣都市(福知山)にも
         思いがけない豪雨があって大きな被害が出ている。
          市内の友人宅を訪ねた時にも、車を止めて様子見をするほどの
         土砂降りに見舞われたのであったけれど、訪問先の3,4キロしか
         離れていない所でも、その時、1時間の降雨量が60ミリだったことが
         翌日の新聞に出ていて、驚いたことであった。

          自分の居住している小さな団地の裏山の裾に、ゴルフ場の調整池が
         設けられているけれど、その調整池の設計基準をはるかに越える
         降水量が、あちこちで現実に記録されているのだから、災害の発生は
         よそごとでは無いことを肝に銘じなければならない。

          甲子園の高校野球のテレビを見ていたら、外野を沢山のトンボが飛んで
         いた。
          秋の気配はしているのだけれど。

         

         「ノウゼンカズラ」 水彩 F6
         近所の塀からこぼれ出ているものを描かせてもらおうとしたけれど、
         なんせ暑い上に、風にゆらゆらしていて絵にならず、結局写真に撮って描いた。
          のんびりと冷房の効いた部屋で描いていては、この花の情熱的な感じを
         出せなかった。
    
    

     「果物」  水彩  F4
     盆のお供えのあまり、梨、プルーン、プラムを描いた。
     大きな葡萄と思いながら買ったけれど大間違いだった。
     プルーンの表皮の、白いもやもやの表現は手に負えなかった。

    

     同じモチーフのものに再度挑戦したが、やはりこの程度のものにしかならなかった。

茅葺の水車小屋 [637]

2014-08-14 20:57:04 | 淡彩スケッチ
        
             鉛筆スケッチ  F6
 
         車で三田から能勢町に入った時に、昨年の秋、蕎麦畑の中の古い水車小屋を
        スケッチしたことを思い出して寄り道をした。
         使われている様子もなく、ますます軒先が傾いてきており、目にすることも
        これが最後かと思いながらスケッチをした。

有馬温泉のお休み

2014-08-05 18:42:30 | 淡彩スケッチ
         
             水彩画  F6

      温泉街の外れに在る切手記念館を訪問した後、時間もまだ早いので
     街中を散策していたら、驚いたことに、この時は本当に人通りが少なかった。
      聞けば定休日だそうで、閉めている店も多く、宿泊客のまだ到着しない
     真っ昼間の暑い盛りの時間帯であった。

      この狭い通りには何度かスケッチに来ているが、人の群れで、とても
     描ける状態ではなかった。
      この日は絶好のチャンスと、好きな場所に腰をおろして描いた。

里山  [635]

2014-08-03 23:02:44 | 淡彩スケッチ
      
           三田・木器 茅葺、曲り屋  F4

       三田の木器地区は、市街地から車でほんの10分ほどのところだけれど、
      低山に囲まれた里山が続いている。
       ぼんやりと立つているだけで癒される、好きな地である。
       旧庄屋の大きな屋敷や造酒屋もある。
       山裾の民家の中には茅葺も点在している。

       スケッチポイントは色々あるけれど、短時間で描いて帰るとなると、
      ついつい茅葺民家になってしまう。
       手入れの行き届いているこの家には、外からは人の営みは感じられ
      なかったけれど、描き終えたとき、車が一台帰ってきた。

      
        篠山城址横 小林家長屋門