薬師寺へ行って来た。
正確に書くなら、この寺の塔の見える所までと云うべきであろう。
拝観料を払って境内に入ったのではなかったのだから。
近鉄西の京駅で降りたら、塔はすぐ近くに見上げられたけれど、スケッチの
ポイントを探して、おおよその方角へ歩いて行ったが分からないから、道で
出会った人に、「写真などでよく見る風景で、池越しに塔の見えるところ」と
言って訊ねたらすぐに分かってくれて教えてくれた。
奈良医療センター前の大池の畔であった。
駅から20分くらいは歩いただろうか。
若草山の山焼きの時にも、写真が新聞に載る場所である。
東塔は11月に入ると解体修理にはいるそうで、10年くらいはお目にかかれなく
なるからか、夜になるとライトアップされるということを、犬の散歩の人が教え
てくれた。
だからであろう、ほぼスケッチを終えて帰ろうとする4時頃には、50人ほどの
カメラマンがもう集まってきていた。
駅へ戻る途中、下り坂までくると思いがけなく眺めがいい場所に出たので、
いっそのこと、此処からもスケッチをして、時間をつぶしてから、ライトアップ
された塔を見て帰ろうかと腰をおろすことにした。
簡単なものを一枚ペン描きして、塔の近くまで戻って来たもののまだその刻に
いたらず、それならと東側の田んぼの畦に腰をすえて、暮れゆく東塔のラフな
スケッチをしていたら、まだ残照の残る西の空にライトアップされた東、西の
両塔が浮かび上がった。
西の京駅へ戻る道から (西の京 六条)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/81/ef29de9d6033237e688617f95cada9c1.jpg)
サイズ F3
目を通してくださりありがとうございました
正確に書くなら、この寺の塔の見える所までと云うべきであろう。
拝観料を払って境内に入ったのではなかったのだから。
近鉄西の京駅で降りたら、塔はすぐ近くに見上げられたけれど、スケッチの
ポイントを探して、おおよその方角へ歩いて行ったが分からないから、道で
出会った人に、「写真などでよく見る風景で、池越しに塔の見えるところ」と
言って訊ねたらすぐに分かってくれて教えてくれた。
奈良医療センター前の大池の畔であった。
駅から20分くらいは歩いただろうか。
若草山の山焼きの時にも、写真が新聞に載る場所である。
東塔は11月に入ると解体修理にはいるそうで、10年くらいはお目にかかれなく
なるからか、夜になるとライトアップされるということを、犬の散歩の人が教え
てくれた。
だからであろう、ほぼスケッチを終えて帰ろうとする4時頃には、50人ほどの
カメラマンがもう集まってきていた。
駅へ戻る途中、下り坂までくると思いがけなく眺めがいい場所に出たので、
いっそのこと、此処からもスケッチをして、時間をつぶしてから、ライトアップ
された塔を見て帰ろうかと腰をおろすことにした。
簡単なものを一枚ペン描きして、塔の近くまで戻って来たもののまだその刻に
いたらず、それならと東側の田んぼの畦に腰をすえて、暮れゆく東塔のラフな
スケッチをしていたら、まだ残照の残る西の空にライトアップされた東、西の
両塔が浮かび上がった。
西の京駅へ戻る道から (西の京 六条)
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目を通してくださりありがとうございました
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東塔は11月に入ると解体修理に入るのですか!
とても良いタイミングでいかれましたね。
ライトアップされた塔はさぞ美しかったでしょうね。
10年先はどうなっているか分かりませんので、satoyamaさんのスケッチで見せていただけ
良かったです。
現代的な民家と古い塔の組み合わせがとても新鮮な感じがします。
もう随分前でしたか電車で行きました。
東塔が解体修理に入るとかでまたにぎわっているのでしょうね。
またラフなスケッチでおおらかな雰囲気でとても良いですね。
塔を高い位置から見ると変わった雰囲気に見えますよ。
新旧の対比は、指摘されるまで気がつきませんでした。
確かにそうですね。
耐水性のインクを注いだ万年筆で描いたのですが、期待していたほどの効能が無く、
かなり溶けだしたので、あまり筆を使えませんでした。
いい場所を見つけられましたね。
仏閣の塔は遠景がいいですね。
薬師寺と聞けば宮大工棟梁「西岡常一」師を
思い出します。
師の「木の心」の講演は今でも強烈な印象で
残っています。
塔の向こうから月が出て、大池に映る写真の撮影を何度も計画したのですが、天候やその他の調整がつかずに、今まで指をくわえたままです。確かに改修工事が始まったら当分不可能になりますね。いい時に行かれましたね。行動力に拍手!!!
私も2冊くらいこの人の本を読み、講演も聞いています。
ザックバランな語り口でしたね。
塔は近くから描くと、軒下の組みものの始末にいつも手こずります。
遠くからの方が趣も有りますね。
山頭火の 塔をめあてにまっすぐまゐる と云う句を思い出しました。
その人に聞いて、NETで 美工筆と云うのを手に入れて描いてみましたが、使いこなせるまでには、まだちょっとかかりそうです。