淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

薬師寺  [217]

2010-10-28 18:33:18 | 淡彩スケッチ
               薬師寺へ行って来た。
               正確に書くなら、この寺の塔の見える所までと云うべきであろう。
               拝観料を払って境内に入ったのではなかったのだから。

               近鉄西の京駅で降りたら、塔はすぐ近くに見上げられたけれど、スケッチの
              ポイントを探して、おおよその方角へ歩いて行ったが分からないから、道で
              出会った人に、「写真などでよく見る風景で、池越しに塔の見えるところ」と
              言って訊ねたらすぐに分かってくれて教えてくれた。
               奈良医療センター前の大池の畔であった。
               駅から20分くらいは歩いただろうか。
               若草山の山焼きの時にも、写真が新聞に載る場所である。

               東塔は11月に入ると解体修理にはいるそうで、10年くらいはお目にかかれなく
              なるからか、夜になるとライトアップされるということを、犬の散歩の人が教え
              てくれた。
               だからであろう、ほぼスケッチを終えて帰ろうとする4時頃には、50人ほどの
              カメラマンがもう集まってきていた。
     
               駅へ戻る途中、下り坂までくると思いがけなく眺めがいい場所に出たので、
              いっそのこと、此処からもスケッチをして、時間をつぶしてから、ライトアップ
              された塔を見て帰ろうかと腰をおろすことにした。

               簡単なものを一枚ペン描きして、塔の近くまで戻って来たもののまだその刻に
              いたらず、それならと東側の田んぼの畦に腰をすえて、暮れゆく東塔のラフな
              スケッチをしていたら、まだ残照の残る西の空にライトアップされた東、西の
              両塔が浮かび上がった。

                西の京駅へ戻る道から (西の京 六条)
              
              
              
                                        サイズ F3


                         目を通してくださりありがとうございました

                                日記@BlogRanking

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12 コメント

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良い時期に (magamik)
2010-10-28 20:13:03
こんばんわ~

東塔は11月に入ると解体修理に入るのですか!
とても良いタイミングでいかれましたね。
ライトアップされた塔はさぞ美しかったでしょうね。
10年先はどうなっているか分かりませんので、satoyamaさんのスケッチで見せていただけ
良かったです。

現代的な民家と古い塔の組み合わせがとても新鮮な感じがします。
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薬師寺の塔 (hirugao)
2010-10-28 20:42:23
こんばんは

もう随分前でしたか電車で行きました。
東塔が解体修理に入るとかでまたにぎわっているのでしょうね。
またラフなスケッチでおおらかな雰囲気でとても良いですね。
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magamik さん へ (satoyama)
2010-10-28 21:57:54
境内に入ってまじかで見たかったのですが、残念ながら、近くまで戻った時は閉門時間を過ぎていました。
塔を高い位置から見ると変わった雰囲気に見えますよ。
新旧の対比は、指摘されるまで気がつきませんでした。
確かにそうですね。
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hirugao さん へ (satoyama)
2010-10-28 22:03:38
普段の人出はどのくらいだったのか知りませんが、確かに閉門で入れない人も沢山居ました。
耐水性のインクを注いだ万年筆で描いたのですが、期待していたほどの効能が無く、
かなり溶けだしたので、あまり筆を使えませんでした。
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薬師寺 (Huちゃん)
2010-10-29 00:02:28
薬師寺東西塔淡彩画素晴らしい切り取りですね。心が癒される絵です。
いい場所を見つけられましたね。
仏閣の塔は遠景がいいですね。
薬師寺と聞けば宮大工棟梁「西岡常一」師を
思い出します。
師の「木の心」の講演は今でも強烈な印象で
残っています。
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塔に月 (okatai3)
2010-10-29 12:43:03
satoyamaさん

塔の向こうから月が出て、大池に映る写真の撮影を何度も計画したのですが、天候やその他の調整がつかずに、今まで指をくわえたままです。確かに改修工事が始まったら当分不可能になりますね。いい時に行かれましたね。行動力に拍手!!!
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ペン書き (y-mie)
2010-10-29 18:12:55
斬新で素敵です。鉛筆とはまた違った趣が出るのですね。
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Huちゃん へ (satoyama)
2010-10-29 18:49:55
懐かしい名前が出てきましたね。
私も2冊くらいこの人の本を読み、講演も聞いています。
ザックバランな語り口でしたね。

塔は近くから描くと、軒下の組みものの始末にいつも手こずります。
遠くからの方が趣も有りますね。
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okatai3 さん へ (satoyama)
2010-10-29 19:05:08
塔を望遠する定番の地だそうですね。

山頭火の 塔をめあてにまっすぐまゐる と云う句を思い出しました。
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y-mie さん へ (satoyama)
2010-10-29 19:11:52
ひとさんが、ペンで輪郭をいれて彩色する淡彩画を描いておられるのを見て惹かれました。
その人に聞いて、NETで 美工筆と云うのを手に入れて描いてみましたが、使いこなせるまでには、まだちょっとかかりそうです。
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