淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

赤色の絵具  [634]

2014-07-30 10:24:37 | 淡彩スケッチ
          
            「赤いダンス衣装のひと」 絵画教室にて 油彩  F10

           絵など描いてられない日々を送っていた頃のこと。
           そんな時でも社用で街へ出た時などの、ほんの少しの時間を盗むようにして
          画廊や画材屋を覗くことが、心の癒しになっていた。

           使える日の来る当てもないのに絵具を買うこともり、混色では作り様のない赤や
          ブルーの特殊色などであった。

           心身ともにズタズタになっていながら、大事にしていた自分との繋がりをそれらの
          絵具に懸けていたのだろう。

           細々と描き続けられるようになった今でも、わざわざ高価な絵具を使う機会も無く、
          引出しの中に転がっていたその赤を、ダンサーのコスチュームに使って見たが、
          賞味期限とか云うものは無いのか、硬化もしていなかった。


毎日 暑いですね    [633]

2014-07-16 09:44:50 | 淡彩スケッチ
     先日、神戸市役所へ所用で行ったときに、思いついて24階の展望ロビーから、
    対岸のポートアイランドをラフスケッチしたことが有った。
     面白い眺めだったから、友人と一緒に、昨日改めて描きに行くことにしていたが、
    暑さで体調を崩したのでという連絡があって急遽とりやめになった。

     昨日の夕刊に、この1週間に熱中症で緊急搬送された人が、兵庫県だけでも
    83人も居て、その半数以上が65才以上の人だったと出ていた。

     暑いからと遊びを見合わせられる者に比べ、きのう、今日の暑さは、仕事に就く
    人にとって厳しいことであろう。

    
       神戸市役所24階展望ロビーからの眺め  サイズ B 5
       友人と描きに行く予定だった眺め

    
       オリエンタルゆり  B6
       近くの農家の人達が育てて、店頭販売している

    
       三田市大原の路地  B6

四つ葉のクローバー   [632]

2014-07-12 01:18:50 | 淡彩スケッチ
     
        散歩で通る農道

     ウオーキングとも云えない散歩の農道にクローバーが広がっている。
     子供の頃、飼い犬「ゴン」の夕方の散歩は自分の役目であった。
     仲間との遊びを途中で切り上げなければならない不満は有ったけれと、セパード崩れとはいえ、
    ゴンは、子供仲間の内でも自慢の犬だった。

     いつものように農道を連れ歩いていた時、ゴンの歩調に合わせて止まった足元に、偶然四つ葉の
    クローバーが目に付いた。
     不思議なことにその周りで簡単に4,5本の四つ葉を見附けることが出来た。
     それからの数年、その秘密の場所へ行けば何本かの四つ葉のクローバーを見つけることが出来て、
    女の子に配って得意になっていたけれど、ある年の農道改修で根こそぎ削られてしまって、少年の
    楽しみは終わってしまった。

     
         大山・御机  油絵 P10

     4月の末に、仲間と大山へ行って何枚か水彩でスケッチをした。
     この日はこれ以上は無いというほどの好天であった。
     山裾から頂上まで晴れ渡っていた。
     この日描いた水彩スケッチはどれも茅葺の農器具庫が主役になっていて、バックの山は何処の山でも
    同じと云うようなものになっていたが、これらをベースにして、大山が主役の油絵にした。

     
         ブロッコリー  油絵 F6
    

花 2題   [631]

2014-07-06 18:29:58 | 淡彩スケッチ
     
         やまもも (花ではないのですが) F4

     
         ひまわり (こういう品種もあるのですね) F4

     久し振りに梅雨らしい天気が続いた。
     災害に繋がる豪雨が各地で降っているのに、幸いなことにいかにも
    梅雨らしい、しとしととしたものである。

     身の回りに有ったものを描いた。
     構えるでもなく、気楽に楽しみながら。
  

北條鉄道 法華口駅

2014-07-01 22:11:53 | 淡彩スケッチ
   
         法華口駅 プラットホーム  F6

   
         法華口駅 入り口  F6

   
         法華口駅 見送る駅長さん

   
         近づく車両


    兵庫県加西市北條駅と小野市粟生駅の間、13.6㎞を単線で結ぶ第3セクターが
   運営する路線である。
    旧国鉄の鉄道路線を運営し、1両のデイゼルカーが、1時間に1往復していた。
    中間の駅は全て無人駅で、降りるときに運転手(ワンマン)に料金を払うことに
   なっている。
    往路、粟生から乗った車両の運転手は若い女性だった。

    法華口駅は、大正4年建築の木造駅舎で、駅名は、国宝三重塔のある法華山一乗寺の
   最寄りということらしい。最寄りと云っても5㎞もあるのだけれど。

    駅舎の中に「駅舎工房 モン フアボリ」というパン、ケーキを焼いて店頭販売する
   店が入っていて、駅の待合所めいた所が店舗客席と無料休憩所になっている。
    車両が、一時間のうちに、往、復各一度づつ停車するが、その都度店舗工房係の
   女性が(美人)ボランテイア駅長になって、駅に降りる人を迎え、発車する車両が見え
   なくなるまで手を振っているが、これも一つの感動であった。

    田園をノコノコ走るカラフルな車両、レトロな駅舎は格好の被写体になるのか、
   日曜と云うこともあってか、沢山のカメラマンがこの駅にも来ていた。
    ただ、その多くは自家用車で来ていて、この路線存続の応援には程遠いなあと思った。

    3時間40分の間に、なんとか2枚のスケッチを仕上げて帰って来た。
    半分くらいは、日陰で休憩していたけれど。