水彩 F4
毎年秋、山伏姿の修験者が近畿一円より集まり、採燈大護摩を焚き、
ホラの音が響きわたる。
寺伝では645年の開基。平安時代には隆盛を極めていたが、羽柴
秀吉の三木城攻めの際に全山消失したという。
その後の復興により、この多宝塔も1647年に再興された。
国重文である。
子供が小学生の頃に来た時には、門前を流れる小川に降りて、川床の
石を起こすと、サワガニが何匹も現れて、子達は夢中になって、手づ
かみしていた。
今は整備されていて、その気配は無くなっている。
暑をさけて、境内の大樹の元でスケッチした。
横に立つ立札には、「入山料、草引き10本」とあった。