淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

鉛筆デッサン   [382]

2011-10-31 21:04:58 | 淡彩スケッチ
         
               サイズ  F10

          デッサン会の先生と会場前で出会った時、若い女の人を連れておられて、「今日
         お世話になるモデルさんです」と紹介してくれた。
          当日はヌードデッサンと予告があったのだけれど、ちょっとイメージと違うきゃしゃな
         体つきの人だなとその時は思った。
          しかし、時間になって控室から出てきて薄物を取って、ポーズを執った時はちがっていた。
          均整のとれた見事な体を台の上でキチット決めて、休憩を取って元のポーズをとる時も
         少しの狂いもなかった。
          自信あふれた表情はプロそのものであった。
          10分の休憩を挟んで20分のポーズを6回のデッサンであった。
          初めての経験でもあり、もう夢中になって描いた。
          私には、やはり難しかった。



             目を通してくださりありがとうございました

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ダリヤと百日草  [381]

2011-10-29 20:10:12 | 淡彩スケッチ
         
             サイズ  SM

          人なみに本を読んでいるとは言えない私に、負け惜しみでなくほっとする
         ようなことを、画家の横尾忠則さんがいろいろ新聞に書いていた。
          その中で、ショウペンハウエルの書の中の次の一節を引いている。
          「読書とは他人にものをかんがえてもらうことである。一日を多読に
         費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失っていく」
          そして最後に、この画家は、本を読むなとはいわない。まず一歩は思索から
         だと結んでいる。
          テレビのニュース番組のコメンテイターの発言をそのまま知ったかぶりして
         自分の意見としてしゃべる輩(やから)の多いことを合わせ思う。

          ダリヤとも百日草とも何の関係も無いけれど。




             目を通してくださりありがとうございました

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坂本  [380]

2011-10-27 19:12:22 | 淡彩スケッチ
       
         スタイルを守る商家      サイズ F4

        この夏、湖西の坂本へ行った。
        ここは比叡山の門前町としていろんな歴史を残している。
        延暦寺への坂本ケーブルもここから出ている。
        数多くの延暦寺里坊だけでなく、白壁、土蔵の町家や老舗の残る町並みの
       散策は楽しいものであった。

        最近、湖西では、マキノ町海津、新旭町針江などにも行ったが、ぜひとも
       マキノ町在原へも行きたいと思っている。



           目を通してくださりありがとうございました

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コダチベゴニア   [379]

2011-10-25 23:43:50 | 淡彩スケッチ
         
              サイズ  F4

            吉村 昭 著 「東京の戦争」を読み終えた。
            昭和2年生まれだそうだから、著者は私より11歳年上の人である。
            終戦前後のことの回顧録で、少年の目で見た市井の日々を克明に
           記述されている。
            終戦時、小学1年生だった自分にも、記憶に残ることもあり、感情を
           押さえて淡々とつづる話に、久しぶりに引きづりこまれた。


               目を通してくださりありがとうございました

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醒ケ井宿 (2)    [378]

2011-10-23 13:34:53 | 淡彩スケッチ
        
                サイズ SM

           醒ケ井の宿で川の絵を描き終えて、さあこれで後は帰るだけと、のんびり「醒ケ井駅」に
          戻ってプラットホームのベンチに座ると、思いがけずもそこからも伊吹山が大きく見える
          ことに気がついた。
           眺めの良さに、またまた欲が出て小さなスケッチブックを取りだし線を引き、大慌てで
          色も着け終わった所へ電車が入って来た。
           しかたなく道具をバッグに放り込み、まだ濡れている紙面を閉じることも出来ず広げた
          まま手に持ち、大慌てで乗車することになった。

           三ノ宮までの2時間の電車を残して、暑いスケッチ行は終わった。
       


               目を通してくださりありがとうございました

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醒ヶ井宿  [377]

2011-10-21 10:36:28 | 淡彩スケッチ
         
               水彩  サイズ F4

          柏原の宿を見て回った後、米原駅へ二駅戻った所の醒ケ井駅へも寄った。
          ここも中仙道の宿場町だった所である。

          町中を流れる地蔵川という川幅 6、7メーターほど、水深約30センチの
         清流には、きれいな梅花藻がゆらいでいて、その上を岸部の百日紅が覆い
         かぶさり、水面を落ちた花弁が流れていた。
          川沿いの道には、本陣跡などの昔を偲ばせる建物が並んでいて、川岸の
         鬱蒼とした並木や、対岸の個人宅や施設に向かって架けられた簡素な橋が、
         この場の雰囲気を盛りたてていた。
     


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柏原宿 (2) [376]

2011-10-19 10:01:39 | 淡彩スケッチ
       
           サイズ F4

        前回に掲載したスケッチを仕上げた後、すぐ近くにも面白そうな所が有る
       ことに気がついて、日陰も座る場も無かったがとにかく一枚ラフなものを
       書き終えた。
        油絵の下絵になればと思っている。

        このあと、とりあえず涼しい所で昼飯をと思って旧中仙道沿いに由緒あり
       そうな建物を見ながら歩いたが、ほんとうにに飲食店の無い町だった。
        暑い中をかなり歩いてやっと見つけたのは喫茶“柏”で、「やいとうどん」が
       評判だそうだったが、汗だくだくではとてもその気にはなれなかった。


         

         



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柏原宿 [375]

2011-10-17 14:15:36 | 淡彩スケッチ
           
                  サイズ  Sm  

            青春18キップを使って、伊吹山を描きに、暑い盛りの柏原へ行った。
            東海道線米原から関ヶ原へ向かって三つ目の駅で、かっては中仙道の宿場、
           柏原宿として栄えていた所であった。
            街中はその雰囲気を色濃く残していて、いたる所に旧○○跡と書いた標識が
           掛けられている。
            伊吹もぐさの老舗もでんと構えていた。

            この町まで行けば伊吹山が近く大きく見えるのではと見当をつけていたのだが、
           駅を出てすぐに線路を北側にくぐると、山は前方に大きく広がっていた。
           日陰を見つけて早速小さなスケッチをした。
           最初は山頂のラインに架かっていた雲も、しばらくすると流れて行ってくれた。         



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渋柿  [374]

2011-10-15 20:54:48 | 淡彩スケッチ

サイズ  SM        

           いろんなものが色付いてきた。
           帰る時に「持って帰りませんか、食べられないけど」と言ってくれたが、
           なるほど、時間つぶしのモチーフにはなった。
   


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さんごじゅ(珊瑚樹)   [373]

2011-10-13 17:23:49 | 淡彩スケッチ
          
               サイズ SM

          夏に白い花を咲かせ、秋に赤い実をたわわに実らせそれが珊瑚に見えるから
         この名が付けられたとか。
          初めて見るもので、白い花が木に咲いているのも、実が木に生っているのも
         見たことはない。
          赤い実のつもりで描いたけれど、小さい実の輝きは到底表現出来なかった。




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人物鉛筆デッサン   [372]

2011-10-11 14:23:40 | 淡彩スケッチ
           
                    サイズ F10

              いつもの飛び込みデッサン会に参加してきた。
              あかつき美術同好会というれっきとした名前がついているけれど、
             私には「飛び込み・・・」の方がぴったりとする。

              残念ながら、自分でも歯がゆいくらいにこの所しっくりとしたものが
             描けていない。
              指導者からも、一皮むけたと思っていたら、また元に戻ってしまったと
             大声で度々いわれる始末である。
              木を見て森を見ずから脱皮できていないのである。

              次回はヌードデッサンをすると予告があった。
              初めてのことで、どうなることやら。



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空堀商店街    [371]

2011-10-09 22:12:26 | 淡彩スケッチ
        
             サイズ F3

          大阪中之島中央公会堂で悠彩会展を見たあと空堀商店街へ行った。
          松屋町筋と上町筋に挟まれたこの区域(谷町6丁目近辺)は、前大戦の戦火から
         免れて古い町並みが珍しく残っていると評判の地である。
          前から一度訪れてみたいと思っていた所であった。

          三つの商店街が延べ800メートルにわたって続いていて、興味深い店舗も数多く
         残っていたし、ちょっと通りを外れると古い長屋風の町並がいたる所に残っていた。

          掲載の絵は、他人(ひと)さんのブログの写真を頼りに探した建物であるが、添え
         書きに高津原橋南詰を東にはいった所とあったが、水に全く関係の無い橋で、見つける
         のに手間取った。



             目を通してくださりありがとうございました

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中之島中央公会堂  [370]

2011-10-07 21:19:32 | 淡彩スケッチ
          
               中之島中央公会堂 南面   サイズ F3

            悠彩会展の会場ではひまつぶしさんに会うことが出来た。
            何度か今までにこのブログ上で書いたけれども、私がスケッチをする時に時々
           万年筆を使うことのあるのは、奈良当麻寺でこの人に出会ったのがきっかけである。

            会場を出て、次の目的地、空堀へ行くべく、公会堂の前の橋を渡っていた時にふと
           振り返って、そこからの眺めに釣られて一枚立ちスケッチをした。

            描くことが嬉しくなってくるような好天であった。



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淀屋橋    [369]

2011-10-05 18:29:35 | 淡彩スケッチ
         
              サイズ  SM

            その画風に大変惹かれているひまつぶしさんが参加されている悠彩会展を観るために
           大阪の中之島中央公会堂へ行って来た。
            毎年のことだが、この会のフアンらしい人達で賑わっていた。

            この日のあまりの好天に釣られて、地下鉄を降りて会場に入る前に一枚立ちスケッチをした。
            土佐堀川に架かる淀屋橋の北詰からの眺めである。
            しばらくすると若い娘さんに「道を訊ねてもよろしいでしょうか」と聞かれた。
            少し言葉を変に思いながらもそれなりに教えると、「ほんとですか、ありがとうございました」
           と返って来た。
            疑ってのことでは無いことは確かだが、今の日本語はこういうものなのかなと思った。



               目を通してくださりありがとうございました

                 日記@BlogRanking

彼岸花   [368]

2011-10-03 15:26:56 | 淡彩スケッチ
         
             彼岸花 1  サイズ SM





         
             彼岸花 2  サイズ F4

           近頃この花の人気がとみに高まっているのか、ブログにも沢山の素晴らしい写真が
          掲載されていて、楽しませてくれる。
           その多くには、花のバックにうまくぼかした民家や白壁の寺、遠く続く畦道などが
          入れられている。
           もう4,5年にもなるか、知人の「あんたは、死に急いでないか。私は、嫌な人に
          会うことも無く、嫌なこともせず日を過ごしています。」と書いた手紙に添えてくれ
          ていたこの花の写真を思い出す。



             目を通してくださりありがとうございました

             日記@BlogRanking