当麻寺 西塔 2010年5月 スケッチ ダーマとグラフ線描
昨日、大阪道頓堀へ行って 「増野 暁 第10回 閑潰画楽多展」を観てきた。
増野 暁さんには、5年半前( 2010年5月 )に御縁を得て、色々と教えてもらった
ことが有る。
下記は、その時の出会いを、その時期に自分のブログに書いたものである。
『 ゴールデンウイークに奈良二上山麓の当麻寺へスケッチに行ってきた。
この前に訪れてからも30年は経っているだろうが、最初の時は夏休みで、
電車駅前も、寺への道もギラギラ照りつける太陽のもと、ほこりっぽかった。
今はしっとりとした気持ちの良い参道になっている。
古建築に興味を持ち出した頃で、奈良時代様式の三重塔(国宝)軒下の三手先組物の
詳細スケッチをしたことを思い出す。
少し離れた所で、自分と同じように西塔をスケッチしている人が居て、話を
聞かせてもらった。
描いておられる絵は、万年筆ペンで描き、それに淡い色を着けた素晴らしい
ものであった。
こちらの質問にも丁寧に対応してくださって、その時に聞いたホームページを
見たら、T 工務店設計部出身の方で、個展などでも活躍をされていた。
この日は描くのに日陰を探さなければならないほどの好天であった。
このあと門前でみやげ物店と橿原神宮近くの今井町を散策してのスケッチを
して帰った。』
非常に興味のある淡彩画であったので、いろいろお訊ねしたのだったけれど、手の内を
さらけ出すかのように懇切丁寧に教えてくださった。
使用している、太い線も細い線も引ける中国製万年筆や、水彩絵の具を載せても滲まない
インクのことも、用紙の安い店舗までも。
その後、この人のHP(スケッチは楽しい ひまつぶし画楽多工房)からも得ることは
多く、HP上に発表される個展やグループ展も見せてもらうことが出来た。
貴重であった、あの日を今思う。
掲載の絵は、あの日、自分の描いたものである。
増野 暁 第10回 閑潰画楽多展 は1月19日まで
大阪なんば 道頓堀松竹座向かい 「ギャラリー 香」