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高源寺 多宝塔 F6 このあたり、もう楓は散っていた
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高源寺 多宝塔 F8 かなり下からの遠望
三丹一(丹波、丹後、但馬)の紅葉の名所とも、兵庫県内2位の人気の高い
紅葉スポットともいわれている高源寺へ行ってきた。
青垣町岩屋山の山麓に、境内は大きく広がっていることに驚いた。
惣門 山門 仏殿 方丈 鐘楼 多宝塔(三重塔)が、山の斜面を登るに
つれて順に現れて、その間を苔むした石段が続いていた。
濡れ落ち葉に、足を滑らしそうな坂道もあった。
境内あちこちに天目楓が覆いかぶさっていて、さすがと思ったが、これでも
古木の衰えが出ているとの声も聞いた。
シーズン外なら、水上 勉が書いているという、京都大徳寺の石畳や、大原
三千院の参道の美しさなどが足もともおよばぬ鬼気せまる禅機がみなぎって
いるのであろうと思えた。
高源寺は、鎌倉時代(1325年)に建立され、末寺は3000にも及んだそう
であるが、織田信長の丹波攻めで全て消失し、現存のものは、江戸時代中期に
建立されたものと、現地でもらったチラシに出ている。
スケッチした多宝塔(三重塔)は、江戸時代(天明年間 1781~1788) に建立。
高さ約20m 桟瓦葺 軒組み物なく、繁垂木。
中は「綸蔵」という造りになって、経典が納められているそうである。
片道 約100k 1時間40分 の走行であった。