鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

「たかが ひな祭り、されど ひな祭り…」、弥生の風と灯のうるむ頃に想うあれこれ

2016-03-03 23:20:17 | 日記




いやはや、なんとも…。この冬は「暖冬」気味だったとはいえ、やはり2月までは「寒い、寒い」が口癖だったように思います。そしてふと気がつけば、まさに「待ちに待った」弥生三月がやってきました。「弥生」という響きを耳にするたびに「もう、ここまで来れば、寒さとの我慢くらべも何とかなる…」といった感じにウキウキしてきます。

弥生三月の始めの日。一日のお仕事を終えて朝日新聞夕刊に目をやると、「オトコの別腹」というコーナーにて芥川賞作家・堀江敏幸さんがワタシの知り合いのお店を紹介していました。弥生とは、まさに粋なことをしてくれます…。

記事の中で堀江さんは「まず、餡がとてもおいしい。小豆の粒が混ざったやわらかい餡も甘み、多すぎずすくなすぎない量もバランスがいい」と評しています。また 縁あって、店内奥の茶房ではお客様にお出しする甘味を私の作品に盛り付けてお出ししていただいています。オーナー夫妻のやさしい人柄がそのままお店の雰囲気と味に反映されているお店です。お近くにお出かけの際には是非お立ち寄りくださいませ。

閑話休題。

過日2月末に「ONE hour Sense」という番組にちょこっと露出した余波、いまだ冷めやらず…といか、今もって友人知人、ご近所の方々からいろいろな言葉をいただいています。日頃、粘土を配送してくれる顔なじみの宅配便屋さんからも「観ましたよ~!。あの番組、大好きで。顔がバッチリ映ってましたね!」と、我が事のように喜んでくれて。

お互い「カラダが資本」の身同士、格別の親近感を感じるひとときでもあります。

それにつけても、暖かい一日。愛車メガーヌの外気温度計は「17℃」と表示していました。

ちなみに、ダッシュボードの縁の黒い部分に光る白い点々は塵や埃ではありません。表面の塗装が剥がれてなんとも醜い状況になりつつあります。ルノーに限らず、あっちのクルマはある部分は限りなく「大ざっぱ」で、日々、アタマを抱えこんでしまいます…。「トラブルはある種のトラベル!?」と考えることが寛容です…。

気温17℃を超えようかという陽気のもと、所用で街をメガーヌで廻ると、ご近所のお店仲間「人力車 遊風亭飛車」清水さんが窓ガラスをトントンと。

この人は真冬でも半袖で一日中 鎌倉の街中を走りまくっています。和風タンクトップへの衣替えも秒読みの風情満々です。

おりしも本日は ひな祭り。わが家の母のリビングも七段飾りが占拠しています。


今年のひな祭りも80ン歳の母がいろいろ準備して、市内・名越の「登茂ゑ寿司」さんのちらし寿司もごちそうになってしまいました‥。本来ならば、ワタシがひな祭りの宴を主宰しなければいけないところなのでしょう。美味しいお寿司を味わいながら、少々複雑な心境でもあります。ホントにちょっとだけ…。


そして今年のひな祭り、なぜか左手に持ったフォークでちらし寿司を食するその人は ウチの同居人さん。

この場ではじめてカミングアウトしますが、あの人は弥生三月始めの日に町内の歩道で転倒して右肩を強打。全治1カ月の加療が必要なのだとか。

腫れあがった右肩を動かすたびに「イタタっ…」とうめき声をあげながら、4月開催予定の 黒猫マルシェの準備に追われる様子を見るに及び、 ワタシが食事を担当する決意を固めました!?。思えば、結婚当初からその後約10余年ほど、ほぼ毎日炊事をこなしていましたっけ。「かつてとった杵柄」というか…、弥生の空のもと、どうにかこうにか食事当番の役回りを演じています。作陶とは異なり、ちょっとくらい失敗してもなんとか食事のカタチにはなるので、調理の面白さがよみがえってくる今日この頃…、でもあります。

それにつけても、わが家のお雛様の沿革をひもとくべくこちらのブログを呼び起こすと、アララ…。

今から4年前のひな祭りに際しても、ウチの同居人さんは体調すぐれず、「桃の節句」ならぬ「桃の絶句…!?」の状態でした。ことほど左様に、あの人はひな祭りが似合いません。まさに「オンナのオジサン、面目躍如」…!?
















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