鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

食欲、芸術・・。そしてついでに、打ち合わせもね。秋にもいろいろありまして・・。

2012-11-17 09:24:46 | 日記
たとえば、友人との会食、知人との打ち合わせにて東京方面に出かけた際、居合わせた初対面の方々からは「えっ、鎌倉から来たのですか!?」といった具合にかすかな驚きをもって迎えられることもしばしば。

うーん、その感覚、東京で生まれ育った私にはよくわかります。東京人にとって、鎌倉はちょっとした「観光旅行」、そして「非日常」の地という感じです。たしかに、そのくらい東京からはそこそこに距離のある所のように思える場所ではあります。

実際には横須賀線を使えば東京駅まで乗り換え無しに約1時間。クルマで高速道路を使って、こっそりと道中を時速100キロをほんのわずかに50~60キロほどオーバーする速度でターッとクルーズすれば銀座まで40分もかからずに到着する、まさに「東京まで至便!?」の地なのですが…。

ともあれ、東京にて名刺交換、ならびに打ち合わせ等を済ませた方々からは「次回は、こちらから鎌倉へ伺いましょうか」とのお言葉をいただくことも‥。日頃、陶芸教室や作陶に明け暮れて工房を離れる機会がなかなか作れないわが身にとってはまことにありがたいお言葉、です。

そして、先様にとっても、お仕事とともに「プチ非日常」の数時間を過ごすことによって新たなる企画のヒントがもたらされることも有りや無しや‥。

そして昨11月16日、衆議院が訳も分からぬままに「大散極解散」してしまった晴天の金曜日。かねてからのお約束どおり、私と同世代で旧知の編集者さん二名様が東京から打ち合わせにやってまいりました。

打ち合わせの時間と場所等はすべて先様の意向のもとに。約束の時間に鎌倉駅に愛車メガーヌで迎えに行き、向かった先はこの羊羹、ではなく洋館。



鎌倉駅からメガーヌで5,6分。市内は浄明寺に位置する名刹・浄妙寺境内のこのお店。

午前11時のランチ開始の時間に合わせて来店したのですが、店内はシニア世代の女性客でアッという間にほぼ満席に。

ふとこの場での私たち3名を振り返れば、私と男性編集者Aさん、そして女性編集者Bさんともにあと数年もすれば立派なシニアの仲間入り。「楽しいシニア」出来るかな‥、なんて話し合ってみたり、なんてひとコマも‥。

当ブログのお約束というか、お料理の写真はあえてスルー。お隣、そしてその奥のテーブルのお客様の雰囲気からして、ゆっくりと料理の写真を撮ることはとてもはばかられまして、という事情も・・。

「打ち合わせ」という名のランチの後、境内の「喜泉庵」にて抹茶を一服ということに。

席が設えられる時間を待つ間に、先客がお茶する様子の一幕。3名そろって、枯山水のお庭が「とてもマ・ブ・シ・イ・、そしてキ・レ・イ・・」という感想が一致しました。蛇足ながら、「そうだ、京都行こぅ」なんて気分にも・・。

抹茶の前に供された市内・小町「美鈴」さんの上生菓子がとっても美味しかったなぁ。

ここで、「オッと…!?」な光景を二題。
 
喜泉庵のつくばいに佇む野鳥を望遠撮影。   お寺のしっとりとした佇まいを、と思ったら
よくよく見るとこの鳥はたぶん模型かも‥。    見知らぬオジサンの姿が…。ショック!      

浄妙寺にて心ゆくまで「打ち合わせ」を堪能した後、地元・佐助で「アートな時間」。ご近所のお店仲間「ブンブン紅茶店」さんの「三角部屋」にて展観中の高木洋子先生の刺繍教室展へ。

「ブンブン」さんの奥さんも高木洋子先生に師事しているとか。会場の「三角部屋」にはさまざまなテイストの刺繍作品がとりどりに、そして来場のお客様で大賑わい。

中央の女性が高木洋子先生。

私が「先生、写真を一枚」と問いかけると気さくに笑顔。さらに、先生からはウチの工房にも「お訪ねしますね」と言っていただきました。その折には、よろしくお願いいたします。

「ブンブン」さんでのこの刺繍教室展は明日の日曜日まで。お時間のある方はぜひともお出かけくださいませ。


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