鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

間もなく立春。2月如月の幕開けは「小町 de 集う着物の宴」から…

2020-02-03 07:50:34 | 日記
ふと気がつけば令和最初の㋀もあっという間に過ぎゆき、2月如月のはじまりとなったこの週末は冬とは思えぬ暖かな陽射しに恵まれた日々となりました。おりしも市内・小町通り脇の呉服店「京都伊と彦 鎌倉」さんでは新年会が開催されました。

扇ケ谷の小町踏切の脇にあったお店が昨年末に小町通り脇に移転。装いも新たにした新店舗は、この奥の建物の階段を昇った2階にあります。

この小路の傍らにはイタリアンの名店や雑貨店もあり、伊と彦さんへ歩を進めて行くときのワクワク感をより一層かきたててくれます。

新年会開幕までしばしのウエイティングタイムの間にも、着物姿をカメラに収めてもらう華やいだ姿が…。

若いということは、そして立ち姿が美しいということは、それだけでもとっても大きな財産…ですね。羨ましい…。

新年会は伊と彦さんの店舗内ではなく、1階にあるとてもモダンで雰囲気の良い和食店での開催。伊と彦夫妻の開会の挨拶を聞きながら、ちょうど1年前に北鎌倉の古民家レストラン「航」さんで開かれた着物の集いを思い出し、あらためて時の流れの速さにちょっぴり驚いてみたり…。

伊と彦の若女将・好江さんのまったりとした京都弁で繰り出される開会の言葉、そしてご主人の達也さんの控えめな挨拶の語り口も、ともに心に染みわたってきます。

続いてこの新年会のスペシャル・サンクとして、好江さんが師事している京都の囃子方(はやしかた)曽和鼓堂先生が鼓の実演を披露。さらに鼓にまつわる歴史や奏法その他もわかりやすく解説していただき、着物で集う場としての雰囲気もより一層深まったようにも思います。

曽和先生は「間もなく、京都から自らこの鎌倉の 伊と彦さんでのお稽古に参ります」とのことで、鼓にご興味のある方は伊と彦さんにお問合せいただければ、と思います。


凛とした鼓の響きが名残る中、続いては恥ずかしながらワタシが乾杯の音頭を取らせていただく大役を…。

思えば昨年2月の北鎌倉「航」さんでの着物の集いでも、乾杯へ向けてのスピーチをさせていただきました。そのようなことも思い出しつつスピーチを始めると程なくどこからともなく「ちょっと時間が押し気味なので手短に…」との声がかかり、超速攻ながらもつっかえることなく気がつくと「カンパ~イ!」にたどり着いていました…。

週末の午後のひととき、着物姿で集まった一同の中にはワタシの古くからの友人や陶芸教室会員さんをはじめ、予想していた以上に多くの顔見知りの方々が集い、語り合い、楽しい時間を過ごさせていただきました。

恒例のくじ引きではワタシも賞品が当たり、くじ運が決して強いとはいえないながらも「乾杯スピーチのご褒美…」ということで、傍らの友人とあらためて「カンパ~イ!」

宴がお開きになり、お集まりの一同は会場を出てもいつまでも名残り惜し気…。

間もなく、立春。今回の新年会を経て、季節は春へ…。

ここで一句

鼓の響きと和の心 小町の小径にただよう春香







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 海街、風街、杜の街、そぞろ... | トップ | 語り尽くせぬジョン・レノン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事