ふと気がつくと、暦の上では一年のうちで最も寒さが厳しい頃…といわれる「大寒」を迎えていました。大寒の未明、窯焚きしながらふと夜空を見上げると天頂よりもやや西の方角に青白い月が冷めざめと輝いていました。「なんて綺麗なんだろうか…」と息をのみながら月に向けてカメラのシャッターを「パシャ」としてみたのですが、写った画像は「???…」の結果の連続です。
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何度シャッターを切っても、同じような画像ばかりで終始する始末に及び、「昨日から、なんだかツイてないなぁ…」と、ため息交じりの「大寒」の午前2時。
思えば「大寒」前日の20日 水曜日。午前中の作陶の最中、ふとしたハズミで左ヒジを強打するアクシデントに。幸いなことに骨折には至らぬも関節に重度の内出血が生じ、昨日は痛みが「ビリりッ」、寒さに「ブルブル」と震えっぱなしの「大寒」となってしまいました。トホホ。
そしてこの日には、さらにもうひとつ…。
朝、外出のために玄関を出たウチの同居人さんがあわてて戻ってきて「ねえねえ、こっち」と手招きされた先には、このような光景が。
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隣のお宅の塀が何者かによって破壊? されてしまっていました。「そういえば前の晩、夕食時に外でグシャッて音がしてたよね…」なんて話しているうちにご近所さんが集まり、ひいては鎌倉警察署のお巡りさんまでやってきてワイワイガヤガヤと「推理ゲーム」が延々と…。
なにはともあれ戸締りに関する意識を再確認しつつ、ややあってお巡りさんからのこのようなお知らせを郵便受けに発見。
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聞くところによると、今後も定期的にご近所を廻ってくれるのだとか。日頃、お巡りさんとはあまり馴染みがありませんが、ありがたい限りです。
おりしもこの日は、CHi-BOU NOIRの文字を描き込んだ陶板の試し焼きが出来上がってきた日でもありました。
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「あの壊れた塀の近くにはチー坊たちのお墓があるし。きっと、チー坊たちが災難から守ってくれたのかなぁ」などとワケのわからぬ分析をしていたところ、翌日の「大寒」にわが家の二階に住む母が「大難は小難に…ということね」となんともタイミングの良い解説を…。
嬉しいことに「厄落としに行こう」と言ってくれて、駅西口の「銀座アスター」さんで窓の向こうに走り過ぎる横須賀線を眺めながら、ビールと中国料理を奢ってもらってしまうことになりました。
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それにしても、還暦目前にして80歳をとうに過ぎた母に御馳走になるワタシと同居人。なんとも罪深いような気分もチョピット…。
「大寒」の夜、駅前で食事を済ませての帰途、まだ8時前だというのに佐助の街には人影はまばら。というか、ワタシ達3人しか見当たりません。そのためか、夜風がひときわ身に沁みるようにも…。
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洩れ伝え聞くところでは、明日からの土曜、日曜は「十年来、もしくは数十年に一度の大寒波がやって来る…」のだとか。なんと、「沖縄で小雪が舞うかも…」なんてことも予想されているようです。ワタシも明日以降、寒さとヒジの痛みに「ブルブル」という日が続くのでしょうか…。
二十四節気の第一 「立春」まであと約2週間。寒さ越え、指折り数えて待つ春の息吹き 恋しき寒の宵…