毎年、松が開けてから「成人の日」がらみの3連休は、日本中どこもかしこも成人式や観光に出かける人で大賑わいとなります。そして3連休の真ん中の日曜日はワタシにとって「お正月・松の〆」とも言うべき日でもあり、起きぬけから「襟を正す」ような気持ちで身繕いを整えて朝9時前に愛車メガーヌに乗りこみ、いざ、東京へ。
向かった先は東京・新小岩からほど近くに位置する 日蓮宗秋田県妙倉寺東京布教所。このお寺で新春に行なわれる「正月祭礼」、そして午後からの市川・中山法華経寺大荒行堂参詣へと向かいます。妙倉寺東京布教所の山田恵大僧侶、、ならびに中山法華経寺大荒行堂での荒行等に関しては昨年のこちらのブログをご覧いただければ幸いです。あらためて自らが記したブログを読み返してみましたが、日蓮宗の同寺にて行われる100日間に及ぶ荒行はまさに「すさまじい…」のひと言に尽きるように思います。蛇足ながら、大荒行堂にて修行中の大勢の若い僧侶さんが唱えるお経の渦の中に身をゆだねる約5分間はまさに「時空を超えた」不思議な一瞬です。
午前11時から始まる妙倉寺東京布教所での祭礼を経て、総勢約100名が日蓮宗中山法華経寺へ。新春の午後の陽射しが石碑に刻まれた「日蓮宗大荒行堂」の文字をクッキリと浮かび上がらせています。
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毎年1月、この中山法華経寺に来るたびに「一年の始まりだ。そして、時の流れは本当に速なぁ…」との感慨に浸ってしまいます。
例年、大荒行堂への入室に際しては、境内にあるこの鬼子母大尊神堂の奥にある大部屋にて控えることになっています。
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されど今年は、このお堂から廊下をたどったところにある「常修殿」という部屋が用意されていました。
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こちらが「常修殿」。
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大荒行堂への入室を待つ間に山田恵大さんが「私がこのお寺で100日間の荒行に臨んでいた時、この部屋は食事を摂る場所でした」と、修行時の様子を感慨深げに披歴。ワタシとしては思わず「えっ、そのような神聖な場所に入らせてくれて…」と、部屋の天井、壁、戸板の隅から隅までジッと見入ってしまいました。
「常修殿」前の廊下には、山田恵大さんの兄で秋田県妙倉寺僧侶・山田恵祥上人が窓の外に広がる境内の様子を眺めていました。
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毎年、新小岩での「正月際礼」に際して、恵翔上人は雪深い秋田から必ず赴いて来てくれます。そして、瞳と瞳が合うたびに「ありがとうございます」とも言っているかのように軽く会釈する恵翔上人の姿が印象的です。
大荒行堂にて若い修行僧さん達のお経に身をゆだねる直前、堂の前にしつらえられた祭壇のお花と盛り塩の「平穏なる佇まい」に、目を惹かれていました…。
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日蓮宗秋田県妙倉寺東京布教所の「正月際礼」、そして中山法華経寺大荒行堂参詣を経て、信徒さんやワタシたち悩み多き者たちとの挨拶を交わす山田恵大上人の顔はいつも以上に笑顔に満ちていました。
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