鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

素敵なお宅で活かされる拙作を前に、作り手冥利の午後のひととき

2016-01-09 13:29:24 | 日記

いやはやなんとも…。ほんの少し前に新たなる年を迎えたと思っていたら一昨日の7日には「松」も開けて松飾りも外し、ふと指折り数えてみれば今年も早や 50分の1ほどが過ぎてしまいました。たしか今年の元旦、「還暦を迎える今年こそ、少しはゆったりとしたスピードと心持ちで日々を送れたら…」と拙い希望をいだいたような記憶があります。されど、年末年始からの納品やご挨拶、そして陶芸教室やほどほどにお声がかかる宴席に臨みつつ、「やっぱり、お声がかかるうちが華」と、気持ちをきっちりリセット!!、できるかなぁ…。

などと ひとり訳のわからぬことを考えながらの昨日、江ノ電に乗って海沿いのお宅へ作品の納品、です。向かう先はうちの同居人さんも懇意にしているお宅ということもあり、珍しく二人揃って「電車でGO!」。

普段、電車に乗る機会はほとんど無い故、江ノ電鎌倉駅プラットホームで見る光景全てが新鮮です。ふと
駅表示版を見ると、「鎌倉」という駅名がさまざまな国の文字で表記されています。

中国語表記「鎌倉」では「倉」の字が「厄」という文字にどことなく似ています。

その文字を見たウチの同居人さんは「なんだか、厄介者が家の中にいるような感じ、だね。ウチの名字にも『倉』が入ってるし…」と、クールな笑顔を浮かべつつ、ワタシの顔をチラリ…。それはもう、コワくて返す言葉もありません。

程なくやって来た江ノ電に乗って、いにしえの町並みが広がる沿線風景を眺めつつ、ふとホームに降り立った途中駅。

江ノ電と、京都・嵐電姉妹提携5周年記念「京紫色電車」をワンショット。なんとなく「撮り鉄」になった一瞬です…。

鎌倉駅から江ノ電に揺られ、納品のために訪れた先は、かねてから「ぜひわが家にもお越しください」とのお言葉をいただいていた、坂の途中にある瀟洒なお宅でした。

家の構えやしっとりとした調度品、そして手作りのサンドイッチやクッキー…。ウイットに富んだお話しとともに淡いピンク色に輝くスパークリングワインやハーブティと供じられるたびに、当ブログ冒頭にて切に願った「ゆったりとしたスピードと心持ち…」の世界がここに。ワタシが手がけた四角皿も、いつも以上にモダンに見えることがなんとも嬉しく。、そしてちょっぴり「作り手冥利」を感じるひとときでもありました。

そして家路につく途中に立ち寄りし、いつものあのお店「六弥太」さん。蛇足ながら、写真はちょっぴり吉田類さん風?。

思えば、ここにもずっと以前から「ゆったりとしたスピードと心持ち」がありました…。


家に戻り、ようやく聴く機会が訪れた昨年末12月27日オンエアのTOKYO-FM 山下達郎「サンデーソングブック」。竹内まりやさんとの「年忘れ夫婦放談」を聴いていると、さながら10日ほど前の師走モードに引き戻されます。

この番組で毎年最後にお約束のようにオンエアされる達郎・まりやのデュエット「Letit be me」を聴きながら、あらためて「ゆったりハートの心持ち」の大切さを再確認した初春の一日となりました。

ここで一句

海街の風を感じるティーパーティ 心に響くLet it be me…。

コメント
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