毎年秋の季節、自宅に併設の工房 佐助Room114にて ささやかながらもワタシの個展を開催しています。早いものでこの地での展観は6回目となります。ふり返ってみても、友人知人、そしてここ佐助の街に移り住んできて以来親しくおつき合いさせていただいている方々の励ましの言葉やさまざまな援助があったればこそ、これまで5回に及ぶ個展が開催できたのだと、あらためて感謝の念が心の底から湧きあがってきます。
そして今年の個展も間もなく開催の時を迎えます。本日の夕刻、個展に向けての最後の窯焼きの運びとなりました。
「欲をいえば、もう少しできたかなぁ…」「ともあれ、なんとかここまでこぎつけた…」等々、さまざまな感慨に浸りつつ、窯の重い扉をズシ~ンと閉めてこの後 焼き上がりの具合は「神のみぞ知る」。明日からは、工房を個展会場にガラっと衣替えへ向けての作業が始まります。実際のところ、電動ろくろをはじめ、重い機材を移動する作業こそが、個展準備のメインイベントといっても過言ではありません。明日以降、10月9日11時に個展が始まるまで、果てしない肉体労働が延々に続きます。
今回の個展においては、プチ黒猫展「チー坊がいた夏」という企画展も同時開催します。その企画に向けてワタシが手がけた作品は
マグカップとお皿数点をラインアップいたしました。
個展へ向けて最後の本焼きとなった今宵はおりしも、ご近所の鎌倉市役所にて
という、秋ならではのイベントが開催されていました。
ふり返ってみると、昨年の「Kamakuraオクトーバー・フェスト」開幕の日はまさにワタシの個展オープンの日でもありました。今からちょうど1年前、ウチの工房と「オクトーバー・フェスト」はこんな感じでしたっけ…。
今年もご近所の方々や陶芸教室会員さん達に誘われて…
飲み仲間のお友達の「オクトーバー・フェイス」を「パチリ!」と一枚。
「個展、楽しみにしています」などとの言葉をいただいたり、教育談議に花を咲かせつつ、「鎌倉の街でこれほど酔っ払いが揃うのは、このイベントだけですねぇ」と、ゲラゲラ大爆笑するのも毎年の習いとなりつつあります。
そしてそして、毎年この「オクトーバー・フェスト」に際しては、ご近所のお店仲間「甘味処 こまめ」のかえさんがお店の仕込みの途中にさわやかな笑顔とともにやって来て「うわぁ、今年もいい感じに酔っぱらってますね!」とひと声かけて、秋の夜の街に風と共に去って行きます…。
今年もしっかり、この笑顔!
時あたかも、今、日付け変更線を越えて10月4日 日曜日となりました。テレビではラグビーワールドカップで日本代表が対サモア戦で大きくリードしている様子を伝えています。スポーツイベント的においては、8日の木曜日にもサッカー日本代表がワールドカップ予選・対シリア戦を迎えます。個展の準備ともども、ワクワク、ドキドキの日々が続きます。
個展に向けて、ハイテンションの瞬間とともに、細心の注意を払うべくローキイなココロのバランスを図りながらの準備の日々が続くことになります。個展間際のとかくナイーブになりがちな時、「もうすぐ開幕だね。カラダの具合に気をつけてね」といった感じのお言葉をかけてもらえる幸せをつくづく感じる今日この頃でもあります。あらためて、ありがとうございます。
またまた、今回も最後に…