鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

シルバーウイークも早や終盤、「チー坊がいた夏」とともに秋本番…

2015-09-22 11:21:16 | 日記

誰がいつの頃から言い始めたのかは知る由もありませんが、この秋の「シルバーウイーク」という呼び方はすっかり耳にも心にも馴染んできたような気がします。陶芸の合間、ラジオから流れる「シルバーウイーク交通情報…」というナレーションも、妙にしっくりきます。

そしてこちらが、毎年長いお休みのたびにワタシが頻繁に見入る交通情報。これは一昨日20日の日曜日、午前8時の状況です。

都心から各地の行楽地へ向けて高速道路が渋滞している様子を示す赤いラインを見ながら「工房でじっとしているのが正解なんだよね…」とポツリ。どこにも出かけられない無念さを無理やりかき消しているようで、ちょっとさびしい気も。ホント、遊び下手です…。

交通渋滞とは無縁の陶芸教室の時間を終た夕刻、親子ほども歳の離れた若い会員さんたち有志と駅付近を「のれん巡り」に向かう道すがら、かの洋館レストラン「古我邸」前で記念写真!?。

この春のオープン以来、いまだに「ランチの予約が取りにくい」とか。故に、門の前に佇み洋館の雄姿を眺めて仮初めにオナカをいっぱいにする日々が続きます。

「のれん巡り」の締めでたどり着いたお店の入口前のお花に目をやりながら「このお店がオープンしてもう1年か…」とあらためて時の流れの早さにふと驚きを感じつつ‥。

それにつけても、お花のメッセージカードに記されていた「ピーコ」という文字が少々気になって…。お店のオーナーに「あの『ピーコ』という人は?」と、そっと訊ねてみたところ、オーナーは意味ありげに「ニッコリ」笑顔で応えてくれたのでした。ことほど左様に、雰囲気もオーナーのもてなしも、奥深いお店なのでありました…。

閑話休題。

今回のシルバーウイークのように比較的長いお休みの場合、これまでの例ではワタシの大学時代の友人たちがやって来ることが度々ありました。そして、今回も…。

連休の陶芸教室もひと心地ついた午後のひととき。入口の網戸が「パターン」と開き、「佐助114さん、おお、クラタくん!」と言いながら、やに親しげに一人の男性が工房に入って来ました。「えっ、誰だ!?」とアタマの中がクルクルしていましたが、「なんだ、お前かぁ!」ということで、じつに16年ぶりの再会です。それにつけてもワタシが大学で学んだ地理学科の仲間はいずれも無茶なヤツばかりでどいつもこいつも、地方から何の連絡も無しにやって来ます。それも、朝6時頃にいきなりドアホンを「ピンポ~ン」と鳴らして「お~、来たよ~!」と、玄関を開けようとドアをガタゴトこじ開けようとすることも。もっとも、こんな手荒な訪問こそ、また嬉しいものなのですが。

この友人(写真手前)もいきなりの訪問ではありましが、玄関でガタゴトすることは無く、一応は紳士的!?、です。子供にせがまれて東北から家族旅行でこちら方面にやって来たこの友人(写真手前)とお互いの状況を伝え合うこと約1時間。ワタシからそっと「今度、東京オリンピックを開くけど、東北の人たちはどのように思ってるの?」と尋ねてみました。
彼の答えは「自分の周りのみんなは『オリンピックしてる場合じゃないよね。東北の復興が先でしょ!』って思ってる。まだまだ放射線量も高いしね」と、この時ばかりは顔を曇らせていました。

偶然のことながら、この日の陶芸教室では「安倍総理が山梨の別荘に行ってゴルフ、ゴルフ」が話題になり、工房の中では「茨城が水害に遭って苦しんでるのに、ゴルフしてられるの…?」という意見がさざ波のように広がっていましたっけ。ワタシ自身、政治的には不偏不党の立場ですが、若い人たちの間で「これはおかしいのでは?」といった事に関していろいろな意見が交わされる姿を見るにつけ、なんとなく心強い思いも感じるシルバーウイークのひと時でもありました。

東北から来た友人と旧交を温めている最中、やにわに届いた花籠…。

ワタシの個展案内ハガキと9月14日付け当ブログを見て、ウチの黒猫チー坊の死を知った友人夫妻からのお花でした。運んできてくれた花屋さんがメッセージカードに記された「チー坊 天国にいっても 楽しんでね。」という言葉を読み上げてくれるのが、なんともありがたくもあり、可笑しくもあり…。

このお花の他にも、今も多くの方々からチー坊に向けてのメッセージをいただき続けています。あらためてワタシ ならびにウチの同居人ともども、お礼 ならびに感謝申し上げます。

最後になりますが、来月10月 神無月は「寒露」の頃に始まるワタシの個展。「黒猫の徒然」ともども、よろしくお願いいたします。





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