鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

チビッ子も、チャボも、みんな一緒の楽しい土曜日。私は「江ノ島アッシー物語」・・

2012-10-02 06:26:43 | 日記
巻頭からいささか恐縮ですが、まずは業務連絡から・・。






さてさて・・。日頃、仕事の際に「少々疲れたな」と感じた時には、即、ご近所をプラ~ッと散歩するのが最高の気分転換に。ご近所のお店仲間や顔見知りの方々といろいろな話に花を咲かせていると、それまでの「疲労感」などはス~ッと消え去っていきます。

そして、何気ない会話の中から、「そうだ今度、街で○○が始まるけど、一緒に来ない?」という感じに散歩がご縁の「ココロに沁みるプチタイム」へとひろがったりして・・。たとえば今年の初夏からを振り返ってみても、6月は佐助稲荷で「ホタル狩り」。夏は夏とて、私たちお店仲間が声かけあって「鎌倉 佐助のさんぽ市」、そして三日も空けずに薄暮の広場で大納涼会・・。もう2、3か月前のことですが、どこかの石油会社のキャッチコピーではありませんが「コ・コ・ロも満タンに・・」なる楽しいお誘いがそこここに。

かねてからこのような様子を見聞きしていた友人が東京から来た折に、「倉田さんちの二人は、まるで『風の旅人』のようですね・・」と言っていましたが、とんでもない。常日頃から私は陶芸、同居人は編集企画のお仕事でバタバタしているが故に、ことさらいろいろな「お誘い」がココロに沁みるのかも・・。


あの厳しい夏の暑さもようやく影をひそめ、秋色の気配が日一日と感じられ始めた9月29日の土曜日、わが家では「風の旅人」に変身すべく、若干約1名が朝5時頃からひと仕事した後に鏡の前でゴソゴソと身支度を・・。わが家の本日の主役はウチの奥さんというか、同居人のあの人・・。

この日は近所の御成小学校の運動会。ウチの陶芸教室にかよってきているチビッ子陶芸家さん達から「運動会、見にくれば・・」と誘いを受けたウチの同居人さんはすっかりソノ気になりまして。朝も早よから、「気分はすっかり運動会」とやら。なにしろ、この同居人は小学校時代はずっとリレーの選手だったとかで、「運動会は大好き」なのだとか。エッ、リレーの選手ですと? 蛇足ながら今では、砲丸投げが良く似合う・・?

ともあれ、ウチの「風の旅人」は運動会の門をくぐり、いきなり

チビッ子陶芸家・ケンちゃんの80m走の目にも止まらぬスタートダッシュの瞬間を「超激写!」とか。ちなみに、ケンちゃんは、画面の左端。なんだか、スタートに出遅れた風情もありましたが、その結果はなんと一等賞の金メダル! やったね、ケンちゃん。今度、子どもビールで乾杯しよう!

ケンちゃんと同級生のチビッ子陶芸家・ヒロちゃんはいつも、ホントに楽しそう。

ウチの奥さんの姿を見つけた瞬間に、わざとおどけてシカメッ面の図。今の時代、ヒロちゃんのような明るさ100%の人材が求められているのかも。そのままスクスク育て、ヒロちゃん!

ウチの陶芸教室にかよっきてくれていアラタくんやワコちゃんも、しっかりと「アスリート」していたとか。街の子どもたち、そしてお父さん・お母さん達がワイワイと歓声を上げる御成小学校運動会は、緑の杜に包まれたオアシスの晴れ舞台・・。

駅から徒歩2分で、この緑。家に戻るなり、「こんなに情緒あふれる環境の下で育つ鎌倉のチビッ子は幸せ」と、つぶやくウチの同居人。チビッ子陶芸家さん達から「お母さん先生」と親しみを込めて呼ばれている故にすっかり母性に目覚め、ウチに来るチビッ子の成長を願って止まない様子がそこここに。

うーん、その100万分の1でいいから、私にも気をつかって欲しい・・。

この日のウチの同居人、というか「風の旅人」さんの活動は、運動会だけにはとどまらず・・。

運動会もたけなわの午前10時にはそそくさと帰宅して、とめどなくお仕事。そして午後3時過ぎには、私の高校時代の女友達で陶芸教室の会員さんでもある東京在住のフーちゃん、ならびにそして同じく私の高校時代の女友達で鎌倉・材木座在住のイッちゃんとともに、江ノ島で開催されたムッシュかまやつさん他が出演するライブにもお出かけ。ウチの人にとってはこの江ノ島という地でのライブがなんともありがたいのらしいですね。江ノ島ならば、たとえお仕事上の緊急事態が発生しても、30分で家に戻って対処ができる、とか。うーん、ウチのご近所でもっとたくさん、いろいろなアーティストがライブ活動してくれたら、私もね、聴きに行っちゃうのですが。こちら方面は如何せん、いい「ハコ」がなかなか無い、惜しいなぁ。

なんていいながら、フーちゃんとイっちゃんのこの日のライブのお目当ては、この人。

かつて1970年代前半から「古井戸」、そしてその後、あの伝説のロックバンド「RCサクセション」にてしっかりとギターしていた仲井戸麗市さん、というか、チャボさんです。

ウチの「風の旅人」によると仲井戸さんは「60歳を迎えて、今だにチャボと呼ばれるのもどうなんでしょ? ムッシュと声をかけられるかまやつさんはいいなあ・・」などとMCで盛り上げながら、時に激しく、そして時には切々と歌い、ギターを奏でていたとか。

「風の旅人」さんは生意気に、「昨年末に鎌倉の『ダフィネ』で聴いた三宅伸治さんに似てるかな」などと講釈した末、このところ毎日、YouTubeでチャボさんの「追っかけ」しています。ことほど左様に、すぐ影響されます。まことにいと単純な「風の旅人」です。

「旅人」さんにとっては、「思い返してみると、本当に久しぶりの江ノ島」とか。
 
さらにウチの「旅人」さんからは、ライブ前、ライブ後の江の島シーキャンドルの写真を、お土産代わりにいただきました。ありがたい・・? 

シーキャンドルからの帰路、「相模湾に広がる夜景がとっても綺麗」と感じながら、「旅人」さんが撮った渾身の一枚。

感動のあまり、相模湾沿岸の鎌倉材木座、逗子、葉山あたりの街の明かりが感涙に滲んで、ということにしておきましょう・・。

私はといえば陶芸教室も終わり、チャボさんの江の島ライブもその幕を閉じる頃に合わせて、風に身を任せるが如く、わが家から進路を西へ愛車メガーヌを駆って、江ノ島へ・・。遠い昔、ひたすら「アッシー君」よろしくクルマで女友達を送り迎えしていた頃を思い出し、江の島桟橋脇でライブ帰りの「オンナのオジサン」三人衆をお出迎えしてみました。

驚いたことに、「オンナのオジサン」三人衆は、至極当然のように「おつかれ様、アタシはモノレールまで」、「私たちは市内までね」と、超然のシンデレラ・モードですね、まったく・・。

「60歳を迎えて、今だチャボ・・」とつぶやくミュージシャン・仲井戸氏、そして「60歳を目前に、今だ『アッシー』している」私・・。

かくも男は、凛々しく、愛しく、情けない・・?


















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