鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

ちびっ子からオトナまで、佐助の杜で「ヒョィっ」「ピョィっ」と陶芸いかがですか・・。

2011-11-14 19:55:08 | 陶芸
本日もまずは個展のご案内から・・。


今年の夏前に私の教室での「体験コース」にて手ろくろでの陶芸に親しんでいだだいたお嬢さんが昨日、今度は電動ろくろでの陶芸にチャレンジしに来てくれました。今回は職場のお仲間とご一緒でのお出ましです。

まずはお仲間の方から。

「ぜひとも小鉢を・・」とのご希望でしたが、まったく初めてとは思えないほどの手つきです。たぶん、充分満足のいく小鉢ができあがるでしょう。

続いては、先に手ろくろで陶芸を体験済のこの方。

なんと、同じ大きさ、同じ形のご飯茶碗を2客、作り上げました。きっちりとした「仕事ぶり」、本当にお見事です。

このお二人に陶芸の手ほどきをしている際のこと。
私は、「あー、人指指と中指でピュイっと引き上げて」とか、「親指でヒョイっと・・」、さらには「パシっとつまんで・・」といった具合に、「ピュイっ」「ヒョイっ」「パシっ」等の擬音?を多用していたようです。

「ピュイっ」「ヒョイっ」と発するたびに、このお二人、ならびにそばで見ていたウチの奥さんが大爆笑していました。そんなに面白いのかなあ・・。電動ろくろは成型する上においてスピードが命。丁寧に説明するよりも、「ピュイっ」と身振り手振りで示すのが一番です。

と思ったら、ふとあのお方のお姿を思い出しました。誰あろう、プロ野球・巨人軍のかつての長嶋茂雄監督が発展途上の若い選手を指導する姿・・。長嶋監督はグラウンドで「いいか、腰をビッとまわして、バットをバーっと振り下ろせ!」とか、「ダーっと前に出て、サッと捕ってビシっと一塁に投げろ!」云々、「ビシ」「バシ」熱血指導してました。

それは今から約30年ほど前のことでしょうか。この指導の姿を見て「こんな指導法、あり?」と思ったものですが、今、自分でも同じようなことしています。なんとなく笑えます・・。

とても楽しい二人のお嬢さんがお帰りになった後、工房のテーブルの上に置いてあった草木が逆光を浴びて光り輝いていました。

思わず、「ふー」っと肩のチカラが抜けていくのを感じる一瞬でした。

そして一夜明け、本日の午後はご近所のちびっ子陶芸家さんとの「粘土の時間」です。本日は「絵付けをしたい」ということで、お皿に佐助の風景をアートし始めました。

ヒロちゃんはご近所の家の松の枝をテーマに。


ケンちゃんはご近所のお宅を題材に。描き始めるまで、約20分くらい、構想を練っていました。


道行くご近所の方々も、路上アートするちびっ子に「楽しそうだね。がんばってね」とやさしい声援を贈ってくれました。ありがとうございます。

ちびっ子陶芸家さんが一所懸命に絵付けする姿を見るにつけ、「無限の可能性なんだよなぁ・・。自分にも、こんな時代があったなぁ」と思い返したりもしました。

「♪そんな時代もああったねと・・」 by 中島みゆきさん。ちょっと違いましたね。すみません・・。

ともあれ、毎回いろいろなことを感じさせてくれる陶芸教室の貴重な時間。私にとっては充分に「男子一生の仕事」です。







コメント (2)
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