Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

伊丹 AI・HALL に入りました。 『藤原さんのドライブ』。

2022-11-17 | Weblog

『藤原さんのドライブ』チーム、伊丹 AI・HALL に入りました。

伊丹→ 長門→ 名古屋→ 岡山の、四都市ツアー開始です。

 

 

<会場>

伊丹 AI・HALL

<開演時間>

11月18日(金) 19:00  

19日(土) 14:00 / 19:00

20日(日) 14:00

<全席指定>

一般前売 3,500円   ペア前売 6,600円   当日3,800円

若いお客様への割引が充実しています。 U-25/学生 2,000円   高校生以下 1,000円

「U-25」は二十五歳以下という枠です。

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

皆様お誘い合わせの上、ぜひご観劇くださいますようお願い申し上げます。

 

〈ツアー予定〉

 

長門公演

【長  門】 11月23日(水・祝) ルネッサながと

https://www.renaissa-nagato.jp/events/rinkougun

 

名古屋公演

【名  古  屋】   11月26日(土)・27日(日)愛知県芸術劇場

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

岡山公演

【岡  山】   11月29日(火)岡山市市民文化ホール

http://rinkogun.com/Fjiwara_Okayama.html

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『藤原さんのドライブ』 今週末、関西公演。11月18〜20日 伊丹AI・HALL

2022-11-16 | Weblog

『藤原さんのドライブ』 今週末11月18〜20日、関西公演。

 

<会場>

伊丹 AI・HALL

<開演時間>

11月18日(金) 19:00  

19日(土) 14:00 / 19:00

20日(日) 14:00

<全席指定>

一般前売 3,500円   ペア前売 6,600円   当日3,800円

若いお客様への割引が充実しています。 U-25/学生 2,000円   高校生以下 1,000円

「U-25」は二十五歳以下という枠です。

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

皆様お誘い合わせの上、ぜひご観劇くださいますようお願い申し上げます。

 

写真 円城寺あや 坂下可甫子 遠藤いち花 

撮影・姫田蘭

 

 

〈ツアー予定〉

 

長門公演

【長  門】 11月23日(水・祝) ルネッサながと

https://www.renaissa-nagato.jp/events/rinkougun

 

名古屋公演

【名  古  屋】   11月26日(土)・27日(日)愛知県芸術劇場

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

岡山公演

【岡  山】   11月29日(火)岡山市市民文化ホール

http://rinkogun.com/Fjiwara_Okayama.html

 

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ドライブは続いているんです

2022-11-15 | Weblog

文字通り。

ドライブは続いているんです。

『藤原さんのドライブ』。

二週間の間に、四都市を回ります!

東京以外でも、若いお客様への割引が充実しています(詳細、以下を御覧ください)。

伊丹公演

【伊  丹】 11月18日(金)〜20日(日) AI・HALL

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

長門公演

【長  門】 11月23日(水・祝) ルネッサながと

https://www.renaissa-nagato.jp/events/rinkougun

 

名古屋公演

【名  古  屋】   11月26日(土)・27日(日)愛知県芸術劇場

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

岡山公演

【岡  山】   11月29日(火)岡山市市民文化ホール

http://rinkogun.com/Fjiwara_Okayama.html

 

写真 猪熊恒和・中山マリ

撮影・姫田蘭

 

……… ……… ……… ……… ……… ………

 

東京以外でも、若いお客様への割引が充実しています。

 

伊丹・名古屋は、U-25/学生 2,000円   高校生以下 1,000円

という設定です。要証明書提示、燐光群でのみ取り扱い。

 

岡山になると、U25/学生1,000円  高校生以下500円

(大学生以下は要証明書提示。おかやま燐光群を観る会と燐光群でのみ取り扱い)

 

「U-25」は二十五歳以下という枠です。

 

……… ……… ……… ……… ……… ………

 

まもなく創設四十周年を迎える燐光群は、主宰・坂手洋二の待望の新作『藤原さんのドライブ』を、11月4日より座・高円寺にて上演、その後国内4都市ツアーを行います。

 

コロナ禍下の現在、日本のみならず世界各地で、感染症に罹患したため隔離され、外の世界と音信不通にさせられる人たち、いわれのない偏見に晒される事例、大切な人の死や葬儀に立ち会えない場面等が、散見されています。イギリスの劇作家デビッド・ヘアはコロナ禍下の状況を描いた新作『悪魔をやっつけろ』でこう言っています。「まるで中世だ」。その通りです。

 

閉ざされた島という閉塞状態に置かれた人々を起点に描く本作ですが、過去に燐光群では、『お召し列車』『カウラの班長会議』という、ハンセン氏病の患者となった方々を描くオリジナル作品を作りました。本作もそのような感染症の患者の皆さんが入所する島の存在を背景にしている部分はありますが、舞台は架空であり、物語の構成や登場人物は、純然たるフィクションです。

そこに生きる人たち。歴史の「被害者」として、突きつけられる現実の残酷さ。それでも、時に明るい昂揚を勝ち取り、逞しく生きていく姿を、描きます。

 そんな状況で明るい事例があるのか、という声があるかもしれませんが、例えば、坂手が幾度か取材し交流を持った実在のTさん(インスピレーションは得ましたが、本作のモデルというわけではありません)はじめ、ハンセン氏病患者の収容施設のある島で、治癒しても出て行かず、そこで暮らし続けた人たちには、それぞれの生き生きとした姿が、あります。

本作では、そんな「元患者」の一人「藤原さん」が、園内の女性と結婚し暮らしています。結婚と同時に、法で定められた去勢手術を施され、子どもはできません。多くの人が親族との縁を絶ちました。機会があって自動車の運転を覚えた「藤原さん」は、施設で暮らす人々を島外の故郷やこだわりの場所へ、自動車に乗せて連れて行くことを思いつき、居住者たちの「再会」をお膳立てし、そこに立ち会うことになります。これが劇中で描かれる象徴的なエピソードとなります。

 

 今年7月、『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』下北沢ザ・スズナリ公演では公演初日に関係者にコロナ陽性者が発出、全20ステージのうち12ステージを中止せざるを得ませんでした。8月、坂手洋二もコロナに罹患し一次的に入院、このコロナ禍下の状況で、執筆中だった本作の構想を、大幅に変化させることになりました。

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』で劇団の底力を見せた劇団俳優陣に加え、カンヌ映画祭で話題となった話題作『PLAN75』に出演した中山マリも復帰。劇団外では、最近ではNHK朝ドラ『ちむどんどん』波子役で話題の円城寺あや、『僕らの城』で今年前半期小劇場の注目を集め『ブレスレス』に続いて出演する三浦知之も加わります。芳醇なアンサンブルにご期待ください。

 

来年で四十周年を迎える劇団の、新たなる一歩となる作品となるよう、準備中です。

皆様お誘い合わせの上、ぜひご観劇くださいますようお願い申し上げます。

 

 

 

<ツアー 予定>

 

 

 

<CAST>

鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋

円城寺あや 中山マリ 樋尾麻衣子 尾形可耶子

三浦知之 武山尚史 山村秀勝 西村順子

坂下可甫子 遠藤いち花 宅間脩起

 

<STAFF>

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) 音響○島猛(ステージオフィス) 音響操作○中川綾乃

舞台監督◯大山慎一  三津久  舞台協力○森下紀彦  美術◯じょん万次郎  演出助手○山田真実

衣裳○ぴんくぱんだー  燐光群衣裳部

擬闘◯山村秀勝  進行助手○中山美里  文芸助手○清水弥生  久保志乃ぶ

撮影○姫田蘭  宣伝意匠○高崎勝也

協力○浅井企画  オフィスにしむら

制作○Caco  尾形可耶子  島藤昌代

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東京以外でも、若いお客様への割引が充実しています。『藤原さんのドライブ』。

2022-11-14 | Weblog

東京以外でも、若いお客様への割引が充実しています。『藤原さんのドライブ』。

 

伊丹・名古屋は、U-25/学生 2,000円   高校生以下 1,000円

という設定です。要証明書提示、燐光群でのみ取り扱い。

 

岡山になると、U25/学生1,000円  高校生以下500円

(大学生以下は要証明書提示。おかやま燐光群を観る会と燐光群でのみ取り扱い)

 

「U-25」は二十五歳以下という枠です。

 

写真は、出演者の中の、U-25メンバー。

坂下可甫子、遠藤いち花、宅間脩起。そして、U-25でない(若くない)三浦知之。

撮影・姫田蘭。。

 

 

……… ……… ……… ……… ……… ………

 

まもなく創設四十周年を迎える燐光群は、主宰・坂手洋二の待望の新作『藤原さんのドライブ』を、11月4日より座・高円寺にて上演、その後国内4都市ツアーを行います。

 

コロナ禍下の現在、日本のみならず世界各地で、感染症に罹患したため隔離され、外の世界と音信不通にさせられる人たち、いわれのない偏見に晒される事例、大切な人の死や葬儀に立ち会えない場面等が、散見されています。イギリスの劇作家デビッド・ヘアはコロナ禍下の状況を描いた新作『悪魔をやっつけろ』でこう言っています。「まるで中世だ」。その通りです。

 

閉ざされた島という閉塞状態に置かれた人々を起点に描く本作ですが、過去に燐光群では、『お召し列車』『カウラの班長会議』という、ハンセン氏病の患者となった方々を描くオリジナル作品を作りました。本作もそのような感染症の患者の皆さんが入所する島の存在を背景にしている部分はありますが、舞台は架空であり、物語の構成や登場人物は、純然たるフィクションです。

そこに生きる人たち。歴史の「被害者」として、突きつけられる現実の残酷さ。それでも、時に明るい昂揚を勝ち取り、逞しく生きていく姿を、描きます。

 そんな状況で明るい事例があるのか、という声があるかもしれませんが、例えば、坂手が幾度か取材し交流を持った実在のTさん(インスピレーションは得ましたが、本作のモデルというわけではありません)はじめ、ハンセン氏病患者の収容施設のある島で、治癒しても出て行かず、そこで暮らし続けた人たちには、それぞれの生き生きとした姿が、あります。

本作では、そんな「元患者」の一人「藤原さん」が、園内の女性と結婚し暮らしています。結婚と同時に、法で定められた去勢手術を施され、子どもはできません。多くの人が親族との縁を絶ちました。機会があって自動車の運転を覚えた「藤原さん」は、施設で暮らす人々を島外の故郷やこだわりの場所へ、自動車に乗せて連れて行くことを思いつき、居住者たちの「再会」をお膳立てし、そこに立ち会うことになります。これが劇中で描かれる象徴的なエピソードとなります。

 

 今年7月、『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』下北沢ザ・スズナリ公演では公演初日に関係者にコロナ陽性者が発出、全20ステージのうち12ステージを中止せざるを得ませんでした。8月、坂手洋二もコロナに罹患し一次的に入院、このコロナ禍下の状況で、執筆中だった本作の構想を、大幅に変化させることになりました。

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』で劇団の底力を見せた劇団俳優陣に加え、カンヌ映画祭で話題となった話題作『PLAN75』に出演した中山マリも復帰。劇団外では、最近ではNHK朝ドラ『ちむどんどん』波子役で話題の円城寺あや、『僕らの城』で今年前半期小劇場の注目を集め『ブレスレス』に続いて出演する三浦知之も加わります。芳醇なアンサンブルにご期待ください。

 

来年で四十周年を迎える劇団の、新たなる一歩となる作品となるよう、準備中です。

皆様お誘い合わせの上、ぜひご観劇くださいますようお願い申し上げます。

 

 

 

<ツアー 予定>

 

伊丹公演

【伊  丹】 11月18日(金)〜20日(日) AI・HALL

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

長門公演

【長  門】 11月23日(水・祝) ルネッサながと

https://www.renaissa-nagato.jp/events/rinkougun

 

名古屋公演

【名  古  屋】   11月26日(土)・27日(日)愛知県芸術劇場

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

岡山公演

【岡  山】   11月29日(火)岡山市市民文化ホール

http://rinkogun.com/Fjiwara_Okayama.html

 

 

<CAST>

鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋

円城寺あや 中山マリ 樋尾麻衣子 尾形可耶子

三浦知之 武山尚史 山村秀勝 西村順子

坂下可甫子 遠藤いち花 宅間脩起

 

<STAFF>

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) 音響○島猛(ステージオフィス) 音響操作○中川綾乃

舞台監督◯大山慎一  三津久  舞台協力○森下紀彦  美術◯じょん万次郎  演出助手○山田真実

衣裳○ぴんくぱんだー  燐光群衣裳部

擬闘◯山村秀勝  進行助手○中山美里  文芸助手○清水弥生  久保志乃ぶ

撮影○姫田蘭  宣伝意匠○高崎勝也

協力○浅井企画  オフィスにしむら

制作○Caco  尾形可耶子  島藤昌代

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今日も走ります。『藤原さんのドライブ』東京公演千秋楽。

2022-11-13 | Weblog

『藤原さんのドライブ』、モデルになっているお一人、瀬戸内市長島にいらっしゃった立花誠一郎さんが最後にお乗りになっていたクルマは、日産のエルグランデ。三列のシートを持つミニバンタイプです。療養所での生活の中で、「人を乗せて走ること」に生きがいを感じていた彼が、最後に選んだそのクルマを模して、ラストシーンは三列のクルマに変貌します。孫よりも若い世代を乗せ、次世代にハンドルを託します。

ちょうど5年前の11月、立花さんはお亡くなりになりました。『カウラの班長会議』という芝居をつくることで立花さんに出会うことができました。10年前の今頃、台本を書いていました。そして7年前、神戸公演で立花さんにその上演を観ていただけたことが、私の人生の財産です。

今日も走ります。

本日、東京公演千秋楽。

 

写真 (奥の上段から)

宅間脩起 坂下可甫子

山村秀勝 円城寺あや 遠藤いち花

三浦知之 猪熊恒和

撮影・姫田蘭

 

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

 

……… ……… ……… ……… ……… ………

 

まもなく創設四十周年を迎える燐光群は、主宰・坂手洋二の待望の新作『藤原さんのドライブ』を、114日より座・高円寺にて上演、その後国内4都市ツアーを行います。

 

コロナ禍下の現在、日本のみならず世界各地で、感染症に罹患したため隔離され、外の世界と音信不通にさせられる人たち、いわれのない偏見に晒される事例、大切な人の死や葬儀に立ち会えない場面等が、散見されています。イギリスの劇作家デビッド・ヘアはコロナ禍下の状況を描いた新作『悪魔をやっつけろ』でこう言っています。「まるで中世だ」。その通りです。

 

閉ざされた島という閉塞状態に置かれた人々を起点に描く本作ですが、過去に燐光群では、『お召し列車』『カウラの班長会議』という、ハンセン病の患者となった方々を描くオリジナル作品を作りました。本作もそのような感染症の患者の皆さんが入所する島の存在を背景にしている部分はありますが、舞台は架空であり、物語の構成や登場人物は、純然たるフィクションです。

そこに生きる人たち。歴史の「被害者」として、突きつけられる現実の残酷さ。それでも、時に明るい昂揚を勝ち取り、逞しく生きていく姿を、描きます。

 そんな状況で明るい事例があるのか、という声があるかもしれませんが、例えば、坂手が幾度か取材し交流を持った実在のTさん(インスピレーションは得ましたが、本作のモデルというわけではありません)はじめ、ハンセン病患者の収容施設のある島で、治癒しても出て行かず、そこで暮らし続けた人たちには、それぞれの生き生きとした姿が、あります。

本作では、そんな「元患者」の一人「藤原さん」が、園内の女性と結婚し暮らしています。結婚と同時に、法で定められた優生手術を施され、子どもはできません。多くの人が親族との縁を絶ちました。機会があって自動車の運転を覚えた「藤原さん」は、施設で暮らす人々を島外の故郷やこだわりの場所へ、自動車に乗せて連れて行くことを思いつき、居住者たちの「再会」をお膳立てし、そこに立ち会うことになります。これが劇中で描かれる象徴的なエピソードとなります。

 

 今年7月、『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』下北沢ザ・スズナリ公演では公演初日に関係者にコロナ陽性者が発出、全20ステージのうち12ステージを中止せざるを得ませんでした。8月、坂手洋二もコロナに罹患し一次的に入院、このコロナ禍下の状況で、執筆中だった本作の構想を、大幅に変化させることになりました。

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』で劇団の底力を見せた劇団俳優陣に加え、カンヌ映画祭で話題となった話題作『PLAN75』に出演した中山マリも復帰。劇団外では、最近ではNHK朝ドラ『ちむどんどん』波子役で話題の円城寺あや、『僕らの城』で今年前半期小劇場の注目を集め『ブレスレス』に続いて出演する三浦知之も加わります。芳醇なアンサンブルにご期待ください。

 

来年で四十周年を迎える劇団の、新たなる一歩となる作品となるよう、準備中です。

皆様お誘い合わせの上、ぜひご観劇くださいますようお願い申し上げます。

 

<ツアー 予定>

 

東京公演

【高  円  寺】 11月4日(金)〜13日(日) 座高円寺

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

伊丹公演

【伊  丹】 11月18日(金)〜20日(日) AI・HALL

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

長門公演

【長  門】 11月23日(水・祝) ルネッサながと

https://www.renaissa-nagato.jp/events/rinkougun

 

名古屋公演

【名  古  屋】   11月26日(土)・27日(日)愛知県芸術劇場

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

岡山公演

【岡  山】   11月29日(火)岡山市市民文化ホール

http://rinkogun.com/Fjiwara_Okayama.html

 

 

<CAST>

鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋

円城寺あや 中山マリ 樋尾麻衣子 尾形可耶子

三浦知之 武山尚史 山村秀勝 西村順子

坂下可甫子 遠藤いち花 宅間脩起

 

<STAFF>

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) 音響○島猛(ステージオフィス) 音響操作○中川綾乃

舞台監督◯大山慎一  三津久  舞台協力○森下紀彦  美術◯じょん万次郎  演出助手○山田真実

衣裳○ぴんくぱんだー  燐光群衣裳部

擬闘◯山村秀勝  進行助手○中山美里  文芸助手○清水弥生  久保志乃ぶ

撮影○姫田蘭  宣伝意匠○高崎勝也

協力○浅井企画  オフィスにしむら

制作○Caco  尾形可耶子  島藤昌代

 

若いお客様への割引が充実しています。『藤原さんのドライブ』。

U-25/学生 2,000円   高校生以下 1,000円

という設定です。要証明書提示、燐光群でのみ取り扱い。

「U-25」は二十五歳以下という枠です。

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『藤原さんのドライブ』 東京公演は、本日まで

2022-11-13 | Weblog

『藤原さんのドライブ』東京公演は、本日まで。

お見逃しなく。

 

もちろん俳優も見てほしいが、このクルマは、必見。

演劇の創意工夫のエッセンスが詰まっている。

 

写真 猪熊恒和 円城寺あや 川中健次郎

撮影・姫田蘭

 

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

 

……… ……… ……… ……… ……… ………

 

まもなく創設四十周年を迎える燐光群は、主宰・坂手洋二の待望の新作『藤原さんのドライブ』を、114日より座・高円寺にて上演、その後国内4都市ツアーを行います。

 

コロナ禍下の現在、日本のみならず世界各地で、感染症に罹患したため隔離され、外の世界と音信不通にさせられる人たち、いわれのない偏見に晒される事例、大切な人の死や葬儀に立ち会えない場面等が、散見されています。イギリスの劇作家デビッド・ヘアはコロナ禍下の状況を描いた新作『悪魔をやっつけろ』でこう言っています。「まるで中世だ」。その通りです。

 

閉ざされた島という閉塞状態に置かれた人々を起点に描く本作ですが、過去に燐光群では、『お召し列車』『カウラの班長会議』という、ハンセン病の患者となった方々を描くオリジナル作品を作りました。本作もそのような感染症の患者の皆さんが入所する島の存在を背景にしている部分はありますが、舞台は架空であり、物語の構成や登場人物は、純然たるフィクションです。

そこに生きる人たち。歴史の「被害者」として、突きつけられる現実の残酷さ。それでも、時に明るい昂揚を勝ち取り、逞しく生きていく姿を、描きます。

 そんな状況で明るい事例があるのか、という声があるかもしれませんが、例えば、坂手が幾度か取材し交流を持った実在のTさん(インスピレーションは得ましたが、本作のモデルというわけではありません)はじめ、ハンセン病患者の収容施設のある島で、治癒しても出て行かず、そこで暮らし続けた人たちには、それぞれの生き生きとした姿が、あります。

本作では、そんな「元患者」の一人「藤原さん」が、園内の女性と結婚し暮らしています。結婚と同時に、法で定められた優生手術を施され、子どもはできません。多くの人が親族との縁を絶ちました。機会があって自動車の運転を覚えた「藤原さん」は、施設で暮らす人々を島外の故郷やこだわりの場所へ、自動車に乗せて連れて行くことを思いつき、居住者たちの「再会」をお膳立てし、そこに立ち会うことになります。これが劇中で描かれる象徴的なエピソードとなります。

 

 今年7月、『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』下北沢ザ・スズナリ公演では公演初日に関係者にコロナ陽性者が発出、全20ステージのうち12ステージを中止せざるを得ませんでした。8月、坂手洋二もコロナに罹患し一次的に入院、このコロナ禍下の状況で、執筆中だった本作の構想を、大幅に変化させることになりました。

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』で劇団の底力を見せた劇団俳優陣に加え、カンヌ映画祭で話題となった話題作『PLAN75』に出演した中山マリも復帰。劇団外では、最近ではNHK朝ドラ『ちむどんどん』波子役で話題の円城寺あや、『僕らの城』で今年前半期小劇場の注目を集め『ブレスレス』に続いて出演する三浦知之も加わります。芳醇なアンサンブルにご期待ください。

 

来年で四十周年を迎える劇団の、新たなる一歩となる作品となるよう、準備中です。

皆様お誘い合わせの上、ぜひご観劇くださいますようお願い申し上げます。

 

<ツアー 予定>

 

東京公演

【高  円  寺】 11月4日(金)〜13日(日) 座高円寺

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

伊丹公演

【伊  丹】 11月18日(金)〜20日(日) AI・HALL

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

長門公演

【長  門】 11月23日(水・祝) ルネッサながと

https://www.renaissa-nagato.jp/events/rinkougun

 

名古屋公演

【名  古  屋】   11月26日(土)・27日(日)愛知県芸術劇場

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

岡山公演

【岡  山】   11月29日(火)岡山市市民文化ホール

http://rinkogun.com/Fjiwara_Okayama.html

 

 

<CAST>

鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋

円城寺あや 中山マリ 樋尾麻衣子 尾形可耶子

三浦知之 武山尚史 山村秀勝 西村順子

坂下可甫子 遠藤いち花 宅間脩起

 

<STAFF>

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) 音響○島猛(ステージオフィス) 音響操作○中川綾乃

舞台監督◯大山慎一  三津久  舞台協力○森下紀彦  美術◯じょん万次郎  演出助手○山田真実

衣裳○ぴんくぱんだー  燐光群衣裳部

擬闘◯山村秀勝  進行助手○中山美里  文芸助手○清水弥生  久保志乃ぶ

撮影○姫田蘭  宣伝意匠○高崎勝也

協力○浅井企画  オフィスにしむら

制作○Caco  尾形可耶子  島藤昌代

 

若いお客様への割引が充実しています。『藤原さんのドライブ』。

U-25/学生 2,000円   高校生以下 1,000円

という設定です。要証明書提示、燐光群でのみ取り扱い。

「U-25」は二十五歳以下という枠です。

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「サカテ柱」と呼ばれるこいつ

2022-11-12 | Weblog

「サカテ柱」と呼ばれるこいつは、今回、新調された緑色の柱として、登場している。

『藤原さんのドライブ』、東京公演は明日までです。

 

写真、円城寺あや、三浦知之。

撮影・姫田蘭。

 

この話がどういうものか興味のある方は、以下の記事を御覧ください。

 

サカテ柱と呼ばれるそいつ

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/bcb1e4ecbe4b9bcb96c79ccf1952823f

 

 

「ブレヒト幕」と「サカテ柱」

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/b61d65fee0f85912083041054e9f8709



 

 

東京公演

【高  円  寺】 11月4日(金)〜13日(日) 座高円寺

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

伊丹公演

【伊  丹】 11月18日(金)〜20日(日) AI・HALL

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

長門公演

【長  門】 11月23日(水・祝) ルネッサながと

https://www.renaissa-nagato.jp/events/rinkougun

 

名古屋公演

【名  古  屋】   11月26日(土)・27日(日)愛知県芸術劇場

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

岡山公演

【岡  山】   11月29日(火)岡山市市民文化ホール

http://rinkogun.com/Fjiwara_Okayama.html

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私たちは実証する

2022-11-12 | Weblog

私たちは実証する。

ずっと劇団を続けてきた。来年で四十年である。「若者たちの活動」という段階を越えて、子どもや家族を持ちながら劇を続けるというイメージは、初めから持ってはいたが、実践するときにはかなりの困難を伴う。子どもを産み育てると決めた俳優が、そちらに集中していったん演劇を離れ、子育ての時期を経た後には帰ってくると話していても、なかなか実現できない場合が多い。じっさい、そのように話している俳優も多くいるが、なかなかたいへんだ。子どもが一人だけの間は年に一本は出られていた俳優がもう一人生まれると身動きできなくなるということも、多々ある。

ともあれ、尾形可耶子が帰ってきた。二十年ぶりである。彼女が中心の役を担った『カムアウト』『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』初演からいっても、三十年超。長い歳月である。

彼女とともにある。それが、私たちである。『藤原さんのドライブ』。

 

写真、尾形可耶子、円城寺あや、猪熊恒和、三浦知之。

撮影・姫田蘭。

 

 

『藤原さんのドライブ』

東京公演

【高  円  寺】 11月4日(金)〜13日(日) 座高円寺

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

伊丹公演

【伊  丹】 11月18日(金)〜20日(日) AI・HALL

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

長門公演

【長  門】 11月23日(水・祝) ルネッサながと

https://www.renaissa-nagato.jp/events/rinkougun

 

名古屋公演

【名  古  屋】   11月26日(土)・27日(日)愛知県芸術劇場

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

岡山公演

【岡  山】   11月29日(火)岡山市市民文化ホール

http://rinkogun.com/Fjiwara_Okayama.html

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複々々式夢幻能としての『藤原さんのドライブ』

2022-11-12 | Weblog

私は卒論の題材は世阿弥であるし、「複式夢幻能」の構造を現代劇に取り入れてきた、という自負はある。

しかし。

今回の新作はさらに駒を進めている。

強いて言えば、「複々々式夢幻能」としての、『藤原さんのドライブ』なのだ。

 

今回、「複式夢幻能」形式で言えば、旅してこの地に辿り着いた「ワキ」であり、それが近代劇以降では「シテ=主役」として成立するという二重の役柄を演じるのが、円城寺あやである。能では「後ジテ」は、亡霊なのだが、「亡霊かもしれない自分自身」を演じるという自意識が冒頭からラストまで一貫しているのがこの役である。野田秀樹氏主宰の夢の遊眠社時代から、「少年」という一種の「亡霊」でしかない中心軸を生きてきた円城寺あやが、より現在の大人としての自分自身に立ち向かう、未知の領域。演劇のスリリングさが、ここになくて、いったい、どこにあるのか。

そして、設定としては円城寺あやにしか見えない「前シテ」として登場し、その後、亡霊であるかもしれないことなど放棄して、「皆が望むなら私は居るのだ」と公言し実際そのように存在する「後ジテ」を演じる「藤原さん」の、猪熊恒和。私と彼が三十八年かけて築いてきたことが、この役に集約されている。私は、劇団であり、猪熊との関係であり、という、私たちの「芯」がなければ、演劇など続けてきていない。そんな話は、猪熊と、したりはしない。わかっているし、当たり前だからである。私たちは、そのように、ある。

批評家やジャーナリズムの皆さんに、もっと親切にいるべきなのかもしれないが、私たちは、舞台で、やっていることで、理解してほしい。

そしてこの劇は、「夢幻能」であることを越えて、「現在の劇」としか見えないように作られている。そこが、「形式を取り入れる」という形で作劇している方々とは、違うのだ。

そんなわけで、複々々式夢幻能としての『藤原さんのドライブ』である。百聞は一見にしかず。円城寺あやと猪熊恒和と一緒に芝居をしている現在の私の決死の境地は、わかる人にだけわかるであろう。

誤解を招いてもいいと思って言う。私たちは、私たちに必要なことを、演劇という形を通して行っているだけだ。何かのために、ではない。演劇は、そのものとして、ここにある。

私たちは、演劇人なのだ。

 

写真、円城寺あや、猪熊恒和。

撮影・姫田蘭。

 

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

東京公演

【高  円  寺】 11月4日(金)〜13日(日) 座高円寺

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

伊丹公演

【伊  丹】 11月18日(金)〜20日(日) AI・HALL

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

長門公演

【長  門】 11月23日(水・祝) ルネッサながと

https://www.renaissa-nagato.jp/events/rinkougun

 

名古屋公演

【名  古  屋】   11月26日(土)・27日(日)愛知県芸術劇場

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

岡山公演

【岡  山】   11月29日(火)岡山市市民文化ホール

http://rinkogun.com/Fjiwara_Okayama.html

 

 

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『藤原さんのドライブ』 東京公演は、あと三日。本日のアフタートーク・ゲストは、有田芳生さん!

2022-11-11 | Weblog

 『藤原さんのドライブ』東京公演は、あと三日。

本日11月11日(金)夜のアフタートーク・ゲストは、有田芳生さん!

有田  芳生 さんは、元参議院議員・ジャーナリスト。モットーは現場主義。「調査なくして発言権なし」。主な著書に『改訂新版  統一教会とは何か』『北朝鮮 拉致問題 極秘資料から見える真実』『ヘイトスピーチとたたかう!』『私の家は山の向こう テレサ・テン 十年目の真実』など、多数。

今、日本を変える、というか、是正するために、この人の力が、どれだけ大切か、あらためて感じています。

「制度」に抗い、人間一人一人が、その人のそのままあることを大切にする、有田さんの登壇に御期待ください。

 

写真 猪熊恒和 円城寺あや 尾形可耶子 三浦知之

撮影・姫田蘭

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

 

……… ……… ……… ……… ……… ………

 

まもなく創設四十周年を迎える燐光群は、主宰・坂手洋二の待望の新作『藤原さんのドライブ』を、114日より座・高円寺にて上演、その後国内4都市ツアーを行います。

 

コロナ禍下の現在、日本のみならず世界各地で、感染症に罹患したため隔離され、外の世界と音信不通にさせられる人たち、いわれのない偏見に晒される事例、大切な人の死や葬儀に立ち会えない場面等が、散見されています。イギリスの劇作家デビッド・ヘアはコロナ禍下の状況を描いた新作『悪魔をやっつけろ』でこう言っています。「まるで中世だ」。その通りです。

 

閉ざされた島という閉塞状態に置かれた人々を起点に描く本作ですが、過去に燐光群では、『お召し列車』『カウラの班長会議』という、ハンセン病の患者となった方々を描くオリジナル作品を作りました。本作もそのような感染症の患者の皆さんが入所する島の存在を背景にしている部分はありますが、舞台は架空であり、物語の構成や登場人物は、純然たるフィクションです。

そこに生きる人たち。歴史の「被害者」として、突きつけられる現実の残酷さ。それでも、時に明るい昂揚を勝ち取り、逞しく生きていく姿を、描きます。

 そんな状況で明るい事例があるのか、という声があるかもしれませんが、例えば、坂手が幾度か取材し交流を持った実在のTさん(インスピレーションは得ましたが、本作のモデルというわけではありません)はじめ、ハンセン病患者の収容施設のある島で、治癒しても出て行かず、そこで暮らし続けた人たちには、それぞれの生き生きとした姿が、あります。

本作では、そんな「元患者」の一人「藤原さん」が、園内の女性と結婚し暮らしています。結婚と同時に、法で定められた優生手術を施され、子どもはできません。多くの人が親族との縁を絶ちました。機会があって自動車の運転を覚えた「藤原さん」は、施設で暮らす人々を島外の故郷やこだわりの場所へ、自動車に乗せて連れて行くことを思いつき、居住者たちの「再会」をお膳立てし、そこに立ち会うことになります。これが劇中で描かれる象徴的なエピソードとなります。

 

 今年7月、『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』下北沢ザ・スズナリ公演では公演初日に関係者にコロナ陽性者が発出、全20ステージのうち12ステージを中止せざるを得ませんでした。8月、坂手洋二もコロナに罹患し一次的に入院、このコロナ禍下の状況で、執筆中だった本作の構想を、大幅に変化させることになりました。

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』で劇団の底力を見せた劇団俳優陣に加え、カンヌ映画祭で話題となった話題作『PLAN75』に出演した中山マリも復帰。劇団外では、最近ではNHK朝ドラ『ちむどんどん』波子役で話題の円城寺あや、『僕らの城』で今年前半期小劇場の注目を集め『ブレスレス』に続いて出演する三浦知之も加わります。芳醇なアンサンブルにご期待ください。

 

来年で四十周年を迎える劇団の、新たなる一歩となる作品となるよう、準備中です。

皆様お誘い合わせの上、ぜひご観劇くださいますようお願い申し上げます。

 

<ツアー 予定>

 

東京公演

【高  円  寺】 11月4日(金)〜13日(日) 座高円寺

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

伊丹公演

【伊  丹】 11月18日(金)〜20日(日) AI・HALL

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

長門公演

【長  門】 11月23日(水・祝) ルネッサながと

https://www.renaissa-nagato.jp/events/rinkougun

 

名古屋公演

【名  古  屋】   11月26日(土)・27日(日)愛知県芸術劇場

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

岡山公演

【岡  山】   11月29日(火)岡山市市民文化ホール

http://rinkogun.com/Fjiwara_Okayama.html

 

 

<CAST>

鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋

円城寺あや 中山マリ 樋尾麻衣子 尾形可耶子

三浦知之 武山尚史 山村秀勝 西村順子

坂下可甫子 遠藤いち花 宅間脩起

 

<STAFF>

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) 音響○島猛(ステージオフィス) 音響操作○中川綾乃

舞台監督◯大山慎一  三津久  舞台協力○森下紀彦  美術◯じょん万次郎  演出助手○山田真実

衣裳○ぴんくぱんだー  燐光群衣裳部

擬闘◯山村秀勝  進行助手○中山美里  文芸助手○清水弥生  久保志乃ぶ

撮影○姫田蘭  宣伝意匠○高崎勝也

協力○浅井企画  オフィスにしむら

制作○Caco  尾形可耶子  島藤昌代

 

若いお客様への割引が充実しています。『藤原さんのドライブ』。

U-25/学生 2,000円   高校生以下 1,000円

という設定です。要証明書提示、燐光群でのみ取り扱い。

「U-25」は二十五歳以下という枠です。

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『藤原さんのドライブ』 パンフレット掲載文

2022-11-10 | Weblog

『藤原さんのドライブ』 パンフレット掲載文

 

 私がハンセン病について考えるようになったきっかけは、『カウラの班長会議』の創作時である。戦時中の1944年、オーストラリアのカウラで起きた日本兵捕虜の集団脱走暴動「カウラ事件」を描いた作品だ。自らも捕虜の一人でありながら、ハンセン病罹患のため一人用のテントに隔離され、脱走暴動に加わることなく事件を体験した、立花誠一郎さんの存在を知ったのだ。

 立花さんは帰国後、岡山県瀬戸内市長島の国立ハンセン病療養所に入った。『カウラの班長会議』の御縁で、いろいろお話をうかがう機会があった。立花さんは手先が器用なため、入所直後は所内で理髪の仕事を担っていたほか、運転免許を取得し、他の入所者の里帰りやこだわりの場所への遠出のさい、自分のクルマを運転してあげていたと聞いた。立花さんの運転歴は四十三年に及び、最後に乗っていたクルマはエルグランデだったという。『藤原さんのドライブ』にはスカイラインが登場するが、立花さんが購入した二台目のクルマが、スカイラインだった。クルマの話をされるとき、とてもいきいきとされていたことを思い出す。

 七年前、渡辺美佐子さんをお招きして『お召し列車』という劇を作った。長島にあったハンセン病罹患者のための全国で唯一の公立高校「新良田教室」について、そして入学するため全国各地の「新入生」が「お召し列車」と呼ばれる特別車輌で移動した旅について、実際に体験された元患者の皆さんに取材した。

 本作の戯曲執筆にあたって、あらためて療養所での「運転」について調べた。療養所にいながら運転免許をお取りになった常念さんとも、お話できた。現在はコロナ禍下ゆえ、Zoomでのインタビューだったが、療養者の皆さんにとって、クルマで外出できる「自由」を獲得したことがいかに大切だったか、あらためて知ることができた。

 物語の構成や登場人物は、純然たるフィクションであるが、「新良田教室」研究の第一人者である丹羽弘子さんからも、あらためてお話を聞いた。卒業生の島外での就職のためにも、免許取得が奨励されていたのだ。

 また、今回のスタッフ・キャストで、映画『NAGASHIMA~“かくり”の証言』を鑑賞させていただいたが、その映像のみならず、監督である宮崎賢氏の著述も、戯曲執筆の参考にさせていただいた。

 死への決起である「カウラ事件」の要因は、戦時下に兵士たちを縛った「戦陣訓」の教えである。戦死せず捕虜になることは「恥」であり、日本に残した家族たちも非難されると考え、多くの捕虜たちは偽名を使い、所属していた部隊、階級等についても、偽った。そして、ハンセン病療養所でも、ほとんどの人たちが、感染者を出したことで差別される可能性のある家族への影響を考え、偽名を使った。捕虜として、また、隔離を余儀なくされる患者として、二つの場所で「偽名」を使わざるをえなかった立花誠一郎さんは、五年前、96歳で亡くなられた。

 立花さんに『カウラの班長会議』神戸公演を観ていただけたことは幸いだった。戦友たちを思って目頭が熱くなりました、とおっしゃった。

 そして、もしも立花さんがご存命だったら、コロナ禍下の現在、日本のみならず世界各地での、新たな「感染症」に対するさまざまな対応を見て、どう思われただろうと思った。

 歴史は繰り返すわけではない。差別と疎外は形を変えて続いてしまっている。「ミサイル射撃」の報道に惑わされ、国境近辺の離島に自衛隊基地を置くことを正当化しようとする現実がある。カウラ事件の悲劇とハンセン病隔離政策の不条理を、決して忘れることなく、それを乗り越えた立花さんのような先人の努力と苦難の歴史から学び、今後の私たちの糧にしなければならないのだ。

 

 本作『藤原さんのドライブ』では、「歴史上の感染症療養所の島」に、現代の世界を襲った「新たな感染症の罹患者たち」が連れてこられて、「二つの感染症の人々が出会う」姿が、描かれる。

 過去の名前を捨て、新たな名前を選び、外の世界と一切の関係を断つことを強制され、監視されていることが当然であるという日常。そんな場所に連れて行かれたとき、現代の私たちは、過去の教訓に学ぶしかないはずなのである。

 

 

                                       坂手洋二

 

 

………… ………… ………… ………… ………… ………… ………… ………… ………… ………… 

 

『藤原さんのドライブ』 東京公演、後半戦。

残すステージは、

10日(木) 14:00〜(アフタートークゲスト 五野井 郁夫)

11日(金)      19:00〜(アフタートークゲスト 有田  芳生)

12日(土) 14:00〜 19:00〜

13日(日) 14:00〜

という日程です。

ご来場お待ちしています。

 

写真 猪熊恒和、尾形可耶子、三浦知之、円城寺あや 

撮影・姫田蘭

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まもなく創設四十周年を迎える燐光群は、主宰・坂手洋二の待望の新作『藤原さんのドライブ』を、11月4日より座・高円寺にて上演、その後国内4都市ツアーを行います。

 

コロナ禍下の現在、日本のみならず世界各地で、感染症に罹患したため隔離され、外の世界と音信不通にさせられる人たち、いわれのない偏見に晒される事例、大切な人の死や葬儀に立ち会えない場面等が、散見されています。イギリスの劇作家デビッド・ヘアはコロナ禍下の状況を描いた新作『悪魔をやっつけろ』でこう言っています。「まるで中世だ」。その通りです。

 

閉ざされた島という閉塞状態に置かれた人々を起点に描く本作ですが、過去に燐光群では、『お召し列車』『カウラの班長会議』という、ハンセン氏病の患者となった方々を描くオリジナル作品を作りました。本作もそのような感染症の患者の皆さんが入所する島の存在を背景にしている部分はありますが、舞台は架空であり、物語の構成や登場人物は、純然たるフィクションです。

そこに生きる人たち。歴史の「被害者」として、突きつけられる現実の残酷さ。それでも、時に明るい昂揚を勝ち取り、逞しく生きていく姿を、描きます。

 そんな状況で明るい事例があるのか、という声があるかもしれませんが、例えば、坂手が幾度か取材し交流を持った実在のTさん(インスピレーションは得ましたが、本作のモデルというわけではありません)はじめ、ハンセン氏病患者の収容施設のある島で、治癒しても出て行かず、そこで暮らし続けた人たちには、それぞれの生き生きとした姿が、あります。

本作では、そんな「元患者」の一人「藤原さん」が、園内の女性と結婚し暮らしています。結婚と同時に、法で定められた去勢手術を施され、子どもはできません。多くの人が親族との縁を絶ちました。機会があって自動車の運転を覚えた「藤原さん」は、施設で暮らす人々を島外の故郷やこだわりの場所へ、自動車に乗せて連れて行くことを思いつき、居住者たちの「再会」をお膳立てし、そこに立ち会うことになります。これが劇中で描かれる象徴的なエピソードとなります。

 

 今年7月、『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』下北沢ザ・スズナリ公演では公演初日に関係者にコロナ陽性者が発出、全20ステージのうち12ステージを中止せざるを得ませんでした。8月、坂手洋二もコロナに罹患し一次的に入院、このコロナ禍下の状況で、執筆中だった本作の構想を、大幅に変化させることになりました。

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』で劇団の底力を見せた劇団俳優陣に加え、カンヌ映画祭で話題となった話題作『PLAN75』に出演した中山マリも復帰。劇団外では、最近ではNHK朝ドラ『ちむどんどん』波子役で話題の円城寺あや、『僕らの城』で今年前半期小劇場の注目を集め『ブレスレス』に続いて出演する三浦知之も加わります。芳醇なアンサンブルにご期待ください。

 

来年で四十周年を迎える劇団の、新たなる一歩となる作品となるよう、準備中です。

皆様お誘い合わせの上、ぜひご観劇くださいますようお願い申し上げます。

 

若いお客様への割引が充実しています。

U-25/学生 2,000円   高校生以下 1,000円 という設定です。要証明書提示、燐光群でのみ取り扱い。「U-25」は二十五歳以下という枠です。

 

 

<ツアー 予定>

 

東京公演

【高  円  寺】 11月4日(金)〜13日(日) 座高円寺

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

伊丹公演

【伊  丹】 11月18日(金)〜20日(日) AI・HALL

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

長門公演

【長  門】 11月23日(水・祝) ルネッサながと

https://www.renaissa-nagato.jp/events/rinkougun

 

名古屋公演

【名  古  屋】   11月26日(土)・27日(日)愛知県芸術劇場

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

岡山公演

【岡  山】   11月29日(火)岡山市市民文化ホール

http://rinkogun.com/Fjiwara_Okayama.html

 

 

<CAST>

鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋

円城寺あや 中山マリ 樋尾麻衣子 尾形可耶子

三浦知之 武山尚史 山村秀勝 西村順子

坂下可甫子 遠藤いち花 宅間脩起

 

<STAFF>

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) 音響○島猛(ステージオフィス) 音響操作○中川綾乃

舞台監督◯大山慎一  三津久  舞台協力○森下紀彦  美術◯じょん万次郎  演出助手○山田真実

衣裳○ぴんくぱんだー  燐光群衣裳部

擬闘◯山村秀勝  進行助手○中山美里  文芸助手○清水弥生  久保志乃ぶ

撮影○姫田蘭  宣伝意匠○高崎勝也

協力○浅井企画  オフィスにしむら

制作○Caco  尾形可耶子  島藤昌代

 

 

 

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『藤原さんのドライブ』 東京公演、後半戦に入ります。

2022-11-09 | Weblog

『藤原さんのドライブ』 東京公演、後半戦に入ります。

十日間の公演のうち、五日が過ぎました。

後は、

9日(水) 14:00〜 19:00〜

10日(木) 14:00〜(アフタートークゲスト 五野井 郁夫)

11日(金)      19:00〜(アフタートークゲスト 有田  芳生)

12日(土) 14:00〜 19:00〜

13日(日) 14:00〜

という日程です。

ご来場お待ちしています。

 

写真 猪熊恒和、尾形可耶子、三浦知之、円城寺あや 

撮影・姫田蘭

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まもなく創設四十周年を迎える燐光群は、主宰・坂手洋二の待望の新作『藤原さんのドライブ』を、11月4日より座・高円寺にて上演、その後国内4都市ツアーを行います。

 

コロナ禍下の現在、日本のみならず世界各地で、感染症に罹患したため隔離され、外の世界と音信不通にさせられる人たち、いわれのない偏見に晒される事例、大切な人の死や葬儀に立ち会えない場面等が、散見されています。イギリスの劇作家デビッド・ヘアはコロナ禍下の状況を描いた新作『悪魔をやっつけろ』でこう言っています。「まるで中世だ」。その通りです。

 

閉ざされた島という閉塞状態に置かれた人々を起点に描く本作ですが、過去に燐光群では、『お召し列車』『カウラの班長会議』という、ハンセン氏病の患者となった方々を描くオリジナル作品を作りました。本作もそのような感染症の患者の皆さんが入所する島の存在を背景にしている部分はありますが、舞台は架空であり、物語の構成や登場人物は、純然たるフィクションです。

そこに生きる人たち。歴史の「被害者」として、突きつけられる現実の残酷さ。それでも、時に明るい昂揚を勝ち取り、逞しく生きていく姿を、描きます。

 そんな状況で明るい事例があるのか、という声があるかもしれませんが、例えば、坂手が幾度か取材し交流を持った実在のTさん(インスピレーションは得ましたが、本作のモデルというわけではありません)はじめ、ハンセン氏病患者の収容施設のある島で、治癒しても出て行かず、そこで暮らし続けた人たちには、それぞれの生き生きとした姿が、あります。

本作では、そんな「元患者」の一人「藤原さん」が、園内の女性と結婚し暮らしています。結婚と同時に、法で定められた去勢手術を施され、子どもはできません。多くの人が親族との縁を絶ちました。機会があって自動車の運転を覚えた「藤原さん」は、施設で暮らす人々を島外の故郷やこだわりの場所へ、自動車に乗せて連れて行くことを思いつき、居住者たちの「再会」をお膳立てし、そこに立ち会うことになります。これが劇中で描かれる象徴的なエピソードとなります。

 

 今年7月、『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』下北沢ザ・スズナリ公演では公演初日に関係者にコロナ陽性者が発出、全20ステージのうち12ステージを中止せざるを得ませんでした。8月、坂手洋二もコロナに罹患し一次的に入院、このコロナ禍下の状況で、執筆中だった本作の構想を、大幅に変化させることになりました。

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』で劇団の底力を見せた劇団俳優陣に加え、カンヌ映画祭で話題となった話題作『PLAN75』に出演した中山マリも復帰。劇団外では、最近ではNHK朝ドラ『ちむどんどん』波子役で話題の円城寺あや、『僕らの城』で今年前半期小劇場の注目を集め『ブレスレス』に続いて出演する三浦知之も加わります。芳醇なアンサンブルにご期待ください。

 

来年で四十周年を迎える劇団の、新たなる一歩となる作品となるよう、準備中です。

皆様お誘い合わせの上、ぜひご観劇くださいますようお願い申し上げます。

 

若いお客様への割引が充実しています。

U-25/学生 2,000円   高校生以下 1,000円 という設定です。要証明書提示、燐光群でのみ取り扱い。「U-25」は二十五歳以下という枠です。

 

 

<ツアー 予定>

 

東京公演

【高  円  寺】 11月4日(金)〜13日(日) 座高円寺

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

伊丹公演

【伊  丹】 11月18日(金)〜20日(日) AI・HALL

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

長門公演

【長  門】 11月23日(水・祝) ルネッサながと

https://www.renaissa-nagato.jp/events/rinkougun

 

名古屋公演

【名  古  屋】   11月26日(土)・27日(日)愛知県芸術劇場

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

岡山公演

【岡  山】   11月29日(火)岡山市市民文化ホール

http://rinkogun.com/Fjiwara_Okayama.html

 

 

<CAST>

鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋

円城寺あや 中山マリ 樋尾麻衣子 尾形可耶子

三浦知之 武山尚史 山村秀勝 西村順子

坂下可甫子 遠藤いち花 宅間脩起

 

<STAFF>

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) 音響○島猛(ステージオフィス) 音響操作○中川綾乃

舞台監督◯大山慎一  三津久  舞台協力○森下紀彦  美術◯じょん万次郎  演出助手○山田真実

衣裳○ぴんくぱんだー  燐光群衣裳部

擬闘◯山村秀勝  進行助手○中山美里  文芸助手○清水弥生  久保志乃ぶ

撮影○姫田蘭  宣伝意匠○高崎勝也

協力○浅井企画  オフィスにしむら

制作○Caco  尾形可耶子  島藤昌代

 

 

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有田芳生さん登壇 ! 11月11日(金)の追加アフタートーク追加 ! 『藤原さんのドライブ』。

2022-11-08 | Weblog

有田芳生さん登壇 ! 『藤原さんのドライブ』11月11日(金)のゲスト !

アフタートーク追加しました!

有田  芳生 さんは、元参議院議員・ジャーナリスト。モットーは現場主義。「調査なくして発言権なし」。主な著書に『改訂新版  統一教会とは何か』『北朝鮮 拉致問題 極秘資料から見える真実』『ヘイトスピーチとたたかう!』『私の家は山の向こう テレサ・テン 十年目の真実』など、多数。

今、日本を変える、というか、是正するために、この人の力が、どれだけ大切か、あらためて感じています。

「制度」に抗い、人間一人一人が、その人のそのままあることを大切にする、有田さんの登壇に御期待ください。

 

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

 

……… ……… ……… ……… ……… ………

 

まもなく創設四十周年を迎える燐光群は、主宰・坂手洋二の待望の新作『藤原さんのドライブ』を、114日より座・高円寺にて上演、その後国内4都市ツアーを行います。

 

コロナ禍下の現在、日本のみならず世界各地で、感染症に罹患したため隔離され、外の世界と音信不通にさせられる人たち、いわれのない偏見に晒される事例、大切な人の死や葬儀に立ち会えない場面等が、散見されています。イギリスの劇作家デビッド・ヘアはコロナ禍下の状況を描いた新作『悪魔をやっつけろ』でこう言っています。「まるで中世だ」。その通りです。

 

閉ざされた島という閉塞状態に置かれた人々を起点に描く本作ですが、過去に燐光群では、『お召し列車』『カウラの班長会議』という、ハンセン病の患者となった方々を描くオリジナル作品を作りました。本作もそのような感染症の患者の皆さんが入所する島の存在を背景にしている部分はありますが、舞台は架空であり、物語の構成や登場人物は、純然たるフィクションです。

そこに生きる人たち。歴史の「被害者」として、突きつけられる現実の残酷さ。それでも、時に明るい昂揚を勝ち取り、逞しく生きていく姿を、描きます。

 そんな状況で明るい事例があるのか、という声があるかもしれませんが、例えば、坂手が幾度か取材し交流を持った実在のTさん(インスピレーションは得ましたが、本作のモデルというわけではありません)はじめ、ハンセン病患者の収容施設のある島で、治癒しても出て行かず、そこで暮らし続けた人たちには、それぞれの生き生きとした姿が、あります。

本作では、そんな「元患者」の一人「藤原さん」が、園内の女性と結婚し暮らしています。結婚と同時に、法で定められた優生手術を施され、子どもはできません。多くの人が親族との縁を絶ちました。機会があって自動車の運転を覚えた「藤原さん」は、施設で暮らす人々を島外の故郷やこだわりの場所へ、自動車に乗せて連れて行くことを思いつき、居住者たちの「再会」をお膳立てし、そこに立ち会うことになります。これが劇中で描かれる象徴的なエピソードとなります。

 

 今年7月、『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』下北沢ザ・スズナリ公演では公演初日に関係者にコロナ陽性者が発出、全20ステージのうち12ステージを中止せざるを得ませんでした。8月、坂手洋二もコロナに罹患し一次的に入院、このコロナ禍下の状況で、執筆中だった本作の構想を、大幅に変化させることになりました。

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』で劇団の底力を見せた劇団俳優陣に加え、カンヌ映画祭で話題となった話題作『PLAN75』に出演した中山マリも復帰。劇団外では、最近ではNHK朝ドラ『ちむどんどん』波子役で話題の円城寺あや、『僕らの城』で今年前半期小劇場の注目を集め『ブレスレス』に続いて出演する三浦知之も加わります。芳醇なアンサンブルにご期待ください。

 

来年で四十周年を迎える劇団の、新たなる一歩となる作品となるよう、準備中です。

皆様お誘い合わせの上、ぜひご観劇くださいますようお願い申し上げます。

 

<ツアー 予定>

 

東京公演

【高  円  寺】 11月4日(金)〜13日(日) 座高円寺

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

伊丹公演

【伊  丹】 11月18日(金)〜20日(日) AI・HALL

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

長門公演

【長  門】 11月23日(水・祝) ルネッサながと

https://www.renaissa-nagato.jp/events/rinkougun

 

名古屋公演

【名  古  屋】   11月26日(土)・27日(日)愛知県芸術劇場

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

岡山公演

【岡  山】   11月29日(火)岡山市市民文化ホール

http://rinkogun.com/Fjiwara_Okayama.html

 

 

<CAST>

鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋

円城寺あや 中山マリ 樋尾麻衣子 尾形可耶子

三浦知之 武山尚史 山村秀勝 西村順子

坂下可甫子 遠藤いち花 宅間脩起

 

<STAFF>

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) 音響○島猛(ステージオフィス) 音響操作○中川綾乃

舞台監督◯大山慎一  三津久  舞台協力○森下紀彦  美術◯じょん万次郎  演出助手○山田真実

衣裳○ぴんくぱんだー  燐光群衣裳部

擬闘◯山村秀勝  進行助手○中山美里  文芸助手○清水弥生  久保志乃ぶ

撮影○姫田蘭  宣伝意匠○高崎勝也

協力○浅井企画  オフィスにしむら

制作○Caco  尾形可耶子  島藤昌代

 

若いお客様への割引が充実しています。『藤原さんのドライブ』。

U-25/学生 2,000円   高校生以下 1,000円

という設定です。要証明書提示、燐光群でのみ取り扱い。

「U-25」は二十五歳以下という枠です。

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図書新聞に『ブレスレス / カムアウト』新版への、關智子さんの書評が出ました

2022-11-07 | Weblog

図書新聞に『ブレスレス / カムアウト』新版への、關智子さんによる書評が出ました。

關智子『三十年以上前の作品が、今の日本社会を激しく揺さぶる――演劇が社会的、政治的であるとはどういうことか』 

図書新聞 第3564号 2022年10月29日 (土曜日) 号

 

過去に遡って仕事が評価されることは、ありがたいです。

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「隔離」された日々

2022-11-07 | Weblog

燐光群新作『藤原さんのドライブ』では、ある島で「隔離」された人々を描きますが、私自身も八月、コロナ感染によって都内某所に「隔離」されました。気管支が弱いため、酸素飽和度などの様子を見ての大事を取っての数日間の入院でしたが、迎えに来たのが救急車ではなく、都の管轄する移送車でした。ワゴンの中で、シートで運転席と遮られています。

『藤原さんのドライブ』では、現代の「隔離」と、二十世紀の歴史に残る過去の「隔離」が、架空の島で、出会います。

 

コロナ禍下の現在、日本のみならず世界各地で、感染症に罹患したため隔離され、外の世界と音信不通にさせられる人たち、いわれのない偏見に晒される事例、大切な人の死や葬儀に立ち会えない場面等が、散見されています。イギリスの劇作家デビッド・ヘアはコロナ禍下の状況を描いた新作『悪魔をやっつけろ』でこう言っています。「まるで中世だ」。その通りです。

 

閉ざされた島という閉塞状態に置かれた人々を起点に描く本作ですが、過去に燐光群では、『お召し列車』『カウラの班長会議』という、ハンセン病の患者となった方々を描くオリジナル作品を作りました。本作もそのような感染症の患者の皆さんが入所する島の存在を背景にしている部分はありますが、舞台は架空であり、物語の構成や登場人物は、純然たるフィクションです。

そこに生きる人たち。歴史の「被害者」として、突きつけられる現実の残酷さ。それでも、時に明るい昂揚を勝ち取り、逞しく生きていく姿を、描きます。

 そんな状況で明るい事例があるのか、という声があるかもしれませんが、例えば、坂手が幾度か取材し交流を持った実在のTさん(インスピレーションは得ましたが、本作のモデルというわけではありません)はじめ、ハンセン病患者の収容施設のある島で、治癒しても出て行かず、そこで暮らし続けた人たちには、それぞれの生き生きとした姿が、あります。

本作では、そんな「元患者」の一人「藤原さん」が、園内の女性と結婚し暮らしています。結婚と同時に、法で定められた優生手術を施され、子どもはできません。多くの人が親族との縁を絶ちました。機会があって自動車の運転を覚えた「藤原さん」は、施設で暮らす人々を島外の故郷やこだわりの場所へ、自動車に乗せて連れて行くことを思いつき、居住者たちの「再会」をお膳立てし、そこに立ち会うことになります。これが劇中で描かれる象徴的なエピソードとなります。

 

 今年7月、『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』下北沢ザ・スズナリ公演では公演初日に関係者にコロナ陽性者が発出、全20ステージのうち12ステージを中止せざるを得ませんでした。8月、坂手洋二もコロナに罹患し一次的に入院、このコロナ禍下の状況で、執筆中だった本作の構想を、大幅に変化させることになりました。

 

『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』で劇団の底力を見せた劇団俳優陣に加え、カンヌ映画祭で話題となった話題作『PLAN75』に出演した中山マリも復帰。劇団外では、最近ではNHK朝ドラ『ちむどんどん』波子役で話題の円城寺あや、『僕らの城』で今年前半期小劇場の注目を集め『ブレスレス』に続いて出演する三浦知之も加わります。芳醇なアンサンブルにご期待ください。

 

来年で四十周年を迎える劇団の、新たなる一歩となる作品を目指します。

11月4日より座・高円寺にて上演、その後国内4都市ツアーを行います。

 

皆様お誘い合わせの上、ぜひご観劇くださいますようお願い申し上げます。

 

若いお客様への割引が充実しています。U-25/学生 2,000円   高校生以下 1,000円という設定です。要証明書提示、燐光群でのみ取り扱い。「U-25」は二十五歳以下という枠です。

 

 

<ツアー 予定>

 

東京公演

【高  円  寺】 11月4日(金)〜13日(日) 座高円寺

http://rinkogun.com/Fujiwara_Drive.html

 

伊丹公演

【伊  丹】 11月18日(金)〜20日(日) AI・HALL

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

長門公演

【長  門】 11月23日(水・祝) ルネッサながと

https://www.renaissa-nagato.jp/events/rinkougun

 

名古屋公演

【名  古  屋】   11月26日(土)・27日(日)愛知県芸術劇場

http://rinkogun.com/Fjiwara_itami_nagoya.html

 

岡山公演

【岡  山】   11月29日(火)岡山市市民文化ホール

http://rinkogun.com/Fjiwara_Okayama.html

 

 

<CAST>

鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋

円城寺あや 中山マリ 樋尾麻衣子 尾形可耶子

三浦知之 武山尚史 山村秀勝 西村順子

坂下可甫子 遠藤いち花 宅間脩起

 

<STAFF>

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) 音響○島猛(ステージオフィス) 音響操作○中川綾乃

舞台監督◯大山慎一  三津久  舞台協力○森下紀彦  美術◯じょん万次郎  演出助手○山田真実

衣裳○ぴんくぱんだー  燐光群衣裳部

擬闘◯山村秀勝  進行助手○中山美里  文芸助手○清水弥生  久保志乃ぶ

撮影○姫田蘭  宣伝意匠○高崎勝也

協力○浅井企画  オフィスにしむら

制作○Caco  尾形可耶子  島藤昌代

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