Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

あの少女像が舞台に登場した

2018-04-24 | Weblog
たった二日の上演が、今まさに行われていると知り、沖縄にもよく行っているキム・キガンさんの芝居を観なくちゃと、かねてから思っていたので、ブレヒトの芝居小屋に急遽赴き、『キャラメル』を観る。
キム・キガン+東京演劇アンサンブルの洪美玉の、二人芝居。松下の旦那がチョイ出てはいるが、まあ二人芝居である。
慰安婦のことが出てくる劇ではあるが、最後に、なんと、あの少女像が、舞台に登場した。
この少女像、なぜだか東京演劇アンサンブルが、ずっと持っているのである。
その辺の経緯は、話すと長いことになりそうだということで、そちらの劇団さんにお尋ねいただきたい。

この劇場〈ブレヒトの芝居小屋〉が来年6月で、なくなってしまうという。
なんとかならないのか。

〈ブレヒトの芝居小屋〉では、6年前、東京演劇アンサンブル公演・日韓合作の『荷』を演出させていただいた。
作=鄭福根、訳=石川樹里。
音楽は大友良英で俳優が一部生演奏もした。音響デザインで島猛が完璧に応えた。
加藤ちかの舞台美術は他に類を見ないことをしてもらった。本水も使った。
照明は竹林功、劇団スタッフとのコンビネーションもうまくいった。
衣裳は、実は私の父の学生時代の友人であったという、緒方規矩子さん。
振付は、俳優に容赦のない、素晴らしき采配の矢内原美邦。
演出助手が、赤澤ムック!
宣伝美術は沢野ひとしさん!
今思うと、なんとも賑やかなスタッフ陣だった。
東京演劇アンサンブル・メンバー、韓国からの俳優陣の競演。
いろいろと懐かしい。
同じ会場だから、観ているとやはり思い出してしまう。
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1 コメント

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Unknown (かずや)
2019-04-29 15:42:05
不思議な出会いがあるものですね。円城寺あやの名前が懐かしくてスズナリで九月、東京の路上でを観たその足で東京演劇アンサンブルの芝居小屋にたどり着いたら、彼女が出迎えてくれました。でも、その時の彼女は、写真の強張った表情とは違い、とても柔和で穏やかに微笑みかけてくれました。手にはフェリー事故で犠牲になった高校生を追悼するために作られたという黄色いリボンがたくさん入ったバスケットを抱えてました。リボンの意味を教えてくれた待合室ねの常連客に、ああ、あの朴槿恵ちゃんを追い落とした事故ぬと合点の意志を伝えるとちょっと不思議なリアクションがあったのをおぼえています。親日派の槿恵ちゃんを追い落として、左派政権を誕生させ、北朝鮮との繋ぎ役を担わせ、その上で交渉を不調に終わらせて、北朝鮮の内政に揺さぶりをかける。金大中さんの時と同じやり口です。金大中さんの時は、アジア金融危機を仕掛けて、大中さんを身動き取れない状況に追い込みましたが、今回はどんな手口で文さんを金縛りにするんでしょうね。少女のあどけない表情が思い出されます。   
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