政府は、新型コロナウイルス感染症対策の措置について、9月19日からイベントの人数制限を緩和すると発表。
① 感染リスクの少ないイベントについては収容率100%以内に緩和する。その他については50%以内とするが、異なるグループ間では座席を1席空け、同一グループ(5人以内に限る)内では座席間隔を設けなくともよい。すなわち、収容率は50%を超える場合がある。
② 人数上限については、5,000人を超え、収容人数の50%までを可とする。
12月以降のあり方については、感染状況、イベントの実施状況等を踏まえ、改めて検討を行うという。
大声での歓声・声援等がないことを前提としうる環境で、座席等により参加者の位置が固定される他の施設(映画館等)についても同様の考え方を適用することとし、関係業界における感染拡大予防ガイドライン改定を呼びかけるそうだ。
……新規感染者数が飛躍的に減少しているわけでもないのに、唐突な「緩和」である。もちろん、現場は緩和されることを要望していたわけだが、いろいろと謎は残る。
緩和して、もう芸術文化に公的援助はしなくていいだろ、という姿勢なのだとしたら?
対象から外されてしまったライブハウスなどについてはどうしてくれるのか。
「これから先は自己責任」ということなのか。
写真は、先週土曜日の某劇場の男子トイレ。五つのうち使えるのは、三つだけ。
トイレについては、入場口・トイレ・売店等の密集が回避できない場合はそのキャパシティに応じ、目安の人数上限等を下回る制限の実施、となっている。100%なら、全て使えるようにできるということだろうか。
使えるトイレが減ったので混乱するかと思ったのだが、入場者数が半減させられていたので、スムースだった。観客がふえたらトイレも多くの人が使えるようにしないと、理屈に合わない。