Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

『カウラの班長会議 』カウラ初日開く

2014-08-02 | Weblog
『カウラの班長会議 』、カウラ初日。無事に初日は開く。

字幕付きの日本語の場面で、おおいに受けていたのが嬉しい。はっきり言って日本以上に笑いに包まれた。
ユーモアが通じるほど心強いものはない。
直接に感想としても聞いたが、一人一人の日本兵の個性が届いたということである。
シンプルに言えば、カウラ市民と、その歴史に、受け入れられたと思う。
ありがたい。

オープニングナイト、上演が終わってレセプション。
私はそこで挨拶したが、二つの国の出会い、七十年を経た過去と現在の出会い、錯綜した出会いの場に、感慨無量。
で、じつはオーストラリアはスピリチュアルな人=霊感の強い人が多いというのがあるのだが、カウラ在住のとびきりスピリチュアルな方、ジュディーさん、ジュリアさん、それぞれが、レセプション会場で挨拶している私の傍らに、「二十歳か二十一歳くらいの日本兵が寄り添っていたのが見えた」という。その日本兵が「自分たちは喜んでいることを伝えるように」と言っていたというので、翌日それが私に伝えられた。

思うことは山のようにあるが、とにかく今は幕が開いたことに感謝する。

写真は、〈カウラ大脱走七十周年記念イベント〉の委員長ロレンスさんがくださった記念品。「カウラ・ブレイクアウト」の象徴というべきなのか、捕虜収容所を囲っていた鉄条網の断片が箱詰めされたものである。
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