Recording Words 043 自分自身を変に追い込んだりしないため

自分自身を変に追い込んだりしないため、不安の時代に生きるなかでは、言葉の問題というのは大切だと思います。「どうせ」とか「無理だ」とか、「つまらない」とか、「面倒くさい」とか、自分がしょっちゅう言っている否定的な言葉を三つ、できるだけ口にしないようにすると、気分も明るくなります。
（玄田有史『14歳からの仕事道』理論社／YA新書、2005年、p.51）

玄田氏は「頑張る」「忙しい」「普通」の三つの言葉をできる限り言わないようにしているという。ちなみに、自分は「頑張る（頑張れ）」「忙しい」「疲れた」の三つの言葉を極力言わないように努力している。それらの言葉はすべての人に当てはまる状況だと思うからである。皆、頑張っているし、忙しいし、疲れているはずだ。そんなことは言葉にしなくとも分かっている。だからこそ、ネガティヴな言葉ではなく、肯定的、ポジティヴな言葉をこそ使いたいものだとネガティヴ・シンキングな自分は思う。