A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記328 「義経千本桜」

2009-11-04 23:11:19 | 書物
タイトル:文楽床本集 義経千本桜
編集発行:国立劇場事業部
印刷:杜陵印刷株式会社
発行日:1981年5月16日
内容:
人形浄瑠璃文楽5月公演
通し狂言 大物船矢倉 吉野花矢倉 義経千本桜

大序 仙洞御所の段
<第一部>
初段 北嵯峨の段
   堀川御所の段
三段目 椎の木の段
    小金吾討死の段
    すしやの段
<第二部>
二段目 伏見稲荷の段
    渡海屋・大物捕の段
四段目 道行初音旅
    河連法眼館の段
    同 奥庭の段
(本書目次より)

頂いた日:2009年10月17日
送り物で頂いた1冊より。『義経千本桜』は歌舞伎・文楽の演目としてよく知られ、義太夫狂言三大名作のひとつに数えられる作である。また、10月には歌舞伎座で通し狂言として上演されたことも記憶に新しい(残念ながら私は見れていない)。
本書はその『義経千本桜』の床本である。床本とは、義太夫節の太夫が床(高座)で用いる本のこと(らしい)。今で言うなら戯曲本のことか。しかし、そんな専門的な本など読みにくいかと思いきや、ぱらりぱらりめくって見ると、意外と読める。意味がわからない箇所があっても、リズムがある言葉なので、なんとなく大意はつかめるのだろう。どうせわからない専門書を読むなら、古典を読んだ方がいい。