京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

縹(はなだ)色

2013-08-31 23:12:44 | ちょっと立ち話
藍染の手すき和紙製のはがきをいただいたので、IMO-TOにも分けてあげました。

              
              夜空に見立てて、花火を描いて送ってくれました。
              はがきを見た時、ぱっとひらめいたそうです。花火を描こうと。
              「下で花火を見上げてるイヌとネコが可愛いでしょ!」

             
             知り合いのギャラリーのオーナーさんが気に入って、作者から
             取り寄せたのだそうです。
             私はどう使おうかと思っていたけど…やっぱり空かなあ。

        
        縹色というのは藍だけで染めた青色のこと。深き縹、中の縹、次の縹、浅き縹、白き縹と
        紺から薄い水色まで5段階の色合いがあるそうです。
        色見本によると、このはがきの色は、中の縹色かもしれません。
        古代には露草で染めていたので、花田色とも書き、花は露草のことだという説もあります。
        染料にする露草については、古い古いこの記事を、お時間がありましたら。        
        私はハナダという名前が好きです。純粋な藍染にふさわしく情緒が感じられます。
        (でも、縹という字は中国で紺色に使われていた字なのだとか)

        はがきは手染めですから同じ色、同じ風合いはありません。色も写真よりくすみのある
        落ち着いた青です。

             
             東京は今日も35℃。蒸し暑い一日でした。
             サルスベリの向こうに広がる空の色は浅き縹色かな?
                 

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (アキ)
2013-09-01 12:58:06
縹色、はじめて聞く色です。
専門用語なんでしょうね。

流石、妹さん
絵本作家さんみたいですね。
打ち上げ花火も言葉も、素敵ですね。

アキだったら、何のイメージするだろう?
雪が深々と降る中に、お地蔵さんが立ってるイメージかな

きょうは、1日雨です。
昼は、ひとり鍋でした。
返信する
アキさんへ ()
2013-09-01 21:22:20
縹色は一般的には死語かもしれませんね。
天然染料自体が少なくなっていますし。
だから惹かれる色なのでしょうね。

妹が聞いたら喜ぶようなお言葉、ありがとうございます。
雪に埋もれたお地蔵様、それもいいですね。ほっとなごみそうですね。

台風は大丈夫でしたか?
返信する

コメントを投稿