副題は「愛をつたえられない大人たちへ」
テーマは「夫婦の絆」だそうです。観客は熟年(ちょっと過ぎ)の夫婦がほとんど。
富山県の富山地方鉄道が舞台、真っ白な立山連峰を背景に走る2両の電車が美しい。
西武鉄道のレッドアロー号が今ここを走っているなんて知らなかった。
桜吹雪の中を、チューリップ畑の前を、海辺の町を、電車が走る風景が絵葉書のよう。
走る!走る!……ああ、電車のように日々の暮らしが流れ去っているんだ!
三浦友和さんも停年を迎える歳の役を演じる歳になったんだ…彼の若い時は
私の中ではイケ面の代名詞だったのに。(映画スターといえど、今みたいに
イケ面がうじゃうじゃいる時代じゃなかった)
主人公の徹の性格は現実の友和さんとそう違ってはいないかな、と思えるので、
リアリティが感じられた。
何十年も夫婦でいても、お互いの気持ちが分かり合えているわけではない。
小さな衝突はままあるけれど、あまり突き詰めて考えたことなかったなあ。
こまごまと忙しい日々の生活に流されていたし、ナマケモノの私は夫がリタイヤー
した後の私自身の生き方なんて具体的に考えていないし…。
停年の日のラストランはステキだった。35年間無事故の模範運転士ならでは
なんでしょうね。ちょっとうるうる。友和さんの表情の演技もよかった!
男の人はいいなあ、なんて思ってしまいました。主婦に停年なんてないし
拍手で送ってもらえる花道もないし、何よりお疲れ様でした、って誰も言って
くれないし(もっとも近年は定年退職まで勤め上げて、花束を抱えて会社を
去る女性もいますけどネ)
副題の「愛を伝えられない大人たちへ」はちょっと違うと思う。あえて言うので
あれば、「愛を伝えるのが下手な大人たちへ」じゃないかな。
切れかけた夫婦の絆を結びなおす方法が、エッ! アア~そういうことなんだあ、
とじんわり暖かい気分になった、いい映画でした。若い人には実感がない分
解らない感情もあるかも。
テーマは「夫婦の絆」だそうです。観客は熟年(ちょっと過ぎ)の夫婦がほとんど。
富山県の富山地方鉄道が舞台、真っ白な立山連峰を背景に走る2両の電車が美しい。
西武鉄道のレッドアロー号が今ここを走っているなんて知らなかった。
桜吹雪の中を、チューリップ畑の前を、海辺の町を、電車が走る風景が絵葉書のよう。
走る!走る!……ああ、電車のように日々の暮らしが流れ去っているんだ!
三浦友和さんも停年を迎える歳の役を演じる歳になったんだ…彼の若い時は
私の中ではイケ面の代名詞だったのに。(映画スターといえど、今みたいに
イケ面がうじゃうじゃいる時代じゃなかった)
主人公の徹の性格は現実の友和さんとそう違ってはいないかな、と思えるので、
リアリティが感じられた。
何十年も夫婦でいても、お互いの気持ちが分かり合えているわけではない。
小さな衝突はままあるけれど、あまり突き詰めて考えたことなかったなあ。
こまごまと忙しい日々の生活に流されていたし、ナマケモノの私は夫がリタイヤー
した後の私自身の生き方なんて具体的に考えていないし…。
停年の日のラストランはステキだった。35年間無事故の模範運転士ならでは
なんでしょうね。ちょっとうるうる。友和さんの表情の演技もよかった!
男の人はいいなあ、なんて思ってしまいました。主婦に停年なんてないし
拍手で送ってもらえる花道もないし、何よりお疲れ様でした、って誰も言って
くれないし(もっとも近年は定年退職まで勤め上げて、花束を抱えて会社を
去る女性もいますけどネ)
副題の「愛を伝えられない大人たちへ」はちょっと違うと思う。あえて言うので
あれば、「愛を伝えるのが下手な大人たちへ」じゃないかな。
切れかけた夫婦の絆を結びなおす方法が、エッ! アア~そういうことなんだあ、
とじんわり暖かい気分になった、いい映画でした。若い人には実感がない分
解らない感情もあるかも。
やっぱり絆(というほどオーバーじゃなくても)を改めて考えてしまいました。
今の若い人たちはそうじゃないかもしれないけれど、
私達世代以上はほとんどの人が愛を伝えるのが下手なのでは?
早々とコメント下さってありがとうございました。
その後、ちょっと蛇足(ひがみ)を付けたしました。
友和さん・・・適役みたいで・・・。
今年は「絆」が、おおはやり。夫婦・家族・・・すべて見直すチャンスですね。
「愛を伝えるのが下手な大人たちへ」・・・私もそのうちの一人です・・・なんちゃって!!